「恋愛感情は戻ってくる…?」恋人と距離を置くことになった時の過ごし方
別れるまでの決断はできないにしても、これまで通り付き合っていくことも難しい…。
そんな時期に差し掛かったとしたら、ひとつのハードルを乗り越えられるかどうかの試練に直面しているということです。
長く付き合っていくと本当に色々あります。
恋愛感情があったとしてもそれだけでは片付けられない問題があったり、好きという気持ちがあるかどうかすら分からなくなってしまったり…。
お互いの気持ちを確認するために、しばらく距離を置くという選択肢はありますが、それを選ぶのは覚悟が必要ですし、言われたほうのショックは大きいものです。
ここでは、恋人から「距離を置こう」と言われた時に、どう受け止めていけば良いのかをお話します。
目次
「距離を置こう」のひと言を切りだしたのはどっち?
男性と女性、どちらが距離を置くことを提案したかで、その意味合いは変わってきます。
女性から切り出した場合は、こんな風に考えていることが多いです。
・もっと自分のことを大事にして欲しいから一旦離れたい
つまり、一時的に離れたいけど、それはあくまでお互いの関係の修復を図るためです。
対して、男性にはこんな傾向があります。
・もっと遊びたい
・恋愛感情が湧かなくなった
男性から距離を置こうと言われたなら、別れるための準備段階として距離を置こうとしている可能性があります。
男性から切り出されたら、距離を置いてから話し合うのではなく、その前にじっくり話し合っておいたほうが良いでしょう。
とは言え、もちろん一人ひとり考え方や状況は違いますから、男女差だけで全てを説明できるわけではありません。参考程度に覚えていてください。
メリットについて考えてみよう
距離を置くことは一人でじっくり考えたり、別れることにするのか、それともまた2人で頑張っていくのか…の大切な決断をするための時間です。
別れることになるのではという不安はありますが、離れてみたほうが返って良い結果に繋がるかもしれません。
冷静になれる/相手への感謝や大切に思う気持ちを思い出せる/相手の魅力に改めて気付ける/自分の非を素直に認めることができる 等
長い付き合いだと、いて当たり前の存在になるので、感謝や思いやりの気持ちを忘れてしまう事はよくあります。
一時的に離れることで、客観的に自分と恋人のことを見れるようになれば、関係修復のきっかけを掴めるかもしれません。
もしくは、結果として別れる道を選んだとしても、後悔しないよう、2人で時間をかけて話し合っていく事が大切です。
距離を置く前に決めて欲しい事
距離を置こうという話が出たら、様々な気持ちが湧き上がってくると思いますが、感情的になることは抑えて。出来る限り、冷静に話を進めていきましょう。
①なぜ距離を置きたいのかを確認する
感情的になるのではなく、まずは相手の言い分を確認しましょう。
その中から、決め手となった理由を探してみるのです。
・他に気になる人がいる
・自分の将来を考えてみたい
・仕事(勉強)に集中したい
・家族との時間を大切にしたい
・ケンカやすれ違いに疲れた
・友達との時間も持ちたい 等
理由が分かれば、距離を置いている時間は、その事についてじっくり考えることができます。
例えば、束縛してきたことで相手が疲れたということであれば、今後の付き合い方を見直すことができますよね。
②言いたい事は言う
距離を置こうと言われた側は、予測できたならまだしも、突然だった場合、すんなり受け入れることは難しいでしょう。
ですが、相手が離れることを強く望んでいる場合、無理に引き止めてもお互い苦しいだけ。
最終的には受け入れると伝えた上で、あなたが言い分もちゃんと聞いてもらってください。
こじれにこじれていた問題でも、冷静に話し合ってみると、意外にあっさり和解できたりするものです。
③離れている間のルールを決める
話し合いの結果、距離を置くことでお互いが同意した場合、離れている間のルールも決めておきましょう。最低限、話し合って欲しいのは次の2つについてです。
期間を決める
関係修復のための冷却期間は、基本的に短期間で設定してください。
目安としては、1週間から長くて3カ月くらいでしょうか。
抱えている問題の大きさによって必要とする期間は変わってきますが、一旦短めに設定しておいて期限がきたら、もう一度話し合うほうがお互いの気持ちを確認しやすいでしょう。
連絡も一切取ってはいけない?
会うのは控えるにしても、電話やLINEでのやり取りはどうするのかも話し合っておきましょう。
これは、距離を置こうと切り出したほうの希望を聞いてあげる形のほうが揉めなくて済みます。
連絡も取りたくないと言われて、それを頑なに拒否した場合、その場で別れに発展してしまうかもしれません。
嫌だという気持ちは分かりますが、相手の言い分に耳を傾ける事のほうが先です。
冷却期間を充実させるための過ごし方
距離を置こうと言われた時、ただ待っていては関係は修復に向かいませんし、もう一度やり直す事になったとしても、再び同じ問題が浮上するかもしれません。
自分の気持ち、そして相手の気持ちをじっくり考えてみましょう。
①心を落ち着かせる
このまま別れることになるのかという不安で、仕事も手につかないくらい不安定な状態かもしれません。
そこで、まずやって欲しいのは、この動揺を鎮める事です。
感情的になってしまっては、自分と相手を攻撃してしまいますから、せっかくの冷却期間を活かす事ができません。
心の安らぎを得るためには、2人の楽しかった記憶を辿ってみましょう。
大笑いした時、優しくされた時。相手にやってあげた事、やってもらった事。
振り返ってみると、たくさんの思い出があるはずです。
自分にも相手にも優しい気持ちを持てるようになったら、次へ進みましょう。
②別れる選択肢について考えてみる
少し時間が経つと、頑なに別れたくないと思っていた心もほぐれてきます。
そうすると、今後どういう関係がベストなのかを客観的に考えられるようになってきます。
1年後、3年後、5年後…と、ずっと隣にいて欲しいと思っているでしょうか。
付き合いが長いと、愛情なのか情なのかが分からなくなってしまうのはよくあります。
執着しているだけで、実は自分自身も限界を感じていたかもしれません。
距離置いている間は、色んな選択肢を想像してみる事が大切です。
色んなパターンを想像している内に、あなたが本当に自分が望んでいる道が見えてくるでしょう。
③反省点を探してみる
距離を置くほどまで溝が出来てしまったのなら、相手が100%悪いという事はありません。
どちらにも落ち度があったはずです。
ケンカになった時に相手にどんな事を言われたか、傷つけるような発言はなかったか、必要以上に追求してはいなかったか…等、自分の反省点について考えてみてください。
④譲れるポイントを探してみる
ケンカやすれ違いの主な原因は、譲り合いの精神を忘れてしまったためです。
お互いが譲り合う心を持っていれば、問題が起こっても冷静に対処できたはずですし、穏やかな関係を築けたはずです。
自分の都合ばかりを優先させようとしていなかったか、今一度考えてみましょう。
譲れる事と、譲れない事のリストを作ってみるのもおすすめです。
⑤恋愛とは関係ない場所で頑張ってみる
これまでの付き合いを振り返ってみて、依存していた部分があったかもと思い当たるなら、恋人とは関係ない場所で頑張ることが、精神的な自立へ繋がります。
・恋人がいないと生きていけないと思っている
・周囲から、別れたほうが良いと忠告される事が多い
・恋人を救えるのは自分だけだと思っている
・愛されている実感がないと、不安で仕方ない
・必要とされる事で生きがいを感じる
・恋人が出来れば、その他の事はどうでもよくなる
・熱しやすく、冷めやすい
・寂しいあまり、他の人と関係を持った事がある
・恋人の全てを知らないと気が済まない
・自分の理想や気持ちを押しつける
・恋人には何でもやってあげたいと思う
これら↑の項目に当てはまるほど、恋愛への依存度は高いと言って良いでしょう。
依存すると、いつまで経っても心の平穏は訪れませんし、自分の人生を生きられない上に、相手をも巻き込んでしまう事になるので、放ってはおけない問題です。
恋愛依存に陥っている人の多くは、自分で自分を愛せないが為に、他人にその役割を担ってもらおうと必死になります。
恋愛に依存している自覚があるなら、冷却期間中は恋人以外で自分の居場所を探す努力をしていきましょう。
気分を変えるために家のDIYを楽しむとか、仕事で必要な資格取得を目指してみる、スポーツを始める、習い事に通う等、何でもいいです。
頭で考えるよりも、小さい事でもひとつひとつ行動を変える事が重要です。
『一人でも生きていけるんだ』と思えたなら、恋人との関係も新鮮な気持ちで見直す事ができるでしょう。
自分でどうにも出来ないということであれば、カウンセリングを受けてみるのもひとつの方法です。
・自分は自分!相手は相手!の感覚を大切に
・自分の問題を相手に解決してもらおうとしない
・恋人以外の人の役に立つ、優しくする
と言った事も良いトレーニングになります。
どうしてもどうしても会いたい!我慢できなくなった時は…
距離を置いている期間は、寂しい思いをします。言い出した側もそれは同じだと思います。
もしかすると、会いたい気持ちが募ってしまい、我慢できなくなってしまう事もあるでしょう。
ですが、寂しいという理由で会おうとするのはおすすめできません。
これからも長く付き合っていきたいと思うなら尚更です。
寂しさからではなく、自分の悪い部分や相手の優しさに改めて気付けたという場合は、落ち着いて話し合えるかもしれません。
そんな時は、相手の都合を最優先に、一度連絡を取ってみても良いと思いますが、相手が乗り気ではないなら、無理に迫る事はせず、もう少し距離を置いてください。
久しぶりに顔を合わせた時に、お互いが成長したなぁと感じる事ができれば、新たな気持ちでより深い関係を築けます。その可能性を信じて今はただ、前へ進むだけです。
あなたは恋人とどんなお付き合いをしていきたいですか?
距離を置く最大の目的は、再び一緒になった時にどういう関係を築いていきたいかを考えるところにあります。
この期間は、原因を突き止め、反省する部分があれば素直に受け止め、相手との違いをどう埋めるか考える。それに加えて日常の生活もあるのですから、案外忙しいものです。
辛い、寂しい、会いたい。色んな思いがあるでしょうが、有意義な時間となるよう、周りの力も借りながら一日一日を過ごしていきましょう。
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