何かと評判の悪い出会い系アプリ「マッチ」をぶった斬る!
出会い系アプリはスマホ世代に取って手軽に扱えるコミュニケーションツールとしてすっかり定着した感があります。
私自身、リクルートが運営しているMatchbookを利用して女性と楽しい時間を過ごした経験があり、使い方次第では出会いを実現できるツールとして認めています。
リクルートといえば、一応社会的に認知されている企業なので誰でも安心して出会い系アプリを利用できますが、中には出会い系アプリと名前をつけていながらまったく出会える可能性がないアプリも多数存在しています。
それらはすべて登録してある女性がサクラで、高い課金を使わせるためだけに存在している悪徳出会い系アプリです。
そのひとつが「出会い無料の【マッチ】おとな用ちゃっとsnsあぷり!」。
そこで今回は「何かと評判の悪い出会い系アプリ「マッチ」をぶった斬る!」と題し、悪徳アプリのマッチを徹底解剖します。
目次
出会い系アプリ「マッチ」とは?
「マッチ」はiPhone専用の出会い系アプリです。
以前、同じくiPhone専用の出会い系アプリで「出会いの【EDGE】はオトナのアプリ」がありましたが、これがクレームにより削除されました。しかし「マッチ」はほとんど同じデザイン、同じシステム、同じ運営会社となっています。
App Storeは最初の審査が厳しいと評判ですが、運営会社はその抜け道的方法を明らかに知っており、この部分でも悪質といえます。
削除されてはデザインの一部を変えて再び出会い系アプリとしてアップロードしているのは「マッチ」だけではありません。
また、この手の出会い系アプリはキャッチコピーに「出会い」と入れているけれど、必ず利用規約には「出会い禁止」を謳っているのが常道です。
悪質には違いありませんが、利用規約も読まずに利用し、あとで悪質と嘆いても投資したお金は戻りません。この手の出会い系アプリは利用せず、安心できる出会い系アプリを使って自分自身で被害に遭わないようにすることが大切です。
会員登録するとありえない内容のメッセージがいきなり大量に!
「マッチ」がどのように悪質なのか、とにかく使ってみないことにはわかりません。ダウンロードは無料なので、とりあえず私がダウンロードし、最低の課金120G(「マッチ」ではアプリ内通貨としてGを使用しており、120Gで1,200円となります)だけ購入しました。
ダウンロード後、簡単なプロフィールを入力するだけで利用可能となります。
この時点で早くも出会い系アプリとしての資格を喪失しています。
出会い系はアプリやPC専用サイトに限らず、すべてインターネット異性紹介事業の届けを地元警察署に出さなければならず、その認証を得るためには利用者の年齢確認が義務付けられています。
PCMAXやYYCといった老舗出会い系サイトはもちろん、出会い系アプリでは最大の利用者数を誇るPairsやリクルートが運営しているMatchbookなどもインターネット異性紹介事業の届出を行なっているからこそ、年齢確認のためにFaceBook経由による会員登録やクレジットカードの登録、あるいは身分証明書の提出を求めているのです。
つまり年齢確認もせずに利用できる段階で、その出会い系アプリは出会いをするためのアプリではないわけですね。
料金体系はメッセージ送付だけというカラクリ
「マッチ」の料金システムはとてもシンプルです。課金されるのはメッセージ送信だけ。プロフィール閲覧や近所の女性を探せるGPS機能などもありますが、これらには課金されません。
ただし、メッセージ送信だけで25G、つまり250円かかります。PCMAXやYYCが50円であることを考えるとかなり割高ですね。もちろん、たとえ250円でも相手がすぐに見つかればけっして高くないでしょう。
相手の候補者は入会と同時に山のようなメッセージが届くのでプロフィール閲覧する暇もなく現れます。すべて可愛い女の子の自画像付きなので、出会い系アプリ未経験者にはちょっと嬉しい部分もあるはずです。
しかし、そのメッセージはとても顔とは似つかないほど下品。
・本日中にセックスしたいので私と絡んで!
・知らない人とセックスするのってすごく興奮する!だから私にメッセージちょうだい?
などなど。
もちろんこれと同じ類のメッセージが次々と舞い込んでくるので、削除するだけでもかなり時間がかかります。確かに暇つぶしであればそこそこ、退屈しないで済みます。
「マッチ」が悪質アプリである理由
出会い系サイトやアプリで実際に前述したような女性がいたら怖くて引いてしまうのが普通の男性の感覚です。
そんな簡単にセックスするような女性であれば性病の心配が真っ先にありますし、次に怖いオニイサン達がバックにいて金品をむしり取られる美人局の可能性も否定できません。
PCMAXやYYC、ワクワクメールなど老舗出会い系サイトに登録してもこのようなアブない内容のメールが届くことは一切ないし、出会い系アプリのPairsやMatchbookでも聞いたことがありません。
実際、こんなメッセージを送ってくる女性は存在しません。
つまり在籍している女性はすべてサクラということです。
サクラからメッセージが送られてきた段階では課金が一切発生していないので、退会もせずアプリを削除してしまえば被害に遭うこともありません。
しかし、ちょっとでもスケベ心を出して、本当にエッチできるんじゃないか?と思ってメッセージを送り返すと課金をむしり取られるだけの結果になるのがオチです。
いかにして課金を食いつぶすかという返信
せっかく120G分の課金をしているのでメッセージを返してみました。
「今日は暇だから会えるけれど、ここでやりとりするとお金が続かないからLINEにしない?」という内容でLINE IDを掲載します。
すると相手の女性からは「会ってくれるのは嬉しいけれど、もうちょっと貴方のことを知りたいからプロフィールを教えて?」とか「男性って有料なんだ?じゃあ会う場所とか時間、ここで決めちゃおうよ!」など、LINEに返事が来るどころか課金をいかにして消費させるか、という内容のメッセージが返ってきます。
かくして、20G残したまま、たった4通のメッセージを送っただけで課金は消え、アプリは削除される結果になりました。
この結果は予め予想されていたことなのでムダになったわけではありませんが、暇つぶしにしてはかなり高く、しかも金額の代償がまったく得られない結果といえます。
運営会社はこれまでにも出会い系を装ったアプリをリリース
運営しているのはRIO Incというサイトコンテンツやアプリを制作している会社で、一応、現在も公式サイトは存在していますが、最新ニュースが2013年6月でストップしているので活動状況がまったく見えません。
このRIOという会社、前述した「EDGE」だけでなく「ダレログ」といったサクラだらけの出会い系を装ったアプリなどもリリースしており、悪徳な匂いがプンプンしています。
なぜ、このような出会い系を装ったアプリがApp Storeで堂々とまかり通るのか不思議ですが、注意事項には以下のように書かれています。
・当アプリは異性との出会い・交際パートナーを斡旋するものではございません。当アプリの規約に違反したユーザー及び投稿は削除します。
・当アプリは「異性紹介事業」ではありません。このため関連規制法は適用されません。
とも書かれている一方で、【コンテンツ監視に関して】では以下のように書いています。
つまりキャッチコピーでは出会い系のような語句を並べているけれど出会い系アプリではない、監視人はいるけれど不適切なコンテンツの無法地帯ということになります。
無責任極まりない運営会社が作ったアプリですね。
出会いを求めるなら女性会員集客の広告を出す老舗出会い系サイトで!
出会い系は信用できる運営会社と実績で利用する方が確実です。
PCサイトにしてもスマホのアプリにしても、女性会員がいなければ利益の元になる男性会員が集まりません。そこで信用できる出会い系は資金投入して女性誌などに広告を出し、女性会員を集めるわけです。
たとえば老舗出会い系サイトとして有名なPCMAXはJELLYやGLITTERといった女性向けファッション雑誌に広告を出し、繁華街にアドトラック(荷台を巨大看板に改造したトラック)を運行させるなど女性会員の集客率を高める努力を怠りません。
だからこそ運営期間10年以上を誇り、述べ会員数900万人以上、アクティブ会員50万人以上が恋活しているわけです。YYCやワクワクメールなど老舗出会い系サイトはPCMAXと同様の広告活動を行なっているので、出会いを求めるのであれば老舗系出会い系サイトの利用をお勧めします。
まとめ
以上、「何かと評判の悪い出会い系アプリ「マッチ」)をぶった斬る!」でした。
最近、出会い系サイトやアプリは恋活だけでなく友達探しや婚活としても認知され始めています。しかし、「マッチ」のような出会い系を装った悪徳サイトが蔓延すると、せっかくの出会い系認知も評判を落としかねません。悪貨は良貨を駆逐する、のたとえですね。
出会い系を装った悪徳アプリは利用しないのがベスト。
年齢確認がない段階で出会い系ではないとわかるので、その時点でアプリを削除すればやがて消えゆく運命にあります。
「マッチ」も近々、App Storeから削除されることは目に見えています。
ただし、一度詐欺まがいのアプリで味をしめると次々に装いを変えて同じようなアプリを出してくるのも世の常です。
新しいからといってすぐに飛びついて利用せず、口コミや課金内容、コンテンツをよく確認してから利用してください。
それでは素敵な出会い系ライフを〜。