ネット婚活で嘘をついてはならない理由
ネット婚活も決して珍しくない時代です。
多くの人が利用していますので、スマートフォンからでも手軽に利用できるだけではなく、話が一気に進む可能性もあります。
しかし、お手軽な点や顔が見えていない点からついついプロフィールを盛ってしまう人が多いのも事実。
嘘をついたところで結局は意味がありません。
現実での婚活でも嘘をつくべきではありませんが、ネット婚活でこそ、嘘は厳禁です。
目次
嘘はバレるものです
「嘘を付けばバレるもの」だとは一般論ですが、ネット婚活の場合も同様です。
むしろネット婚活の場合、顔が見えず、さらにはどうしても自分を良く見せようと思って「嘘」とまでは言わないまでも、ついつい自分のプロフィールを盛ってしまうものです。
例えば年収であれば多少多くしてもバレないだろうとの考えて少し多めに申告したり、趣味にしても明るい趣味の方が好感度なのではとの思いから対して興味のないものを「趣味」だと申告したり。
その手の嘘はつき続けられるのであれば良いでしょう。
しかし、例えば収入にしても収入によって税金の額も変われば、生活のレベルとて変わります。
相手から「収入の割には生活が苦しそう」だと思われてしまうこともあるでしょう。
趣味に関しても「その趣味の割にはあんまり感じさせないね」といったように、趣味から連想されない部分を感じ取られたら、嘘をついているとバレてしまうでしょう。
それこそ「アウトドア趣味です」と申告しているのに色白で、さらにはアウトドアメーカーさえ分からないようであれば嘘をついているとすぐにばれてしまいます。
これではさすがになかなか上手くはいかないでしょう。
嘘による信頼感の低下
ネット婚活で嘘をつくと、それが尾を引くことになります。
現実であっても嘘をカバーするのは簡単ではありません。
長い時間をかけて信頼関係を作り、「実はあれはちょっと盛っちゃったんだよね」といった具合に笑いに転嫁するしかありません。
裏を返せば、力量次第では嘘も何とかできるのです。
しかしネット婚活の場合、相手はその「嘘」で判断しなければならないのです。
収入や趣味など、出会う前の段階では文字だけで相手のことを考えなければなりませんし、良いなと思ってメッセージをくれたとしても、「嘘の自分」に対しての評価なのです。
もしも「実はあれは嘘で」とカミングアウトした際、よほどの信頼関係が構築されていれば良いのでしょう。
しかし嘘の内容そのものではなく、嘘をつかれたという事実に対して信頼が低下します。
プロフィールで嘘をついていたのです。
それなら他の部分でも嘘をついているのではないか…。
相手がそのように考えるのは当たり前です。
「年収だけ」「趣味だけ」と言った所で、相手にとっては「嘘」なのです。
選択肢の多さを忘れてはなりません
ネット婚活はとても手軽です。
スマートフォンの操作だけで様々な相手とのコミュニケーションが可能ですし、多くの相手がいます。
つまり、一人の相手に執着する必要性がないのです。
一昔前であれば出会いそのものがとても貴重なものだったので、少し意気投合したり、あるいは連絡先交換までこぎつけた相手に対してはある程度の情も入りますので、なるべくなら良い方向に進めたいとの思いを持っていた男女が一般的でした。
ですが今ではネット婚活が当たり前のように活用できるのです。
つまり、相手がそこまで貴重ではないのです。
何度もデートをして、「この人しかいないな」と思われるくらいまで行けば「貴重な存在」になりますが、その段階まではシビアな言い方ですが「代わりはいくらでもいる」のです。
嘘をつく相手に執着する必要性などないので、「あ、嘘つきだな」と思われたらその時点で関係が終了してしまうのです。
婚活はネットであれ現実であれ相手と真摯に向き合うものであることは言うまでもありません。
嘘に慣れている人も大勢いる
ネット婚活では少し話を盛ってしまう人は珍しくありません。
「嘘」となると大げさですが、軽い気持ちで「少しくらい」と、ついついプロフィールを盛ってしまうだけであっても、相手にとっては「嘘」になってしまいます。
そのため、嘘だなと見破れる人も増えています。
目が肥えてきていますので、少しやり取りをして話が嘘なのか、それとも本当なのか。
やりとりしたいだけで嘘をついている相手なのか、それとも普通に接してくれている相手なのかを感覚で理解できる人も増えてきています。
結果、本当はもっとじっくり話したいと思っても相手からは「嘘をつく人」と思われてしまい、思うようにコミュニケーションが取れずに話が進まなかったり、なかなか良い相手を見つけることが出来なかったり。
いわば自業自得なのですが、本人からすれば「少し盛っただけ」でここまでダメなのか…と落胆してしまうことでしょう。
自分自身に負い目を感じることも…
嘘をつくつもりがないものの、結果的に嘘をついていることになると、自分自身に負い目が出てしまうケースもあります。
「自分は嘘をついている」「嘘をついて相手をだましている」といったように、自分自身に対して負い目が出てしまい、結果、相手と楽しむどころではなくなってしまうのです。
もしもですが、嘘をついて相手と上手くいったとしても、次第に自分自身の中で「嘘をついていること」が大きなものとなり、「バレたらどうしよう」や「早く嘘だったとカミングアウトした方が良い」といったように、相手と遊ぶどころかむしろ大きなプレッシャーとなっていくのです。
そして、時間と共に嘘をカバーすることが出来なくなり、自分自身に嫌気がさしてしまったり、プレッシャーから逃げ出したくなったり。
そのような気持ちになるくらいであれば、初めから嘘をつかなかった方が良いと感じることでしょう。
軽い気持ちで少し盛っただけでありながら、相手に対して真剣になればなるほど自分の「些細な見栄」で苦しむことになるのです。
軽い嘘に困るケースも
ちょっとした嘘で困るケースもあります。
例えば「車を持っている」とか「高級輸入車に乗っている」といったものです。
女性であればルックスやスタイル関連が多いでしょうか。
「痩せ型だと思う」「スタイルには自信がある」といったように、相手と会っていない段階だからと適当に話を盛ってしまったものの、実際にはそのようなステータスは持ち合わせていないとなれば、当たり前ですがいざ会おうとなった時に困るのは火を見るよりも明らかです。
仮にですが、その日だけレンタカーで済ませたり、あるいは友人から車を借りて事なきを得たとしても、相手にとってはそれが「事実」になりますので、「次もドライブしよう」となった時、相手とすれば特にワガママを言っている訳ではないものの、言われた側としては大きな負担となってしまうのではないでしょうか。
しかし、相手は別に嫌がらせをしている訳ではないのです。
相手ができることをリクエストしているだけですが「できること」で嘘をついたために苦しむのです。
本当の自分が分からなくなる
ネット婚活の場合、多くの人にアプローチできます。
気軽な分、軽い気持ちでメッセージを送ってそこから何かを期待する人も多いのではないでしょうか。
もちろんそれは悪いことではないのですが、少し見栄を張ったり、相手からの返信をもらいたいからといって少々嘘をついてしまったり。
その気持ちはわからないものではありませんが、仮にですが適当に送ったメッセージに返信をもらったとして、果たしてそのような相手と自分自身の個性を活かしたコミュニケーションがとれるのでしょうか。
また、自分自身のことを理解してくれるのでしょうか。
サイトには多くの会員がいます。しかし、「自分でもよく分かっていない自分」を理解してくれる異性はなかなかいません。仮にいたとしても、長続きする訳がありません。
小奈津サイトの場合、相手は文字ややり取りからの情報でどのような相手なのかを解釈するしかありません。
メールだけでどのような印象を与えるのかこそ、婚活サイトではとても大切です。
どうせ文字だからとか、他にも婚活アプリはたくさんいるからと所属している会社や仕事の嘘ついたりしていたら、さすがにうまく行くわけがありません。
実際に会えば何とかなるという思い込みよりもまずは…
ネット婚活はとても気軽です。
婚活アプリの中には、婚活パーティーを開催している所もありますので、「文字のやり取りよりもとりあえずパーティーに出れば何とかなる」と思っている人もいるかもしれません。
確かにパーティーに出れば文字のやり取りではなく、実際に顔を合わせてのコミュニケーションになりますのでそちらの方が気楽だと考える人がいても不思議ではありません。
しかし、ネット婚活を行っている男女のすべてが婚活パーティーに出席している訳ではありません。
パーティーは苦手だからとあくまでもアプリだけという人もいます。
そのため、文字だけでのやり取りなんて…と思って適当に嘘をついている人は、なかなか良い出会いに恵まれません。
文字だけのやり取りであっても、文字のやり取りに対して本気に思っている人もいます。
そのため、「文字だから」と思うのではなく、文字だけのやり取りでも自分自身はどのような価値観を持っているのかや、どういった条件の異性が好みなのかやその理由など、丁寧に言葉で伝えるよう心掛けましょう。
ネット婚活=婚活パーティーではありません。
ネットにはネットでのやり方があります。
メッセージを送る前に読み直してみよう
ネット婚活で相手から返信がくると、嬉しい気持ちになるのは分からなくはありません。特になかなか返信が来ない人にとっては、メッセージが来るだけでも嬉しい気持ちになるのではないでしょうか。
しかし、だからといって勢いに任せてメッセージを送るのは控えましょう。
勢いに任せてメッセージを送る場合、大抵後で読み返すと自分でもドン引きしてしまうようなメッセージを送っているケースが多いです。
話が盛り上がっていたのに急に返信が来なくなった経験をお持ちの方もいるかもしれませんが、その場合はテンションが高くなりすぎてついつい相手がドン引きするようなメッセージを追うっている可能性が高いです。
特に夜遅くの場合、独特のテンションになって改めて読み返すとかなり恥ずかしい文章を送っているケースも珍しくありません。
そのようなことにならないためにも、メッセージを送信する前に必ず自分で読み返してみましょう。
勢いに任せて送信するのではなく、深呼吸して一度じっくりと自分のメッセージを読み返すことで、我に帰れるかもしれません。
自己陶酔甚だしいメッセージや自分の世界に没頭しているのではないかと思うようなメッセージなど、はっきり言って相手は迷惑です。
特に嘘があると、結局相手もその部分を見透かしてしまうものです。
自己アピールで嘘をついても相手は迷惑なだけ
嘘の自己アピールなど、はっきり言って相手にとっては迷惑以外の何物でもありません。そもそも、真実の自己アピールでさえ相手はうんざりするものです。
ネット婚活で相手にメッセージを送る理由は自分のことを知ってもらうこと以上に、相手が自分にマッチするかを確かめるためです。
それはメッセージを受け取る側も思っていることです。
自己アピールはコミュニケーションではなく、いわばマウントを取ろうとしているだけです。
しかもそれが嘘であれば相手からすれば二重のうんざりがあるのです。
自己アピールでのうんざり、そして嘘だろうなと思ううんざり。
二つのマイナスイメージを相手に与えてしまうだけでしかありませんので、嘘の自己アピールはもちろんですが、自己アピールそのものも控えるべきです。
自己アピールよりも、まずは「相手のことを知りたい」「あなたのことを教えてください」「良ければお話してみませんか」という姿勢が大切です。
ネット婚活であってもこのような姿勢を失わないよう気を付けましょう。
ネット婚活は気軽なのでどうしても気安く考えてしまう部分もあるのですが、スマートフォンやパソコンのモニターの向こう側にいるのは紛れもなく「異性」です。
適当に嘘をついたところで困るのは自分自身です。
嘘をついて相手を何とかするのではなく、自分自身の真実の姿を受け入れてくれるような相手を見つけるべきであって、ネット婚活で嘘をつくメリットなど何もありません。
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