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結婚する意味って何だろう…?


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『結婚する意味って何?』

そう自分に問いかけてみて、しっくりくる答えを見つけられる人はそう多くありません。一生懸命婚活に励んでいても、結婚願望が人一倍強くても難しいと思います。

そもそも既婚者であっても答えにくい質問です。

家族が増える、子どもを育てる、どんな時もパートナーが側にいてくれる等、幸せなことは数えきれないほどあります。

ですが、苦しい・辛い・悲しいこともたくさんあります。数で言えば、試練のほうがずっと多いでしょう。恋愛をしていた頃のほうが純粋に楽しめるのかもしれません。

今の時代は、結婚=個人の自由だという考えが浸透していますよね。昔のように絶対的なものではなくなりました。

ただ、昔と変わっていないこともあります。それは結婚したい人はとても多いということです。

→いずれは結婚したいと回答した人の割合
対象:18~34歳の未婚者
女性:89.4%
男性:86.3%
平成27年版 厚生労働白書

今、あなたが結婚する意味を求めているとしたら、人生の大きな分岐点に立っていると思ってください。

導き出した答え次第では婚活をやめるかもしれませんし、より一層結婚に向けて努力しようと思うかもしれません。

胸にストンと落ちる自分らしい答えを探してみましょう。

自由に選べるからこそ、モヤモヤする

wakaranai0422
結婚する意味って何だろう…?と立ち止まった人には、例えば次のようなきっかけがあります。

婚活に疲れてきた/プロポーズされた/身近な人に結婚を促された/既婚者の話を聞いた/結婚のデメリットばかりに目がいくようになった/恋人と大げんかした/自分の決断(結婚する・しない)が正しいのか不安になった/結婚願望が薄れてきた 等

そして、意味探しをする時はこんな行動を起こします。

結婚のメリットとデメリットを並べる/結婚した未来、しなかった未来を想像する/友達に相談する/著名人の意見を調べる 等

意味探しのために費やした時間は、新しい気づきや学びも多く、あなたを成長させてくれます。ですが、どれも決定打ではありません。

損得勘定で結婚は語れないような気がするし、未来のことはどうしたって推測の域を出ない。誰かの意見に至っては、自分の人生を他人に委ねているような感じで抵抗がある…。

このモヤモヤした気持ちは、どうすれば解消されるのでしょうか。

結婚する意味は「人間的に成長すること」にある

henka0422
ノースウェスタン大学のイライ・フィンケル氏らが、結婚する意味についての研究を重ねて、ひとつの結論に辿り着きました。

それは「人間的に成長するため」というもの。

言っている意味は分かりますし、正しいだろうなとも思いますが、これだけではナルホド!というすっきり感は得られないと思うので、もう少し詳しく説明します。

実は現代人向けの考え方

「人間的に成長するため」と聞いてもあまり斬新さは感じませんが、実際は1960年代に出てきた割と新しい結婚観です。

愛のない結婚とまでは言いませんが、昔は生活するため、家と家を繋げるため…というのが、結婚する意味として浸透していました。夫は外で稼いでくる、妻は家事をこなすのが当たり前だった時代です。

ですが今は、お互いの気持ちを何より優先させて結婚できる時代になりました。

生きていくための手段から、気持ちを重視するようになったのは、結婚観としてはレベルアップしたと言えます。

もちろん今でも、経済的な事情や家同士の繋がりは大切にされていますが、心が真ん中にあるからこそ、結婚する意味は何なのかと悩む人が増えてきたのではないでしょうか。

人間的に成長するとはどういうことか

成長することで絶対に幸せになれるという保証はありませんが、私たちは何歳になっても成長することを意識しますよね。

セミナーへ行ってみたり、自己啓発本を読んでみたり、資格を取ったり、語学を勉強したり…と、大人になっても学ぶことに時間とお金を投資します。

結婚を選ばなくても人間的な成長は叶うわけですが、結婚すると具体的にどんな成長が得られるのでしょうか。

結婚することで期待できる人間的な成長とは
・他者と深い関係を築くことができる
・日常生活の中で細かい軌道修正を繰り返すことで、より良い人生を目指すことができる
・逃げる選択肢がなくなるので、問題への対処力が上がる
・命は自分のものだけではないということを強く意識する

結婚する意味を心から理解するのは結婚後のこと

研究者や経験者の話から、結婚する意味を学ぶことはできます。

ですが、あなたが心からその意味を理解するのは、結婚生活をスタートさせてからです。

夫婦として一日一日を積み重ねていく内に、これが結婚なんだ!と、理屈だけでは説明できない感覚が芽生えるでしょう。

結婚が自分に必要なものかどうか分からないなら、5年後、10年後を想像してみてください。
今と変わらない生活を送っている自分がいて、充実しているのなら、結婚しない選択も大いにアリです。

また、誰かと一緒に暮らしている、子どもを育てている自分を思い描いているのなら、今は結婚願望がなくても婚活することに大きな価値がありそうです。

晩婚化が進んでいるので、アラフォーになってから婚活を始めるという人も多いですが、若いほうが早く結婚できるという流れは変わっていません。特に女性は年齢が重視されます。

いつかは結婚を…と思っているなら、お相手がいなくても、今から結婚を意識した行動をしていきましょう。

そして、独身を選んだ人も、心境の変化が訪れる可能性はゼロではないので、時折自分の心に結婚は必要かと問いかけてみてください。


 

人は考えれば考えるほど、現状維持を選ぶ傾向にあることが分かっています。

つまり、結婚する意味を考えれば考えるほど、結婚はしないと結論付ける可能性が高いということです。

特に日本人は変化を嫌うところがあり、よっぽど重要・緊急だと思わない限りは、そのままでいようとする力が働きます。

とは言え、結婚は人生の一大イベントであることは分かっているので、心はずっと揺れ動いています。

結婚するのが当たり前とされてきた時代から、自由に選べる時代になった今、結婚する意味さえ分かれば前に進めるのに…と思っている人は多いです。

ですが、万人に共通する意味なんてありませんし、結婚してみないと分からないことがたくさんあります。

どうせ分からないことだらけなら、いっそのこと、選択肢を思い切って2つくらいに絞ってみることをおすすめします。

例えば、個人としてか、それとも夫婦というチームを作って人生を歩んでいきたいか…というような感じです。

結婚は未知の領域ですから、深く考えるよりもシンプルな選択肢にして、すぐに行動に移すほうが、あなたらしい人生設計を立てられるのではないでしょうか。


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