まったく出会えない出会い系アプリを避けるための心得
男女の恋活や婚活を速やかに実現させる出会い系アプリは若年層男女を中心にすっかり定着しました。
しかし出会い系アプリはそれなりに費用がかかり、利用してもライバルが多くて出会えない男女もいます。
もっと小規模な出会い系アプリなら出会えないということはないはず、とか、もっと安いところで出会いを探したい、という気持ちも分かりますが、大手以外の出会い系では出会えないばかりでなく、被害に遭うこともあるのです。
App storeやGoogle Playには数多くの出会い系と称する出会えないアプリが次々にリリースされているのでご用心ください。
そこで今回は「まったく出会えない出会い系アプリを避けるための心得」と題し、絶対に出会えないアプリと確実に出会えるアプリの紹介をします。
目次
キャッチフレーズに騙されやすい出会えない系
まずはApp storeを見てみましょう。
カテゴリーのソーシャルネットワーキングを見ると、見慣れない出会い系を装った出会えないアプリが数多くリリースされています。
「無料出会いSNSチャット!即会いマッチング-chat’s」とか「無料チャットは近所で出会いチャット!〜無料の出会いチャットで今すぐチャット」(このリリース元は「無料チャットはオトナの出会いチャット!~無料の出会いチャットで今すぐチャット」とほとんど同じネーミングの別バージョンもリリースしています)など、とにかく、よくこれほど似た出会えない系アプリを出してくるものだ、と感心するほどです。
これらの出会い系を装った大半は出会えない仕組みになっています。
その仕組みから解説しますね。
出会えない系は年齢確認なしで会員登録できる!?
男女の出会いを演出するサービスは出会い系規制法の範疇なので、インターネット異性紹介事業の認可を運営会社所在地所轄の警察署に申請しなければなりません。
これは恋活でも婚活でも大手だろうと小規模サイトであろうと、すべからく認可を受けなければサイト運営ができません。
この認可を受けると出会い系を開設できますが、会員募集の際は18歳未満の利用を防ぐために年齢認証が必要になります。
Facebook経由が増えましたが、その他の認証方法としてクレジットカード登録や公的機関の発行による証明書が必要なのは出会い系規制法を守っているからなのです。
では、もう一度出会えないのに「即会い!」とか「近所で出会い!」などと謳っているアプリを見てみましょう。
キャッチフレーズには必ず「匿名で登録可能!」とか「面倒な手続きをしないで登録できる!」などがつけられています。もうこの時点でマトモな出会い系アプリではなく出会い系を装った出会えない系アプリと分かりますね。
出会えない系アプリに登録した途端にサクラメッセージの嵐!
実際、これらの出会い系を装った出会えない系アプリは年齢確認しないで会員登録できます。
しかし会員登録した途端、メッセージの嵐に巻き込まれます。
「すぐに私とエッチして!」とか「1億円上げます。主人には内緒でセックスしてください!」など、とにかく男性が有頂天になるような内容が次々と届き、しかもメッセージの送り主のエロい画像付き。
普通の男性であればすぐに返信を打ちたくなるのも無理はありません。
しかし、有料会員にならなければ返信できません。キャッチコピーでは「完全無料!」と言っている割には1通350〜500円と法外な料金体系になっています。
もうお分かりですね。
メッセージの送り主はすべて運営側が用意した絶対に出会えないサクラで、会員に法外な課金を使わせるのが目的なのです。
消費者センターに文句を言いたいところですが、その前に利用規約をよく読んでください。必ず「このサイトは男女の出会い、交際を斡旋するものではありません」とか「当サイトを利用しての男女の出会いを禁止します」などと書かれているはずです。
つまり、この一文を入れておくことで「出会い系アプリではありません」と言い逃れしているわけです。これでは出会えない場合でも文句が言えません。
ちなみにこれらの出会えない系アプリは男性のみ登録可能で女性は登録できない仕組みになっています。
サクラ満開のアプリでは絶対に出会えないだけでなく課金がむしり取られ、さらにメールアドレスが悪用されることが多いので絶対にダウンロードしないでください。ちなみに現在、「KAZUNARI USA」や「YASUTOMO TANAKA」などのように個人名義でリリースされているアプリが出会えない系です。
出会えない系アプリばかりじゃない!信頼できる出会い系アプリの見分け方
では、出会えない詐欺まがいの悪質アプリが多い中で、本当に出会える可能性があるアプリはあるのでしょうか?
絶対に出会えるというわけではなく、会員登録しても出会えない男女もいますが、少なくとも基本的にサクラがいない出会い系アプリはいろいろあります。
それらを選べば出会えないことはあっても課金だけがボッタクられるということはありません。
見分け方はとても簡単です。
優良出会い系アプリは必ずインターネット異性紹介事業の認可を受けているので、その届け出番号を確認すること、もうひとつは会員登録の際、年齢確認のあるアプリを選ぶことです。
無料会員の段階では年齢確認が不必要なところもありますが、そういった出会い系アプリは無料会員ではコンテンツ利用が制限されており、異性会員にメッセージを送りたい時は課金と年齢確認が同時に必要となります。
以下に信頼できる出会い系を紹介します。
Pairs(ペアーズ)
株式会社エウレカが運営する出会い系アプリで開設は2012年と比較的新しいのですが、女性誌を中心に広告展開を行い、現在は500万人を超す会員を抱える日本最大級の出会い系アプリとなっています。
Facebook経由で入会できる手軽さとアメリカ初の出会い系アプリ、マッチドットコムと同じスタイルの出会いに特化したスピーディなコンテンツが若年層男女を中心に人気を集めました。
使用方法はとても簡単です。無料会員として登録後、プロフィール項目を記入してプロフィール画像をアップすれば自分と相性のよい会員を検索、表示してくれるので気に入った相手がいたら「いいね!」を送るだけ。相手から「いいね!ありがとう」が返ってきたらメッセージ交換が可能になります。
なお、検索までは無料会員でもできますが、相手にメッセージを送る際は有料となり、年齢確認が必要です。料金体系は月額制で、男性は3480円〜、女性は無料ですが、「いいね!」を送れる回数が30回に限定されています。
Omiai(オミアイ)
Pairsよりもわずかに早く開設したのがOmiaiです。ほとんど同時期に始まっているので何かと比較されるライバル関係ですが、利用している年齢層はOmiaiの方が比較的高くなっています。
運営しているのはアフィリエイトマーケティングの戦略立案などを手がけている株式会社ネットマーケティングで、利用方法はPairsとまったく同じです。どちらが真似した、ということはなく、極端な話、どちらもマッチドットコムを参考にしているので同じになるわけですね。
料金体系はPairsよりやや高く月額3980円〜、女性は無料で利用できます。Omiaiの場合、「いいね」を交換した段階でマッチング成立となり、メッセージが2往復以上になると画像やお互いの連絡先をメッセージ内に入れることができます。これを利用すれば出会えないという可能性は極端に低くなるので、メッセージ2往復まで頑張ってください。
ゼクシィ恋結び
PairsやOmiaiよりも後発ですが、リクルートグループによる運営とゼクシィのネームバリューで人気を集めているのが「ゼクシィ恋結び」です。リクルートグループでは他に婚活用の「ゼクシィ縁結び」とリクルートホールディングが出資した傘下企業のNIJIBOXが運営する恋活用アプリMatchbookがあります。
システムは上記の2つとまったく同じです。Facebook経由で入会、プロフィール作成後に「いいね」送信で相手から返事があればマッチング成立。システムが共通なのはユーザーが他の出会い系アプリを新規で利用する際、惑わずに操作できるというメリットがあります。
では、どこで差異化を図るのかというと、リクルートグループの場合は企業規模を活かしてMatchbookで友達探し、ゼクシィ恋結びで婚活、この2つで出会えない時はゼクシィ縁結びで結婚相手を探してくださいという3段スライド方式でユーザーの囲い込みをしているところです。料金体系は男性が3480円〜、女性は初月のみ108円です。
その他、メンタリストのDaiGo氏が監修、質問に答えることで相性の良い相手を探し出すという他にはない特徴を持つWithやアメーバブログでお馴染みのサイバーエージェントが運営するタップル誕生なども安心して利用できる出会い系アプリです。
まとめ
出会い系を装った出会えない系はどれほど利用しても絶対に出会えない仕組みになっています。
だからといって上記の安心できる出会い系を使えば出会えない状況を打破できるというものでもありません。むしろ、安心できる出会い系だからといって真剣度が足りない状況で相手を探しているだけだと出会えないで月額料金だけが消えていく結果になります。
出会い系アプリは画像やプロフィールを見て興味が湧かなければ「いいね」をどれだけ送ってもスルーされるだけで出会えない状況のままです。出会いを実現したいのであれば、他の会員が魅力的に感じられる画像や積極的なメッセージ交換をしなければなりません。
安心できる出会い系だからといっても出会えない状況に陥らないように工夫してください。
それでは素敵な出会い系ライフを〜。