シングルマザーが「再婚しない」と断言する理由とは？【色んな考えを知りたい】

Tweet

シングルマザーが再婚を考えた時、「したいかどうか」よりも「今するべきなのか」「してもいいのか？」という不安のほうが大きくなってしまうことがあります。

もしあなたが「再婚したいけど、してはいけない」と、自分を抑え込んでいたとしたら、とても辛い時間を過ごしていることでしょう。

いっそのこと迷いを振り切って、「再婚しない！」と決められたら、どれほど楽かと思いますよね。

そこでこの記事は、シングルマザーで再婚しないと決断した人が、どんな考え方をしてその結論に至ったのかをご紹介します。

シングルマザーが「再婚しない」と決めたのはなぜ？

よくある理由①お相手にとって「子供がいる」という事実は重いだろうから

子供には父親が必要、自分にとっても人生のパートナーが必要…というところまでは、多くの女性が思うものです。

ですが、お相手の男性にとって「元夫との間にできた子供に対してどう思うのか？」と考えた時に、重い荷物を背負わせて申し訳ないと考える女性もまた多いでしょう。

よくある理由②子育てが疎かになってしまうと思ったから

子育てと家事、仕事をこなすだけでもいっぱいいっぱいなのに、そこに婚活まで加わってしまったら、子供に我慢をさせたり、寂しい想いをさせるかもしれない。

そんな風に考えて、再婚しないと決める人もいます。

子育ての方針や、子供の年齢によっても、費やす時間は変わってきますから、子育てに対する価値観から、再婚は受け入れられないという結論に至ったのでしょう。

よくある理由③婚活する時間がないから

シングルマザーに限った話ではなく、子供のいない女性も、年単位で婚活をすることは珍しくありません。

再婚までにかかる期間がハッキリしていたら、まだ頑張ろうとも思えたかもしれませんが、それは無理な話。ただでさえ時間がないと思っている中で、いつまでかかるか分からない婚活をする気にはなれないという意見に共感するシングルマザーは多いでしょう。

→「シングルマザーで再婚したい！」時間の作り方と効率よくできる婚活の方法とは

よくある理由④女としての自分を優先させているようで罪悪感が湧いたから

再婚したい人にその理由を尋ねると、子供のために決意したという人は多いですが、それは１００％ではないでしょう。やはり女性としての幸せを感じたいという気持ちも持っているはずです。

シングルマザーは、女としての自分を嫌うというか、罪悪感を感じてしまうものです。「子供のことを一番に考えなくてはいけないのに…」と、責任感の強い人ほど自分を許せなくなってしまうでしょう。

シングルマザーが「恋愛したい」と思うのはダメ？【子供とあなたの人生について考えよう】

よくある理由⑤自分の幸せは、子供が自立してからでもいいから

時間がいくらあっても足りないというくらいの時期に、もっと忙しくなるなんて無理。だから今は再婚しない。

そういう考えのシングルマザーもいます。子供が部活動や友人関係を築いていく中で、自分の世界を広げていき、子育てがひと段落するまで…とか、子供が自立して暮らすようになるまで再婚しないと決めている人もいます。

よくある理由⑥子供に悪影響を与えるかもしれないから

夫婦であることは関係を解消しても、子供にとっての父親は元夫だけ。離婚後も父子の関係が良好であるほどに、再婚しないほうがいいという考えになるものです。

特に思春期の子供には、いきなり新しい父親を紹介しても、混乱とショックを与えてしまう可能性は高いです。それならいっそのこと、再婚しないほうがいいという考えに至ったのでしょう。

よくある理由⑦経済的に自立できているから

経済的に自立しているシングルマザーほど、再婚しないというデータがあります。確かに、経済的に困窮している家庭ほど、子育てと仕事の両立は難しいです。

子供が小さくてフルタイムで働けないとか、両親や兄弟など近くに頼れる存在がいないとか、シングルマザーだとなかなか正社員として採用されないといった、様々な事情が考えられます。

こうしたギリギリの生活をしていると、再婚したいというよりは、再婚しなくては生きていけないと考える人もいるでしょう。

その点、経済的に安定しているシンママは、十分なお給料をもらえていたり、貯蓄があったり、元夫が養育費をきちんと出してくれたりといった、子育てできる環境が整っていますから、再婚する理由がないと考えるようです。

よくある理由⑧彼氏（恋愛）で十分だから

再婚しないとは決めているけど、恋愛は楽しみたい。そう考えるシングルマザーもいます。

結婚生活はもうコリゴリだとか、子供を混乱させたくないといった考えの人は、子育てに支障をきたさない範囲で、彼氏を作るという選択肢もあります。

もし子供が新しい父親に懐いたとしても、再婚後にまた離婚となってしまったら、子供を傷つけてしまうことになる…それなら彼氏で十分と考えるようになったのかもしれません。

よくある理由⑨前の結婚生活で辛い思いをしたから

元旦那が浮気癖のひどい人だったとか、暴力・暴言に悩まされていたとか、働かない人だったとか、ケンカが絶えない家庭だったなど…。前の結婚生活でとても辛い思いをした場合、絶対に再婚しないと決意する人もいます。

かつての結婚生活よりも、子供と暮らす毎日に幸せを感じているなら、再婚の必要性を感じないのも頷けますね。

よくある理由⑩旦那がいない中での子育てが楽しいから

旦那と衝突を繰り返していたかつての結婚生活よりも、一人で育児をしているほうがずっと幸せだと感じるシンママも少なくありません。

子供の成長は本当にあっという間ですから、些細な変化も見逃したくないのが親心。旦那の世話や気遣いの必要がないので、子供と濃厚な時間を過ごせます。

育児には大変なこともたくさんありますが、やっぱりそれとは比べものにならないくらいの幸せがありますよね。

「再婚したくない人」と「再婚したい人」の違いって何だろう？

再婚しないと決めた人、再婚すると決めた人、両者にはどんな違いがあるのか考えてみましょう。あなたの気持ちを整理するのに役立ててください。

幸せな再婚を想像できるか、できないか

かつての結婚生活を失敗だったとしか思えない場合、幸せな再婚を想像するのは難しいです。元夫と何時間もケンカしたこと、子供に悲しい思いをさせてしまったこと、一緒の空気を吸っているだけでも不快になったこと…。マイナスな記憶しか出てこないですから。

では、結果的に離婚することにはなったけど、楽しかった・幸せだった思い出をたくさん思い出せる人はどういう考えを持っているでしょうか。

プロポーズされた日のこと、入籍した日のこと、妊娠が分かった時や初めて我が子に会えた日のことを、元夫の笑顔と共に思い出します。そういうタイプの人は、結婚生活での幸せな記憶がしっかり刻まれているので、再婚にも希望が持てます。

再婚したくない人と、再婚したい人の違いを挙げるなら、ネガティブかポジティブか…つまり、性格の違いがまず関係します。

あとは、結果的に離婚はしたけど、どういう別れ方をしたのかも大きな影響を与えます。憎しみ合って別れた夫婦と、最後は笑顔で感謝し合って別れた夫婦とでは、やっぱり印象がガラッと変わるはず。終わりよければ全て良しってやつですね。

または、結婚生活を送る中で精神的・肉体的に大きなダメージを負って離婚したケースと、小さなイライラがチリツモとなった結果として離婚したケースでも、離婚後の人生に与える影響は変わってくるでしょう。

一人でも幸せを感じるか、感じられないか

こんな話を聞いたことはありませんか？

「結婚に幸せを感じられる人は、独身であっても幸せを感じられる人だ」

シングルマザーは再婚しないと幸せになれないのか？と聞かれれば、そんなことはないと答える人はたくさんいるでしょう。そもそも、今の日本は結婚を選択しなくても幸せに生きていける時代になりつつあります。シングルマザーが生きていける術もあります。

たとえば…

もちろん、これだけで負担がなくなるということではありませんが、軽減には繋がると思います。

話が逸れてしまいましたが、シングルマザーとして生きている人の中には、「一人でも幸せだけど再婚して家族を作りたい」という人と「一人では幸せになれないから再婚したい」人がいます。

つまり、自分の幸せの先に再婚があると思っているのか、それとも、再婚しないと幸せになれないと思っているのか…ということですね。

前者は再婚しない選択肢も存分に楽しみます。子供との時間を大切にし、一生懸命働いて、自分時間も充実させて…と、エネルギッシュに活動するでしょう。

ですが後者は、自分の幸せを誰かに頼っていますから、いつも満たされないし、仮に再婚できたとしても、いつこの幸せがなくなってしまうのかという不安に支配されてしまいます。

幸せを自分の中に見るのか、他の誰かに見るのかという違いも、再婚願望に関係しているようです。

ちなみに、一人で（厳密には子供がいますけど）幸せを見つけられる人は、再婚しない…というか、再婚する気がない人が多いです。だけど、一人で幸せになれないと考えている人は再婚願望が強い傾向も。

そして、再婚して上手くいくのは、シングルマザーとしての生活も満喫できる人です。

経済的に自立しているか、していないか

シングルマザーが経済的な不安を抱えていて、そこから抜け出そうとした場合、３つの選択肢があります。

上の２つは、子育ての環境や子供の年齢も大きく関係してきますし、本人の健康面や体力的な問題も無視はできません。となると、残された道は再婚。それしか生き残る道はないと考える人もいるでしょう。

対して、経済的に自立しているシングルマザーは、パートナーがいない孤独感を覚えることはあっても、それが必ずしも再婚に繋がるわけではありません。孤独感が辛いなら、結婚ではなく恋愛という道もありますし。

今すぐに再婚しなくてはいけないといった切羽詰まった事情を抱えている人は、お金が関係していることが多いです。

まとめ：周りの「再婚しないほうがいい」という意見で揺れ動いているならこう考えて

シングルマザーは再婚すべきではないとか、子供がかわいそうという意見というのは、いつの時代も見かけるものです。

確かに、母親であることを忘れてはいけないという点では一理ありますが、２４時間・年中無休で母親としてだけ生きていくべきだということではありません。

反発の声を鵜呑みにしてしまう人は、きっと子育てへの責任を強く感じていて、真面目な人なのでしょう。ですが、再婚しないと決めることがあなたにとって必ずしもベストな選択とは限らないのです。

一番大切なのは、あなたが再婚したいのか、したくないのか。

再婚しないのなら、母子でどう生活していくか、仕事と子育ての両立をどうこなしていくかなどを具体的に考えることができます。

もし再婚したいという結論に至ったのであれば、いつしたいのか、なぜしたいのか、どんな再婚がしたいのか、子供にはどう説明するのか…などを決めていくことができます。

つまり、どちらにするか決めることができれば、どちらを選択しても、前進できるのです。

周りの意見やアドバイスに耳を傾けるのもいいですが、どちらにするかを決めるのはあなた自身。

誰もが幸せになれる道を探しています。ですが、再婚しない・するの二択の前では、その道に繋がっているかは分かりません。

選択した先に何を大切にして、何を頑張るのか、どんなご縁があるのか…と様々な要素が絡んでくる。だからこそ、一番大きな選択である「再婚しない・する」をあなた自身で決めることが大切なのです。

どの道が幸せになれるかは分かりませんが、幸せな人生にはあなたの意思決定が必要不可欠だということを忘れないでください。

「シングルマザーで再婚したい！」時間の作り方と効率よくできる婚活の方法とは

「子連れ再婚がうまくいかないのは、子供がいるから？」シングルマザーに考えてもらいたいこと４個

Tweet