「離婚は遺伝する?」結婚に希望がもてないときの考え方
ずっと一人は嫌だからいつかは結婚するんだろうけど、結婚に夢を持てないと感じている人は多いです。”結婚は人生の墓場”という名言はあまりにも有名ですよね。調べてみると結婚の恐ろしさを物語る名言は他にいくつも出てきます。
そして中には、親御さんの離婚を目の当たりにして良いイメージを持てない人もいるでしょう。”離婚は遺伝する”なんて噂もありますから、余計に夢も希望もなくなってしまいます。
今回は、離婚は本当に遺伝するか、結婚のどこに希望を持てばいいのか?について触れていきたいと思います。
一生独身でいたいわけではないけど、結婚も意味を感じられず悩んでいる方に読んでもらいたい内容です。
目次
両親の離婚が子どもに与える影響は非常に大きい
周囲を見渡してみると、両親が離婚するとその子どもも同じく離婚経験者であるケースをチラホラ見かけると思います。
両親の離婚というのは、子どもにとって本当に大きな試練になります。毎日のように両親が言い争っていたり、家族でご飯を食べていても暗く冷たい空気が漂っていたり、お母さんが泣いていたり・・・と、一緒に住んでいても辛い思いをしますが、離婚後も寂しさが募ります。
これまで毎日顔を合わせていたお父さん(お母さん)がいなくなるのですから、その穴はものすごく大きいと思います。中にはグレてしまう子どももいるくらいですから、片親がいなくなる喪失感は計り知れないものがあります。
子ども時代にこうした辛い経験をすると、将来に悪い影響を与えてしまうのも分かります。子どもにとって両親は絶対的な存在なのに、その2人が一緒に生活できないくらいの亀裂が走るのです。不安でしかないでしょう。
”離婚の遺伝子”って本当にあるの?
離婚の原因は夫婦それぞれが事情を抱えていますし、熟年離婚の増加といった時代の流れを感じるようなケースもあります。
スウェーデンとアメリカの大学は「離婚は遺伝するのではないか」という研究結果を発表したようですが、そういう遺伝子を見つけたということではありません。実際はどうなのか今後の研究結果が気になりますね。
両親の離婚で「離婚観」は変化する可能性がある
沖縄は日本でいちばん離婚率が高いですが、その理由として「デキ婚が多いから」「精神的に未熟な年齢で結婚したから」「経済面が安定しなかったから」いったものがあります。そしてもうひとつ「なんくるないさ~精神」が大きく関係しているのではないかとも言われています。
きっと何とかなるから大丈夫!という意味ですが、沖縄はデキ婚1位の県でもありますから、確かにそういう要素はありそうです。
このように、結婚観や離婚観というのは県民性も影響していると考えられます。となると、家庭というもっとも身近な集団はより影響し合っているはずです。
たとえば、両親の離婚で離婚のハードルが低くなっている可能性はあります。離婚してもそれぞれが幸せに暮らしている両親を見ていると、無理やり結婚生活を続けても意味ないな・・・と思うようになったのかもしれません。この場合は両親が幸せに暮らしていることで、離婚に対して前向きな捉え方をする傾向があるでしょう。
ですが、離婚後の両親が苦労の連続でその渦に巻き込まれてしまった子どもは、結婚適齢期といわれる年齢になっても、『どうせ離婚するなら・・・』と、結婚するエネルギーすら湧かなくなってしまうかもしれません。
一生独身なのは寂しいけれど、結婚にも夢が持てないとなると、道をふさがれたような気持ちになってしまいます。
結婚生活は何を大切にしたらいいと思いますか?
どんな努力や工夫を凝らしても絶対に離婚しないという保証はもちろんありません。ですが、離婚経験者たちが後悔していることを集めてみると、結婚生活で何を大切にすべきかが見えてきます。
→離婚経験者は何に後悔してる?
・仕事ばかりやらなければよかった・・・
・相手の考え方や価値観をもっと尊重してあげればよかった・・・
・家事の役割をしっかり決めておけばよかった・・・
・夫婦の会話をもっと大切にすればよかった・・・
・挨拶や感謝・謝罪の言葉を疎かにしなければよかった・・・
・相手の言い分にもっと耳を傾ければよかった・・・
・細かいことをグチグチ言わなければよかった・・・
・貯金の計画やお金の使い方についてもっと話し合っておけばよかった・・・
・イベントや記念日をもっと大切にすればよかった・・・
・浮気しなければよかった・・・
・親と同居しなければよかった・・・
・子どもの教育についてもっと話し合っておけばよかった・・・
これらは全て離婚経験者たちが後悔していることになりますが、中には(というか多くが)「え?こんな小さなことで離婚したの?」と思う項目があります。
小さいと思えることでも、ごく基本的なことでも、ひとつ疎かにするとふたつ、みっつと溝が深まっていくことがあります。恋人のうちは離れる時間もあれば、自由時間もあったから気にならなかったかもしれませんが、結婚すると2人でいることが日常。
だからこそ、小さな積み重ねが修復できない深刻な問題へと発展してしまうのです。
未来のパートナーと道を切り開いていこう!
両親が離婚したことで、その子どもは少なからず影響を受けたと思います。結婚観・離婚観も親と似通った部分もあるのでしょう。
ですが、あくまで影響を受けただけであって、そこからどう生きていくかはあなた自身が築いていくもの、そして未来の妻・夫と築いていくものなんです。
結婚生活はパートナーの考え方や価値観に深く触れることになりますから、その影響力は親をも凌ぐ力があります。
結婚相手の条件は色々な考え方がありますが、ひとつ挙げるとすれば、何でも話し合える相手であることは大切です。
結婚生活は常に細かな軌道修正をして、2人で同じ方向を向いて進んでいくものですから、何でも話し合える関係は絶対に外せない条件なのです。
あなたの夫婦仲は、両親の離婚ではなく、未来のパートナーと築いていくものです。
まとめ
子ども時代の環境がトラウマのようになっていて、「結婚しても一生安泰という保証はない」と、出会いを求める気持ちになれないとしたら、とてももったいないです。
一生を約束されていないからこそ、後悔しないように努力しよう・話し合おうと、お互いを大切にできるのではないでしょうか。
まだ結婚をしていないなら、離婚ではなく結婚について考えてみましょう。
結婚に夢が持てないなら、まだそう思える人と出会っていないだけ。
結婚生活にはドラマチックや刺激的な展開は期待できないかもしれません。ですが、あの心から安心できる感じは、他ではなかなか味わえないもの。
離婚の連鎖を恐れるのではなく、両親の離婚から学び、あなたの力にしていきましょう!
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