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【ペットへの価値観】結婚相手とペットのことで衝突しない&嫌にならないための5箇条


離婚原因が「価値観の違い」とはよく聞きます。もう少し具体的に言うなら「相手の価値観を理解しようとしなかった」ということが一番大きいのでしょう。

価値観を理解するというのは、完全一致とまではいかなくても【できるだけ近づけていこう】と努力することがまず思い付く対処法です。

そして【自分とは全く違うけど、彼(彼女)はそういう風に考えているんだね】というように、2人の違いを受け入れることも理解のひとつと言えます。

では、ペットに対する価値観は「近づけなくてはいけないものか、それとも違いを受け入れるもの?」と聞かれたらどちらを選択するでしょうか。

ここでは、既にペットを飼っていて結婚後も変わらず一緒に暮らしていきたいと考えている人、動物嫌いな恋人とケンカが絶えなくて困っている人に向けてお話します。

結婚を視野に入れてお付き合いしているなら、できるだけ早く向き合わなくてはいけない問題です。

ペットに対する価値観が違うとこんな問題が起こります

ペットへの価値観が違うと、ペットを家に迎え入れることが困難になります。一緒に暮らしていく以上、パートナーに全く影響させずにペットと暮らすことは無理です。

ペットへの価値観が違う2人が同棲・結婚すると夫婦喧嘩が頻繁に起こるでしょう。そしてこのような問題が浮き彫りになります。

なき声・ニオイ・汚れなどの問題

たとえば犬嫌いな人の場合、犬が部屋の中でくつろいでいるだけで「汚い」と思う可能性はあります。ちょっと吠えただけでも反応しますし、独特なニオイにストレスを感じることも。

ハムスターのように基本ケージの中で生活する子でもニオイは少なからず出てきます。

こうした動物が放つ何かによって、衝突することは避けられません。特に衛生面はデリケートな問題です。

エサ代・ペットシーツ・サプリメント・医療費などお金の問題

ペットを飼うには当然お金がかかります。中にはこのお金の問題でペットを飼うことを反対する人もいます。エサ代やペットシーツといった必要最低限のアイテムなら受け入れられる人も多いでしょうが、ペットを飼う時に考えなくていけないのが健康管理です。

シニアといわれる年齢に差し掛かると、飲んでおいたほうがいいサプリメントがありますし、必然的に動物病院へ行く機会が増えます。ペットを飼うことに積極的ではない人にとっては、こうしたサプリや医療費の負担はものすごく大きく感じるものです。

特に医療費は診察してもらって、2週間分のお薬を処方されただけで1万円超えなんて珍しくありませんから・・・。

お散歩・外出・エアコンなど生活スタイルの問題

ペットをお留守番させていると、ちゃんとご飯食べているかな、暑く(寒く)ないかな、寂しがっていないかな・・・と、デートにも集中できないくらい気になってしまうことがあります。

ペットに理解がない恋人に、泊りがけの旅行はペットも同伴じゃないと行きたくないとか、長時間お留守番させることはできないと伝えても、「だから飼うのは嫌だったんだ!」とペットへの嫌悪感が増してしまうかもしれません。

また、犬のように毎日のお散歩が欠かせない動物の場合は、お天気やその季節の気候を見ながら連れ出してあげなくてはいけません。いつも飼い主であるあなたが連れていければいいのですが、仕事や体調などで代わりにお願いしたい日もたまにあると思います。

ですが、ペットへの理解がないと「一日くらい散歩をしなくても生きていける」「散歩なんて面倒だ」と断られてしまう可能性があります。

この他にも、人は誰もいなくてもペットのためにエアコンは一日中稼動させなくてはいけないといったことも、ペット反対派からすると理解できないことのひとつになるでしょう。

写真や動画・思い出に興味を持ってもらえない問題

ペットが面白い格好で熟睡していたら、大急ぎでカメラを回しますよね。YouTubeにも面白可愛いペットの動画が無数にアップされています。

まるで笑っているようにしか見えない表情や、甘えてくる表情、リラックスして寝転んでいる表情など、スマホのデータはペットの写真や動画だらけになるものです。

こうしたかけがえのない思い出は、恋人と共有できたらいいなと思いますよね。ですが、残念ながら大して興味を持ってもらえないかもしれません。

すごく可愛く撮れたのにチラッと見て何の感想もなしとか・・・寂しすぎます。ですが、全く興味が持てない人だっているのです。

ペットに対する価値観の違いを埋めるためにやって欲しいこと5個

1.好き・かわいいを押し付けない

動物好きの人がよくやってしまう失敗として、好きや可愛いを押し付けてしまうことが挙げられます。あなたにとっては可愛くて仕方がない存在でも、相手はそうでもなかったり、興味すら持てなかったりするのは普通にあります。

ですが、そうした違いを感じると悲しみや怒りが湧いてくるものなんですよね。特に女性は共有したい気持ちが強い傾向がありますので、つい”好き”を押し付けがちなんです。

もしも悲しみや怒りのままに感情をぶつけてしまったら、あなたとパートナーの間に溝ができるのは間違いありません。

価値観の違いを埋めたいのなら、動物が好きなあなたが正しいかのような振る舞いは封印して。「カワイイね!」と同意を求めるのではなく「カワイイなぁ♪」と自分の気持ちを相手に伝えるに留めておきましょう。

2.少しずつ動物と触れ合う機会をつくる

いきなりペットを飼おう!と訴えてもケンカにしかなりません。もどかしいでしょうが、価値観の違いは少しずつ埋めていく以外の方法はないと心得て気長に待ちましょう。

この時におすすめなのが、短い時間でも動物と触れ合う時間を作ることです。ホームセンターへ行った時にペットコーナーへちょっとだけ寄ってもらうというのは、ハードルとしては低いと思います。

目的は他(ホームセンター)にあるので連れていきやすいですし、どうせ数分で済むことだから・・・とペットコーナー散策を了承してくれる可能性は高いですから。

ペットコーナーをウロウロしてみて、パートナーがちょっとでも興味を持っているような素振りを見せたら、立ち止まって一緒に楽しんでください。

あなたは犬が飼いたくても、相手はハリネズミに釘付け・・・ということもあるでしょうが、ここは犬かどうかではなく、生き物に興味を持ってくれれば何でもOKという気持ちで接したほうが上手くいきます。

ホームセンターのペットコーナーに慣れてきたら、もっとたくさんの種類がいるペットショップ散策を提案してみる、友達のペットと触れ合う機会を作る、ドッグカフェなど動物と密に触れ合えるデートスポットへ誘ってみるなど、パートナーの様子を見ながら少しずつハードルを上げていきましょう。

少しずつ触れ合う機会を増やすというのは、ものすごく効果があります。

大型犬は無理だけど小型犬なら可愛く思えてきたとか、ハムスターをねずみとしか認識できなかったのに給水器から水を飲んでいる姿にキュンときたとか、そういう変化が見られてきたらかなりいい感じです。

3.譲れる部分を探す

ペットとの接し方や距離感については、あなたが譲ってあげなくてはいけない部分もあると思います。

たとえば・・・
・ペットを触ったら必ず手を洗う
・ご飯は同じテーブルで食べない
・寝室には入れない
・ペットに関する出費は予め上限金額を決めておく(上限を超える場合は要相談)
・2人だけの時間も大切にする
・ペットが過ごす場所を限定する など

ペットへの価値観が違う2人がペットを飼うというのは、どうしたってペットを飼う気がない側が合わせなくてはいけない部分が多くなります。

だからこそ、受け入れてもらう側のあなたができることも積極的に探していくことが大切です。

4.お試しでしばらく一緒に暮らしてみる

既にあなたがペットを飼っているなら、短期間でもいいので一緒に暮らしてみてペットのいる生活をパートナーに体験してもらうのもおすすめです。

ペットは癒しや幸せを与えてくれる存在でもあり、生き物ですからお世話しなくてはいけない部分もあります。ペットへの理解が薄いパートナーにとってはこのお世話する部分が面倒くさく思えてしまうでしょうから、その辺の説明やフォローはしっかりやっていきましょう。

もちろんかわいいポイントや解説も忘れてはいけません。たとえば犬や猫なら肉球の触り心地はぜひ堪能してもらいたいですよね。

一緒に暮らすとペットのいる生活が具体的に想像できるようになってきますし、ペットに対する愛着も湧いてくる可能性が広がります。

5.アレルギーやトラウマといった問題には最大限配慮する

猫アレルギーの恋人に猫を飼おうと提案するのは酷な話ですよね。動物によるアレルギー症状というのは、たとえばこんなものがあります。

・目の痒みや腫れ、涙が止まらない
・鼻水が出てくる、くしゃみがでる
・喉の痛み、咳がでる
・皮膚がかゆくなる、赤くなる など

症状の程度は個人差がありますし、たとえ症状が軽いからといっても飼うという選択肢は安易に選べません。アレルギーの疑いがある場合は、まずはしっかり検査を受けること、そして医師に相談してから今後のことは決めていきましょう。症状によっては注意点を守っていけば、快適に暮らしていける可能性があるかもしれません。

それから、幼少期に犬に追いかけられたことがトラウマとなって大人になっても恐怖を感じる人もいます。この場合、犬種は問わず犬であるだけで恐怖感を抱いていることも多いですから、最大限の配慮が必要です。軽く受け止めず、まずは話を聞いてあげてください。

パートナーが、アレルギーやトラウマの問題を抱えている場合は、ペットとの生活を諦めることも覚悟しなくてはいけません。

その時は里親探しのボランティアに参加したり、動物と関わる仕事に就くなど、違う形で動物とのふれあうことを検討してみてはどうでしょうか。

まとめ

ペットに対する価値観が近づいて、パートナーもペットを飼いたい派に転身できたら一気に夢が広がります。

ペットとくつろぐ毎日を想像するとウキウキしますよね。結婚式を挙げるならペット同伴OKなレストランやホテル、ペットとの演出に力を入れている挙式プランを選ぶと一生の思い出がより深く刻まれそうです。

そうした夢へと向かうには、まずはパートナーの現状を知ること、そしてゆっくり少しずつ価値観を近づけていくことを心がけていきましょう。きっと理解し合える部分は見つかるはず。

いつか家族の一員としてペットを迎え入れる日が訪れるといいですね。


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