【結婚生活】家賃の目安はいくら?新婚気分を味わえて快適に暮らすコツ
新婚生活を送るならメゾネットタイプがいい!カウンターキッチンがいい!新築がいい!など、夢は色々あると思います。家具だって気に入った物を揃えたいですし、夫婦生活だけではなくそれぞれのプライベートも大切にしたいですから間取りもこだわりたいです。
ですが、結婚生活は現実を見ないとすぐにお金に追われることになってしまいます。特に家賃のような金額が大きい固定費はできるだけ低く抑えておきたいというのも本音です。
ここでは、結婚生活を送るなら家賃の目安はどれくらいなのか、家賃を安くするコツなどについてお話します。
家賃の目安はお給料の3分の1?無理せず新婚生活を送るには
一般的にいわれている家賃の目安は「月収の3分の1」というもの。聞いたことはありますよね。ですが、子どものことやその先の将来を考えると・・・
・手取りに対して2割までにするべき
といった考え方もあります。家賃がいくらまでなら物件にこだわってもよいのでしょうか。
月給と手取りの違い
「年収」「月収」「月給」「手取り」「基本給」とお給料を表現する言葉はいくつかあります。それぞれをざっくりと説明すると次の通りです。
月収:年収を12で割った金額
基本給:毎月固定の賃金
月給:基本給に残業手当や通勤手当、資格手当、働きに応じて支払われるインセンティブを加えた金額
手取り:月給から税金や保険料が引かれた金額
月収は税金などが引かれる前の金額ですし、ボーナスも入っていますから、手取りとは大きな差があります。
そもそもどうして月収の3分の1だといわれてきたのか
実は「家賃は月収の3分の1」という考え方は、かなり昔にいわれていました。昔というのは終身雇用制度が当たり前で勤務年数につれて年収も少しずつアップしていった時代です。
あの頃は会社から「家賃補助」が出るのも普通でしたから家賃が「月収の3分の1」でも経済的に圧迫されることなく生活できていました。
ですが、今は同じ会社で働き続けたところで年収が増えるとは限りませんし、家賃補助のある会社のほうが少ないですから、月収の3分1だと厳しいといわれるようになったのです。
家賃は月収の2割を目標に探してみよう
月収の2割というと月収30万円なら6万円、20万円なら4万円です。6万円なら何とかなりそうですが、4万というのは家賃としてはかなり抑えたほうといえます。特に東京や神奈川など家賃相場が高い所に住むとなれば、かなり厳しい金額です。
ですが、同じ東京でも条件を見直せば家賃を安くすることは可能です。条件というのは
・築年数が古い物件を探す
・家賃相場が低い地域で物件を探す
東京の中でも、あきる野市や武蔵村山市、日野市、青梅市あたりなら家賃相場を5万円以内に抑えることができます。
同じ間取りや広さでも立地や築年数で家賃は全く異なりますから、「これだけ家賃を抑えられればちょっとくらい不便でもいいや」と妥協できる賃貸物件が見つかると思います。
【快適な新婚生活】新居選びのコツや考え方4個
1.築年数にがっかりしないで
築年数が古いほど新婚生活にはふさわしくない物件だな・・・と思ってしまうのが正直な気持ちだと思いますが、考え方ひとつで築年数の古さは魅力に変わります。
古さを活かした家具選びをする
築年数が古さを「劣化」「汚い」ではなく、「レトロ」「アンティーク」と受け止めてみてはどうでしょうか。古さに合わせて家具を選べばより素敵な空間作りができます。
リフォームしている物件も多数ある
築年数が古いと借り手が見つかりにくいと考えるオーナーはたくさんいますので、リフォーム・リノベーションをしている賃貸物件が増えていることをご存知ですか。古いと思いきや新築?と思ってしまうくらいキレイなお部屋で、しかも家賃は抑えられるのですから最高です!
築年数が古いからこそできることもある
夫婦でDIYが趣味だという場合は築年数の古さは素晴らしいメリットになります。新築物件は壁やフローリングに傷がつかないよう細かい配慮をしなくてはいけません。そうでないと、退去時には現状回復費用としてドカッと請求されてしまいます。
ですが、築年数が古いと賃貸であるにもかかわらず、現状回復しなくてもOKでDIYすることが前提の物件が見つかります。
マイホームを手に入れるまでは無理だと思っていたお部屋のDIYが、賃貸で叶うのは嬉しいですよね。
2.夫婦の事情に合わせて物件を選ぼう
夫婦、またはそれぞれの事情に合わせて物件は選ぶようにしてください。住めればいいや、部屋数が多ければいいやという考え方では後々問題になってしまうかもしれません。
転勤の予定があるなら初期費用を抑える
数年以内に引越しすることが予定に入っているなら、できるだけ初期費用は抑えておいたほうがよいです。更新料や礼金が発生しない物件を中心に探してください。
荷物が多いなら収納を考える
趣味で集めているグッズや洋服が多いなら、収納が十分にある物件を選んでください。部屋が広いだけではモノが散らかりやすくなります。
勤務時間のズレが大きいなら寝室を別々にする
夫は夜勤が多くて妻は日勤という場合、生活時間がズレてしまうので寝室は別々にすることをおすすめします。同じ部屋だとどうしても睡眠の質に影響してしまいます。
出産予定があるなら間取りや近隣の環境も重視する
授かり婚で結婚するのなら、子どもと3人での生活を具体的に思い描いて物件探しをしましょう。防音設備は整っているか、近くに公園や保育園はあるか・・・など、子どもと暮らしていくうえで不便のない環境作りを整えてください。
あとは、何かあった時に子どもを預かってもらえるよう実家が近くにあったら、より理想的です。
3.内覧は2人で行くようにする
賃貸情報を集めるのはどちらか一方でもよいと思いますが、内覧は2人で足を運ぶようにしてください。写真や話を聞くだけでは実際に住んだときにこんなはずではなかったのに・・・という部分が増えてしまうかもしれません。
家は眠るだけの場所ではありません。基本的にはすぐ引越しするわけではありませんし、毎日生活する場所ですから、できれば何回かは下見することをおすすめします。
また、夜間の環境もチェックしておくのも大切です。夜になると決まって若者がコンビニ前でたむろしている、酔っ払いが多い、騒音が気になるといった場合は、物件が安くても治安が心配なので遠慮したいですよね。
4.通勤時間も考慮する
通勤時間に1時間も2時間もかけてしまっては、毎日のことなので大変です。特に共働きだと夫婦で過ごす時間をより大切にしたいですし、家事分担も考えると、通勤時間は短いに越したことはありません。
家賃を無理してでも物件にはこだわりたい!という人は・・・
家賃のために働いても構わない!住まいの条件を全て満たした所に住みたい!など、家賃が高くても物件にこだわりを持ちたいという人も中にはいるでしょう。この場合は次のことに注意してください。
それは夫婦2人の考え?
たとえば夫は家賃は安さにこだわりたい、妻は物件選びにこだわりたいと考えが違う場合、しっかり話し合わなくてはいけません。
これから2人での生活が始まるのですから、一方の考えを押し付ける形で新生活のスタートを切るのは避けるべき。できるだけお互いの希望を反映させられるようにしていきましょう。
・譲れないこと・譲ってもいいことを伝える
・数年先を見据えたプランを立てる
他でカバーできないか考える
費用や労力を考えると、一度住み始めたら特別な事情でもない限り引越しは頻繁にするものではありません。だからこそ、物件選びは慎重にいきたいもの。そこで考えてほしいのが物件ではなく他のことで満足できないか?ということです。
たとえば、築年数は古いのは嫌だけどお気に入りの家具を集めたり、配置を工夫してみたら満足できそうだなという場合は、家賃を抑えての物件選びが可能になります。家具であれば少しずつ集めることもできますから無理せず快適な住まいを作ることができます。
どういう家に住んでどんな暮らしがしたいのかを改めて考えてみてください。
節約生活に始める
家賃を収入の相場よりも高めに設定したいなら、他を安く抑えることでカバーできます。節約生活といっても無理をしてしまったら続けられないので「気軽にちょっとだけ」をモットーに生活費・固定費の見直しをしていきましょう。
・飲み会の回数を減らす
・生命保険の見直しをする
・あまり通わないスポーツジム、滅多に読まない新聞代など削れる固定費はないか検討する
・1枚で複数店舗に対応しているポイントカードを活用する
・クレジットカードは計画的に利用する。リボ払いは厳禁
・セール品・割引商品も不要なモノはないかしっかり検討する
・エアコンや電気のつけっぱなしといったムダ遣いをやめる
・行き当たりばったりで外食するのではなく、贅沢する日をあらかじめ決める
・高い買い物は即決せず、あえて買わずに本当に必要か検討する
・短期間や単発での使用なら購入ではなくレンタルも検討する
・ローンを組むことは極力しない
・1ヶ月の生活費をはじめに決めておく
・病気にならない健康的な生活を送ることも節約のうち
・銀行口座は「貯金する」「使う」「増やす」の3つに分ける
・財布に入れるお金を少額にする
・ボーナスや臨時収入は貯金に充てる。生活費に入れない
節約法はまだまだたくさんあります。小さいことから始めてもよいですし、節約を意識するだけでも行動に変化が起こるでしょう。
まとめ
結婚は地に足をつけて生活していくものであると同時に、2人の夢や可能性をたっぷりと詰め込んだ生活であってほしいものです。
一般的な考え方や平均値を参考にするのももちろん大切ですが、2人のこだわりやそのこだわりを実現するために必要なことを考えるのも同じくらい大切にしていきましょう!
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