人工知能がマッチさせる新出会い系アプリ「メグリー」の魅力
出会い系アプリはまさに戦国時代の様相を呈しています。
「ペアーズ」や「Omiai」といった先行組に追従する形で大手が参入、サイバーエージェントが「タップル誕生」を作ればリクルートグループが「ゼクシィ恋結び」や「Matchbook」を運営するなど乱立しており、ユーザーはどの出会い系アプリを使えば本当に出会えるのか迷うところですね。
やや飽和状態気味ですが、そこに業界初となる「人工知能(AI)」の導入をセールスポイントとした新しい出会い系アプリ「メグリー」が登場しました。
運営しているのはメディア事業で有名な資本金約89億円を誇るゲオホールディングスのグループ会社、ゲオネットワークスです。
大手の出会い系アプリは安心できるシステムを持っていますが、必ず出会えるとは限りません。
そこで今回は「人工知能がマッチさせる新出会い系アプリ「メグリー」の魅力」と題して、「メグリー」の使い方からAIがどのような働きをするのか、さらに出会える可能性までを解説します。
目次
後発ながら新機能で差異化を図る「メグリー」の特徴
後発組は先発組を類似できるメリットがある反面、先発組にはない特徴を打ち出す必要があります。
出会い系アプリでも「メグリー」は先発組のスマホに特化した操作性を踏襲しており、これまで出会い系をアプリを利用した人であればまったく違和感なく、また初めての人でも簡単に使える仕組みになっています。
操作性や出会えるまでのステップに目新しさはありませんが、「メグリー」には他の出会い系アプリにはないAIによるマッチングという特徴があります。
最近、何かと話題のAIも出会い系まで利用されるに至ったのか、という感があり、今後は恋人選びもAIに任せるのかと思うとやや寒くなる気分を拭えませんが、「メグリー」がAIと呼んでいるのはデータベース管理システムで、AIが結婚相談所のオバちゃんみたいに勝手に選ぶわけではないのでご安心を。
まずは「メグリー」の利用方法から説明します。
料金体系や操作性はほぼ他の出会い系アプリと同じ
アプリの正式名称は「メグリー -Megry- 人工知能で恋活・婚活!出会い系アプリ無料」で、iOS、Androidの両方に対応しています。ダウンロードと一部の機能は確かに無料ですが、マッチングに必要な「キニナル」を送る場合は他の出会い系アプリと同じように課金が必要です。
「キニナル」とは気に入った相手に送る最初のメッセージで、相手も自分のことを気に入った場合は「キニナルありがとう」を返してくれることでマッチングが成立するわけですね。他の出会い系アプリでは「いいね!」とか「Like」などが使われていますが、基本的には同じです。
男性の月額料金は以下のようになっています。
3ヶ月プラン:3,200円(一括9,600円)
6ヶ月プラン:2,800円(一括16,800円)
12ヶ月プラン:2,067円(一括24,800円)
クレジットカード、AppleStore、GooglePlayで決済できますが料金は変わりません。この月額料金で毎月45回の「キニナル」を送信できるポイントが付加されます。45人以上に「キニナル」を送って、さらに「キニナル」を送る場合は課金しなければなりません。
ポイント購入料金は60ポイント600円から1000ポイント8,400円までありますが、1回の「キニナル」が10ポイントなので計画的に利用してください。
他の出会い系アプリにはない「電話帳ブロック機能」
登録方法は他の出会い系アプリと同じくFacebook経由が一般的ですが、年齢認証と電話番号登録が必要です。ただしGEO IDを持っていると年齢認証の手間を省くことができます。これはゲオグループが運営していることのメリットのひとつですね。
電話番号登録は本人確認だけでなく電話帳ブロック機能に応用されています。これは自分のスマホに登録している電話帳の相手が「メグリー」の会員だった場合、マッチングを避けることができる機能です。
Facebook登録の出会い系アプリでは「友達」をブロックする機能はついていますが、Facebookを活用せずに登録している人もいないわけではありません。電話帳ブロックは現在、「メグリー」だけの機能なので、他の出会い系アプリよりもさらに知り合いと会いたくないという人には嬉しい機能といえます。
後発組の出会い系アプリだからこそチャンスが生まれる!
「メグリー」の最大のセールスポイントとなっているのがAIが自分に最適の人を選んでくれるシステム。
コンテンツ内でとくにAIを活用した項目があるわけではありませんが、毎日AIがオススメの4人を紹介してくれ、それらの人に「キニナル」を送っても料金が発生しないというのが、これまでの出会い系アプリにないメリットです。
このマッチングに関して、どのようなアルゴリズムが組まれているのか「メグリー」側は発表していませんが、プロフィール項目が詳細に渡っているので、これらの組み合わせで最適と思われる相手を自動的に選別するシステムと予想できます。
出会い系アプリはスピーディな展開だけに相手を探している時間と「キニナル」ポイント消費がもったいない、と考えている人に向いているシステムといえます。
AIオススメのマッチングを利用して費用を節約する
「メグリー」の公式発表によると会員数は約50万人、マッチング数の延べ組数は200万組となっており、男女比率や地域構成は発表されていません。出会い系アプリでは一般的に登録者数内の1/10〜1/15がアクティブユーザーと言われているので、「メグリー」で恋活や友達探しをしている人数は約5万人弱ということになります。
この登録人数は先発組の出会い系アプリに比べるとかなり少ないですね。
普通に考えれば会員数が少ない出会い系アプリはそれでだけで出会いのチャンスが減ると考えてしまいますが、「メグリー」はそのチャンスをAIで広げてくれます。
アクティブユーザーの多い出会い系アプリは選択肢が広がるものの、その分、自分に最適と思われる相手を探す手間がかかります。毎日、AIが自分と相性のいい人を選んでくれればその手間が省けると同時に「キニナルありがとう」が返ってくる確率が高くなるわけです。
AIから毎日4人紹介され、それらの人すべてに「キニナル」を送れば月間で120人、ポイント換算では1200ポイント消費に値するので上手に利用すれば月額料金だけで出会える相手を見つけることが可能です。
登録会員数が少ないのはけっしてデメリットではない
アクティブユーザーが少ないことはもうひとつのメリットを生み出します。会員数の多い出会い系アプリには若くて可愛い女性が多く在籍する反面、イケメン男性も当然のごとく多く登録しています。
出会い系アプリはプロフィール写真の第一印象が選別の大きな要素となるだけにライバルが多ければそれだけ出会いのチャンスも減ってしまいます。
その点、「メグリー」であればライバルの存在が少ないため、自分撮りに自信はないけれど「性格イケメン」というタイプであれば出会える確率が多くなるわけです。毎日ログインするほど検索で上位表示されることも登録人数が少ないことによる恩恵ですね。
なお、「メグリー」はレンタルショップのゲオや公式サイトに広告を出していることから、音楽や映画、アニメ好きな人が多く登録しています。「キニナルありがとう」が返ってきてマッチング成功したら、これらのジャンルから話題を切り出してみるのも攻略法のひとつです。
従量制で費用を抑えたい人は老舗出会い系サイトの利用がオススメ
次々と出会い系アプリが登場してくると、そこに新しい出会いがあるのではないかと考えて登録してしまう気持ちは分かりますが、出会い系アプリにいくつも登録すれば当然、課金がかさみます。その費用を出会った相手に使う方がお金の使い道としては有効な面もあります。
出会い系アプリは月額制ですが、老舗出会い系サイトは利用した分を支払う従量制なのでピンポイントで攻めれば出会い系アプリよりもずっと少なく済みます。プロフィールを見るのは10円、掲示板を見るのも10円、メールを送るのは50円と安く、しかも前払い制なので使いすぎる心配もありません。YYCやワクワクメールといった他の老舗出会い系サイトもほぼ、同じ料金形態となっています。
出会い系アプリのスピーディな展開ではどうしても出会いのチャンスが少なく費用がかさむと思っている人は老舗出会い系サイトの利用をオススメします。とくに「メールのやり取りで本領発揮できる!」と自負しているならば、出会い系アプリより老舗出会い系サイトです。
まとめ
以上、「人工知能がマッチさせる新出会い系アプリ「メグリー」の魅力」でした。
ゲオグループが出会い系アプリを運営するのは「メグリー」が初めてではなく、2015年から「kanokare」という出会い系アプリを運営していました。「キニナル」機能を搭載していたなど現在と構成はそれほど変わりませんが、会員数が少ないという不評が多かったことから利用者が激減したという経緯を持っています。
一般的には会員数が少なければ利益収入が減るのでそのまま撤退となるのですが、ゲオグループは「kanokare」をリニューアル、さらにAIによるマッチングという新機能を追加して先行組に対抗してきました。
ゲオグループの本気度が感じられます。
現段階では先行組ほど会員数は多くありませんが、ゲオのレンタルショップなどで広告を出していることもあって会員数の増加は十分に予想できます。新規登録者には素早い対応をすることで出会いのチャンスが広がるので、会員数がそれほど多くない今が「メグリー」に登録する旬の時期といえます。
それでは素敵な出会い系ライフを〜。