「出会い系アプリ「ひまトーーク」って安全なの?」
出会い系アプリはインターネット異性紹介事業の届出を運営会社または個人の住所を管轄に置く警察署に行わなければなりません。
しかし出会い系アプリの中にはこの届出を怠って堂々と運営しているところもあります。
インターネット異性紹介事業には細かな規約があり、その中には利用者の年齢証明提出が含まれています。これらの細かい規約を遵守することができない業者は、出会い系と謳いながらも利用規約に利用者の禁止事項として「異性との出会いを禁ずる」という一文を入れ、法的には出会い系ではないことを示しているのです。
まさに詐欺まがいですが、こういった出会い系を装うアプリには危険がいっぱい潜んでいます。
その代表例が「ひまトーーク」。
これまでに強盗傷害、児童売春、殺人の3つの事件が起きています。
そこで今回は「出会い系アプリ「ひまトーーク」って安全なの?」と題し、「ひまトーーク」とそれに類似する詐欺まがいの出会い系アプリの安全性を検証します。
目次
年齢証明が不必要である出会い系アプリに潜む危険とは?
インターネット異性紹介事業の届出を行なっている出会い系アプリの多くの運営会社は最近、利用者の入会をFaceBook経由にしています。この制度を使うことによって年齢証明の提出と業者の入会制限を行なっています。
FaceBook経由でない場合は身分証明書の発行機関と発行番号、本人の年齢がわかる画像を送らなければなりません(それ以外は黒く塗りつぶしても構わない)。
インターネット異性紹介事業の届出を行なっていない出会い系まがいのアプリはこれら一連の証明が要らないので完全匿名、未成年者でも利用できてしまうのです。
これが犯罪を引き起こすきっかけとなりました。
また「ひまトーーク」はメッセージ内にLINEやカカオトークのIDを記入できることも犯罪に繋がる要因でした。
「ひまトーーク」を使っていた未成年の悲しい事件
「ひまトーーク」関連の事件でもっとも話題に上がったのが2013年8月に起きた三重の中3殺害事件。
当時、中学3年生だった女子が三重県朝日町の空き地で遺体で発見されましたが、女子は「ひまトーーク」の利用者で交際範囲が広かったために犯人の特定が難しく。三重県警は捜査途中、情報提供者に懸賞金を設けたほど捜査は難航しました。
結局、女子を殺害したのは近所に住む当時高校3年生の男子とわかり、「強制わいせつ致死罪・窃盗罪」の罪で懲役5年以上9年以下の判決が下りました。
「ひまトーーク」が直接関与しているわけではありませんが、女子は「ひまトーーク」を頻繁に利用、知り合った男性とすぐに外泊するなど交友関係はかなり乱れていたということです。この女子と関係を持った男性、かなりビビったことでしょう。
「ひまトーーク」の掲示板を使って中学生3人と淫行した男は2年後に捕まった
「ひまトーーク」のもうひとつの代表的な事件は2015年4月に起きた児童売春事件です。
足立区の会社員(当時32歳)は「ひまトーーク」の掲示板に「1人2万円。4P」という投稿を見つけ、さっそく応募、待ち合わせ場所へ車で行った会社員は約束通りに来た3人の女性を乗せてラブホテルに行きました。
この時、3人の年齢確認をしたところ、女性たちは正直に中学生であることを明かしたのに会社員は逆に喜び、翌日の朝まで4Pを楽しんでしまいました。
この事件、じつは2013年のことで2年後に発覚したのは当時中学生だった相手が高校生になっても売春を続け、それが発覚して補導、過去の売春経歴を調べたことがきっかけです。
会社員の未成年時代は酔っ払いの介抱詐欺で少年院に、社会人になってからも振り込め詐欺で捕まるなど懲りない人で、しかもロリコン趣味があったというから自業自得の部分もありますが、怖いのは中学生ですでに4Pやっちゃう女子。今、どのような人生を送っているのか他人事ながら気になります。
「ひまトーーク」関連の事件はこれら以外にも男性が女性と偽って待ち合わせ、暴行を加えて金品を強奪するなどの事件が発生しました。
「ひまトーーク」が出会い系アプリとしてまったく使えない理由
「ひまトーーク」、登場当時は厳密に言うと出会い系アプリではなくLINE ID交換掲示板でした。掲示板に自分のLINEやカカオ、Skypeといった無料チャットアプリのIDを掲載、気に入った相手を見つけてあくまで「トーク」することを目的として開発されていました。
ID交換と会話の場を提供しているだけなので出会い系の規制外になり、未成年でも利用できたことが犯罪につながったと言えます。
ID交換掲示板は中3殺人事件が起きた当時、かなり隆盛で「ひまトーーク」だけでなく「カカオなう!」とか「ひまなう!」など類似アプリが数多くありました。
事件性を重く見たLINEやその他の無料チャットアプリはID交換掲示板で使用できないように制限したことから、ID交換掲示板はすぐに衰退、「ひまトーーク」も現在はサクラと業者の溜まり場になっています。
「ひまトーークα」が完全無料というカラクリ
「ひまトーーク」が登場した頃、まだLINEや他の無料チャットアプリを不特定の相手に晒す危険性を未成年が理解していないこともあり、確かにお小遣い欲しさや彼氏がいない未成年女子と会うことができました。
しかし現在の「ひまトーーク」に登録している素人女性はいません。
名称も変わって「ひまトーークα!-完全無料の出会い友達募集掲示板アプリ!-」となっています。また、なぜかLINE ID交換できるようになっています。
ただし「ひまトーークα」はApp Storeでしかダウンロードできません。つまりAndroidスマホでは使えずiPhoneのみとなります。相変わらずApp Storeは出会い系に甘い体質です。
名前の通り、完全無料なので詐欺まがいの出会い系アプリのようにダウンロード後に入会登録したからと言っていきなり女性から大量のメールが来ることもありません。
では、この「ひまトーークα」、何で収入を得ているのでしょう?
その答えは登録画面を終えたところですぐにわかります。
現在もけっして安全とは言えない「ひまトーークα」
「ひまトーークα」の収入源は広告です。
プロフィール検索の段階からシミュレーションRPGや出会い系、アダルトコミックや動画など、とにかく広告のオンパレードで、中には画面の半分近くを広告が占める時もあります。
たとえ広告のオンパレードでも無料で出会えれば我慢もできますが、LINE IDで検索して出てくる女性がほとんど業者か円目的では利用価値がまったくありません(実際に私が使いましたが、すべての女性と連絡をとったわけではないので、一応、ほとんどと言っておきます)。
使い方はとてもシンプルで、掲示板に投稿している女性の地域や年齢を絞ると検索結果のLINE IDが出てくるので、今度はLINEでそのIDを探し、連絡するだけです。
私が連絡をとった1人、ゆか(21歳)は、こっちの挨拶も適当に流したと思ったらいきなり「絡む前に無料アプリ、ダウンロードして!登録する必要ないから!」との返事。つまり彼女はそのアプリが自分経由でダウンロードされるとお小遣いが入るということです。もちろん、その後も話は発展せず、一方的に打ち切られたり、他の出会い系サイトへ誘導されたり、というケースばかりでした。
また明らかに未成年と思われる女子の円目的の投稿も目立ちます。
この女子が男性のなりすましとも限りませんし、また実際に女子だとしても前述したように児童売春で逮捕されることもあります。
そう考えると、「ひまトーークα」は以前と変わらず、けっして安心できる出会い系アプリとはいえない、そう断言できます。
老舗出会い系サイトなら安全に利用できる!
時々、危険な匂いに誘われて自ら行動を起こす人もいますが、そういった人は必ず一度は大怪我をします。ネットで出会いを探すなら、危険を犯さなくても安全に、確実に出会えるサイトを利用してください。
運営実績が10年以上ある老舗出会い系サイトは、LINE ID掲示板の出会い系アプリが出回った時も変わらぬ人気を集めていました。たとえLINEやカカオといった無料チャットアプリが流行っても、そのIDを晒すことの危険性を理解していた大人が利用していたからですね。
ちなみに老舗出会い系サイトはすべてインターネット異性紹介事業の届出を行なっているので、年齢証明の提出が必要ですし、運営会社は警察当局から目をつけられると営業停止処分が待っているので掲示板のチェックなどを怠りません。
つまり他の詐欺まがい出会い系アプリへ誘導する業者や円目的の女性は入り込む余地がないということです。
これは出会い系初心者が多いYYCでも大人の女性が多く登録しているPCMAXも変わりありません。
これら老舗出会い系サイトを利用して、安心の出会いを実現してください。
個人的に一番会いやすくておすすめなのは「PCMAX」
このサイトは10年以上前から運営してるんですけど、出会い系サイトとしては大手だし、女性雑誌に広告もたくさん出してるんですよね。
それが女性ユーザーを安心させているのか、女性の登録数が多い感じがします。(※現在の会員数は男女合わせて1000万人)
通常、男性ユーザーからアプローチしてやりとりしていく形ですが、PCMAXの場合は女性からのアプローチがそれなりに来るので入れ喰い状態になることも。
(※↑こちらから登録すると最大100PT=1,000円分の無料ポイントが貰えます。)
まとめ
以上、「出会い系アプリ「ひまトーーク」って安全なの?」でした。
三重の中3殺害事件からわずか4年余りしか経っていないのに、当事者以外はすでに事件が風化しているように思われます。当時は出会い系サイト、出会い系アプリというだけで毛嫌いされていましたが、今はリクルートなど社会的に認知されている大手までが出会い系アプリに参入しています。
出会い系が社会的に再認知された証でもありますが、だからといってすべての出会い系サイトや出会い系アプリが安全というわけではないし、実際に出会えるわけでもありません。
出会い系の利用はあくまで自己責任。
課金をむしり取られるくらいならまだいいですが、傷害事件や逮捕されたら社会的地位まで低下することになります。
出会い系サイトや出会い系アプリを利用する場合は必ず事前に運営会社や利用規約を調べ、安全であることを確認してください。
それでは素敵な出会い系ライフを〜。