「シングルマザーの彼氏はお金についてどう考えてる?」価値観のズレが小さくなるQ&A
とにかく時間がない、子供がいるという責任の重さ、お金の工面、恋愛や再婚に対する不安…。シングルマザーは、日々、様々な悩みを抱えている中で、恋活・婚活に励んでいます。
そんな中で彼氏ができたという幸せは、苦労が多かった人ほど、絶対に手放したくないという思いを強めるでしょう。
ですが、この手放したくないという思いが裏目に出てしまうことがあります。それは「我慢」です。人と人が深く付き合う中で我慢することも必要ですが、どこまでも我慢すればいいというものではありません。
我慢に我慢を重ねた結果、価値観のズレがどんどん大きくなり、別れるしかなかったカップルは大勢いるわけですから。
ここでは、価値観のズレが出やすい【お金の悩み】についてお話します。子供がいるいないにかかわらず、カップル間のお金事情は複雑ですが、シングルマザーと彼氏の間にはどんな事情があるのでしょうか。
目次
Q1.私の家で過ごすのはタダだと思ってる?彼氏が生活費を入れてくれなくて困ってます!
一人暮らしなら質素なご飯でも仕方ないと思えるし、住まいも安さ重視で選べますが、シングルマザーとなれば話は別。ガッツリ働くことは難しい中で、子供にちゃんとしたご飯をあげたいと思います。いい家とまではいかなくても、安心して暮らしていける場所も用意したいですよね。
まぁいいか…では済まないからこそ、お金についてはきっちり考えておきたいと考えるシングルマザーは多いですが、彼氏ができるとこんな悩みを抱えることがあります。
・生活費も入れてくれないし、家事も手伝ってくれない…
・お金は負担してくれないけど、子供と遊んでくれるからチャラと考えるべき?
・彼氏を会社まで車で送ってあげる毎日…ガソリン代やかかった時間が地味にストレス…
・生活に困っているとハッキリ伝えたほうがいいの?
・お金の請求をして、関係がギクシャクしないか心配…
・生活費のことを彼氏から切り出してくれないのはなぜ?
・お金にだらしない彼氏とは別れるべき?
「生活費を入れて欲しい」とズバリ言うしかない!
お金の問題は、本当にたくさんのカップル・夫婦が抱えています。最悪、別れる(離婚)にも発展してしまうくらい重要なことでありながらも、本音が言いづらいとか、言わなくても分かるといった相手任せな考えで、つい問題を先延ばしにしがちです。
まず捨てなければいけないのは「相手もちゃんと考えてくれるだろう」という考えです。
この「ちゃんと」というのが曖昧なんですよね。
確かに彼氏は彼氏なりに「ちゃんと」お金のことを考えているでしょう。ですがそれは、あなたにとっての「ちゃんと」に寄り添っているとは限らないのです。
たとえば…
彼氏:お金を使わせたくないから、デートは彼女(あなた)の家で子供と一緒にのんびり過ごそう!
あなた:またウチで過ごすのか…光熱費や食費も馬鹿にならないんですけど…
彼氏は自分なりに考えてはいるけど、あなたの家で過ごすことで、少しずつかさんでいく光熱費や食費のことまでは気付けなかったというパターンです。
こうしたすれ違いは、いくら念を送っても彼氏には伝わりません。あなたが不機嫌そうにしたって「なんでイライラしてるのかな?」とは思っても、何に不満があるのかまでは分かりません。
女性あるある「気付いてほしい願望」が問題を大きくしている
女性には第六感があると言われたりしますが、これは嗅覚や表情は動作を細かく見ることができる能力が備わっているからです。彼氏のちょっとした変化に気づいて指摘してみたら、「なんで分かったの!?」と驚かれた経験があるのではないでしょうか。
このように女性には鋭い観察力があるので、彼氏にも同じように気付いてほしいと思ってしまいますが、それは期待しないほうがいいです。男性にとっては、言葉をかわさずにあなたの考えを読み取るのはとても難しいことなのです。
女性は男性にリードしてもらいたい、占い師のように言い当てて欲しいと思っています。そのせいで、本来しっかりと話し合わなくてはいけないことが、放置されているのだとしたら…。すれ違わなくてもいい場面でギクシャクしてしまっているのかもしれませんね。
彼氏にどう話したら伝わるの?
このひと言を彼氏に伝えることができず、悶々としているシングルマザーはどれくらいいるのでしょうか。一緒に住んでいるならともかく、お付き合い中の彼氏にお金を要求するのですから、言いにくいのも無理はありません。
ですが、お金の問題は早ければ早いほど、あっさりと解決するもの。ですから、勇気を出して話を切り出しましょう。
男性心理に寄り添うと、話し合いがスムーズになる
相手に伝わる話し方と検索したら、色々な方法が出てきますが、ここでは「男性心理に寄り添った話し方」をテーマに、話し方のコツを紹介します。
・「言わなくても分かるでしょ」は封印。自分の気持ちは言葉で説明して
・「話したいことが2つあるの」と最初にゴールを用意し、話したいことは簡潔にまとめておく
・「〇月までに□円貯めたいから、生活費を▲円入れてもらいたいな」と具体的な数字を伝える
・男性は長時間の電話やメールは苦手。伝える時は直接会ってから
・生活費を入れて欲しいことだけ伝える。過去の不満ネタを引っ張り出さない
・感情的になっている時は話し合いを避ける
・あなたの希望を伝えた上で、2人にとっての妥協案を探す
・生活費のお願いとセットで、感謝の気持ちも伝える
・「要求」ではなく「お願い」したほうが、相手はポジティブに受け止めてくれる
・遠まわしな言い方ではなく、直球で伝える
あとは、語尾に近づくにつれ言い方に気を付ける必要があります。
「生活費入れてよ!」「なんで生活費くらい入れてくれないの!?」「いつも生活費は私が出してるよね…」だとキツイ印象を与えますが、こんな感じなら彼氏も受け入れやすいでしょう。
「生活費を入れて欲しいんだけど…どうかな?」
「生活費を入れてもらえたら、今よりも安心して生活できそう」
彼氏に選択権を与えることで、「少しは生活費入れなくちゃな」と思ってもらえるでしょう。
もし、命令口調のようになってしまったら、そこから喧嘩になるリスクは跳ね上がります。男性は、自分の考えや行動を肯定したがるところがあるので、「生活費を入れないのは間違っていない!」という根拠を次々と示してくるでしょうから。
あなたとしても、生活費のやりくりがしたかっただけなのに、結果として彼氏のプライドを傷つけてしまうというのは、本望ではないはず。だからこそ、言い方には細心の注意を払ってください。
Q2.お金の不満を言ったら、関係が変わってしまうのでは…どうしたらいい?
お金のことで関係性が変わってしまうカップル・夫婦は大勢います。あなたがお金の話を持ち掛けることで、ギクシャクしてしまったり、彼を不機嫌にさせてしまう可能性もあるでしょう。「がめつい女だ」と思われてしまうかもしれません。
ですが、関係性が変わってしまうからとか、嫌われてしまうのが怖いという理由で、お金の話ができない関係を築き上げていく…これってお互いにとって良いことだと言えるのでしょうか。
付き合っていると必ず訪れる試練
シングルマザーに限らず、お付き合いしているカップルには、何度となく試練が訪れます。
恋愛観や金銭感覚といった価値観のズレ、倦怠期、不自由な感覚、信頼関係を築いていく中でのすれ違い…。細かいことまで入れると、数えきれないくらいの試練を乗り越えてきたからこそ、長いお付き合いができたり、生涯のパートナーとして結婚を決断できるわけです。
ですから、お金のことで言いたいことがあるなら、我慢してはいけません。
「私さえ我慢していれば…」は別れの前兆?
私たちは我慢することも大事だと教えられてきました。確かにそういう場面もたくさんありますよね。ですが、我慢にも限度がありますし、そもそも我慢しなくて良いこともあります。
・自分の本心が分からなくなる
・理由は分からないけどイライラする
・ストレスが溜まっていく
・心の病気になるリスクが上がる
・焦りや不安でいっぱいになる
・あまり眠れない
・いくら眠っても強い眠気が襲ってくる など
シングルマザーが恋愛を頑張ろうとして、結果的に我慢ばかりしてしまったというケースは少なくありません。恋愛に疲れ果てているのに、仕事や子育てに影響を及ぼしてしまった…と、自分自身を追い込んでしまうなんてことになれば、立ち直れなくなってしまいます…。
→【シングルマザーの恋愛】疲れたなぁ…と思った時にやって欲しいこと・やってはいけないこと
お金の貸し借りは避けて
生活費やデート代の負担など「彼氏が実際に使っているお金」について言いたいことがあるなら我慢してはいけません。ギクシャクしようが、ケンカになったとしても、乗り越えるべきハードルだと思って話し合いに挑んでください。
それからもうひとつ大切なのは、お金の貸し借りをしないということです。
何となく出来てしまう上下関係が怖い
あなたは家族や友達、恋人からお金を借りた経験はあるでしょうか。もしあるなら分かると思いますが、お金を返すまでの期間って何となく2人の間に上下関係らしきものを感じませんでしたか?
貸した側にはそんなつもりはなかったとしても、借りた側には後ろめたい気持ちが少なからずあります。気にしすぎるあまり、上下関係を作り出してしまうのかもしれません。
2人の関係にヒビが入ってしまうかも
この前5000円貸したのに、返しもせずにまた5000円貸してと言われたら…。どんな事情があったとしても、ストレスはストレスですし、気持ちが冷めてしまうこともあります。
特に少額だと、返してと言いにくいということもあって、余計に悶々としてしまいます。
大した金額でもないのに、お金にルーズだと、2人の関係にヒビが入ってしまう…こんなリスクがあることも覚えておいてください。
話し合うことで金銭感覚の違いを埋めていく
彼氏にお金のことを指摘をしたり、生活費を入れて欲しいとお願いするのは、言いづらいですし、人によっては胃がキリキリしてしまうくらいストレスかもしれません。
ですが、金銭感覚の違いを放っておいて上手くいくカップルはまずいません。放置する期間が長くなるほどに、苛立ちやストレスが積み重なっていき、あとはいつ大爆発を起こしてもおかしくない状況になってしまうでしょう。
大切なのは否定ではなく譲り合い
金銭感覚の違いを見つけると、相手のことをつい否定したくなります。たとえば、あなたが貯金命で生活しているとしたら、彼氏が趣味に大金を使っていることが理解できないと思うでしょう。
ですが、彼氏からしたら趣味があるから、ハードな仕事も頑張れるという気持ちでいたとしたら、散財だ!浪費だ!と責めるのは強引ではないでしょうか。
金銭感覚を埋めていく上で大切なのは、相手を否定することではなく、譲れることと譲れないことをお互いにハッキリさせることです。
そして、もし再婚も視野に入れているのであれば、より細かいすり合わせが必要になってきます。誰がどう管理するのか、貯金はどうするのかなど、結婚生活に向けて曖昧にはせずにしっかりと話し合っていきましょう。
Q3.デート代は割り勘?子供が一緒にいる時はどうしたらいい?
デート代については、彼氏に出してもらうべきとか、割り勘にすべきといったところではなく、まずは「2人のお金事情に見合ったデート」について考えてみることをおすすめします。
お金がなくても楽しめるデートプランを練ろう
「お金がないから、こんなことぐらいしかできない…」よりも「お金をかけなくてもこんなに楽しめるんだね!」というデートがしたいですよね。
そこで、おすすめの節約デートスポット一覧を紹介します。2つ3つ組み合わせていくと、大満足なプランを作れますし、お弁当を作って行けば、食事代も節約できます。
お家デートなら、場所代にお金をかける必要がないので、その分、食事を豪華にしたり、お花やアロマで贅沢な気分を楽しんだり、話題のゲームソフトを買ったり、漫画をたくさんレンタルして読みふけったり…。意外にやれることは多いです。
家デートはマンネリすると言われますが、同じことをするからマンネリするんです。少しでも「いつもと違うこと」を見つけることができれば、立派なデートプランになりますよ。
彼氏が出してくれるなら有難く受け入れてもOK
デートの時は全額彼氏持ちという状況は、自由に使えるお金が少ないシングルマザーにとっては、感謝のひと言ですよね。彼氏が自分から出してくれるのであれば、基本的には受け入れてもいいと思います。
ただ、デートの度に全額出してくれるとか、子供の分まで負担してくれるというのが続いて、ありがたみよりも申し訳ないという気持ちが強くなってきたのであれば、出来る範囲でお返しをしてあげてください。
彼が好きなご飯を作ってあげるとか、カフェやちょっとした買い物はあなたが出すとか、ちょっとしたプレゼントを用意してあげるなど、お金をかけなくても日頃の感謝の気持ちを表現することはできますよね。
割り勘派ならデートの予算に気を付けて
割り勘のメリットは、対等でいられることではないでしょうか。いつも奢られてばかりだと、申し訳ないというか、罪悪感のようなものが芽生えていくものですが、割り勘なら堂々と言いたいことが言える気がします。
たとえば、食事がイマイチだった時。割り勘なら「ちょっとあんまりだったねー」なんて感想も気軽に言えますが、奢られた場合はそうもいきませんよね。
対等でいられること以外にも、彼氏の金銭的な負担を和らげてあげられることや、経済的に自立している女性として扱われるという点もメリットといえます。
ただしひとつ注意点も。それはデート代の予算についてです。割り勘が前提だと、持ち合わせが少ない場合でも半分払わなくてはいけませんし、今日はお金がなくて…とも言いにくいものです。
彼氏が行きたい所が予算の都合上、厳しいようであれば、正直に伝える勇気は持ってくださいね。そうでないと、無理をすることになってしまい、割り勘デートが楽しめなくなってしまいます。
まとめ:シンママの彼氏はお金でも子供でもなく、あなたを見ている
シングルマザーに彼氏ができると、「お金はちゃんと援助してもらってるの?」なんて周りから言われることがあります。シンママの彼氏になったのだから、当然お金のことは覚悟しているよね?という考えなのでしょう。
ですが、彼氏目線からすると、お金でもなく子供でもなく、あなたを好きになったという事実を大切にしているのではないでしょうか。
付き合うことを決めた時点では、経済的に支えていく覚悟を固めているわけでもないし、父親になる覚悟をしたわけでもないというのが本音かと。
シングルマザーのあなたからすると、頼りないと思うかもしれませんが、付き合い始めから責任や義務を意識させるのも重苦しくなってしまいます。
まずは、2人の関係を作っていくことにエネルギーを注いでいく。その中で、お金の問題をじっくり話し合っていきましょう。
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