【金銭感覚の違い】結婚前にお互いの違いを埋めておこう
どんなに気が合う2人でも、全く同じという部分はありません。
これからお話する金銭感覚に限ったことではなく、あらゆる感覚に違いがあるのは当たり前です。
重要なのは、その違いを受け入れられるか・受け入れてもらえるか…です。
金銭感覚は、数ある価値観の中でも違いが現れやすいですが、日常生活と深いかかわりがある価値観ほど放置してはいけません。
もし放置したまま結婚してしまうと、「価値観の違い」「性格の不一致」という理由で離婚の危機に直面するでしょう。
・自己犠牲を払っていることが苦になる
・時間の使い方が合わなくなる
・束縛されていると感じる
・ストレスが溜まる
・ケンカ(しかも激しいほう)が増える
金銭感覚はパートナーと協力し合ってその違いを埋めること、そして結婚向けの金銭感覚を身につけていくこと…の2つの課題があります。
このページでは、金銭感覚の違いをストレスなく埋めていく4個のコツを紹介していきます。
金銭感覚の違いを「オカシイ」「あり得ない」と捉えるのはダメ
お金の使い方は、本当に人それぞれです。
外食は贅沢だと考えていて、家計簿もしっかりつけている。
旅行は滅多に行かないし、行くとしても日帰りで帰れる距離。
仮にこの2人が付き合ったら、金銭感覚の違いに戸惑ってしまうでしょう。
もし、この時に自分の金銭感覚こそが正しいと思っていたなら、「あり得ない」「オカシイ」「付き合いきれない」という気持ちが強くなってしまいます。
確かに、海外旅行に年3回というのは贅沢だという感覚を持つ人は多いと思います。
一人暮らしの食費は平均で2万円前後と言われているのに、6万円もかかるのは浪費家だとも受け取れます。
ですが、お金を使う部分と使わない部分をしっかり分けていて、お給料の範囲内でやり繰りしているなら、どちらの金銭感覚もムダとは言い切れません。
自分とお金の使い方が違う、平均値よりも高いという理由で、相手の金銭感覚を間違っていると主張すると、理解し合うチャンスを失ってしまいます。
どこまで譲れるのか考える&話し合う
相手の金銭感覚を理解するよう努めるのも大切ですが、中には絶対に無理!というケースもあります。
例えば、お相手は爬虫類が大好きで、高額な新しいペットを度々迎え入れていたとします。家の中は水槽だらけで、いくら掃除をこまめにやっても独特のニオイもあったりして…。
あなたとしては夫婦になるなら、お金の使い方に納得できないし、1匹だって爬虫類が家にいるのは嫌だったとしても、相手にとっては可愛い家族なら頭ごなしに否定はできません。
こんな時は、爬虫類絶対NG!…から、どこまでなら譲れるのか?絶対に譲れないことは何なのか?を考えてみる必要があります。
・水槽を置くのはひと部屋分だけならOK
・水槽が○個までならOK など
ペットにお金をかけることは、お金の使い方がどうこう以上に、生き物と扱うわけですから日常生活に大きく影響しますよね。
金銭感覚の違いは我慢ばかりでは長続きしませんし、全否定するとお相手との関係にひびが入ってしまいます。
自分に正直でいること、そして妥協できる部分を探すことのバランスを考えてみましょう。
2人だけのルールを決める
正論や平均的なデータから導き出されたものではなく、2人で作ったルールで金銭感覚の違いを埋めていきましょう。
・相手が自由に使えるお金に対して、監視や詮索、意見することはしない
・○万円以上の買い物は相談する
・最低でも月○万円は、結婚資金として貯金する
・ルールを破ったら罰金→そのお金は貯金に充てる
・ボーナスや宝くじといった臨時収入は、その都度話し合って使い道を決める
ストレスを溜めずにルールを守っていくには、厳しいだけではいけません。もし無理のあるルールだなと感じたなら、軌道修正しつつちょうど良いラインを探っていくことも大切です。
お互いの違いを楽しむ
お互いの違いは、放置するとストレスやイライラの元になりますが、捉え方によっては楽しむことも可能です。
食費に惜しみなくお金を使う恋人なら、きっと美味しいお店をたくさん知っているはず。
それなら、記念日や誕生日といった特別なデートには、おすすめのお店をピックアップしてもらうことができます。
節約が大好きだという恋人ができれば、貯金するコツや光熱費を減らすコツを伝授してくれるでしょう。
教え合い、学び合える関係が理想的です。
違いを楽しめるようになると、考え方の幅が広がっていきますし、新たな発見は良い刺激になるのです。
ただ、いきなり違いを楽しめと言われても難しいと思いますので、まずは第一歩として正直な気持ちを伝えた後に、肯定的に受け取れる感想をくっつけてみましょう。
・私には絶対に無理!だけど羨ましいかも
・なにそれ、絶対変!でもちょっと面白そう
こうした伝え方なら、あなたも正直でいられるし、相手を不快にさせることもないですよね。肯定的な言葉を使うと、不思議と気持ちも前向きになっていくものです。
今、お付き合いをしている人がいて、金銭感覚の違いが既に大きな溝になっているとしたら、ほとんど反射で嫌!と否定的な気持ちになっているでしょう。きっとお相手も同じだと思います。
この場合、歩み寄るのはなかなか大変ですが、少しずつ許容範囲を広げていけるように頑張ってみてください。
結婚すると、人として成長できるとはよく言われていることですが、確かにあらゆる違いを埋めていくための努力は大きな成長に繋がりそうです。
条件がぴったりの結婚相手を選んだとしても、どれだけ深く愛し合っていたとしても、結婚はしてみないと分からない部分が圧倒的に多いです。
だからこそ、現時点で分かっていることだけでも、2人で一緒に乗り越えていきたいですよね。
関連記事
-
「結婚はしたいけど・・・」価値観の違いってどう乗り越えるの?
”価値観が合わない”は、常に上位にランクインする定番の離婚原因であり、恋人が別れる原因にもなります...
-
これで結婚後も後悔なし!?結婚前に確認したい21のチェックリスト
「今の恋人と結婚をしたい」と結婚を意識し始めると「本当にこの人と結婚しても大丈夫かな」と不安になって...
-
喧嘩の多いカップルには長続きするorすぐ別れるカップルがいる!?気になるその違いとは
思い出してみてください。 あなたは最近、彼氏と喧嘩をしましたか? 「3日前にしたよ、喧嘩なんてしょ...
-
「シングルマザーの彼氏はお金についてどう考えてる?」価値観のズレが小さくなるQ&A
とにかく時間がない、子供がいるという責任の重さ、お金の工面、恋愛や再婚に対する不安…。シングルマザ...
-
結婚が絡むと女性は怖い?現実的な考え方になる瞬間とは
あなたの周りに夢見がちな女性っていませんか? サプライズが好き、プレゼントが好き、彼色に染まりやす...