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「3強」に「4低」に「3生」!?変わりゆく結婚の条件と男性の苦労


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誰が言い出したかは分かりませんが、女性が求める結婚の条件というのは時代に合わせて変わってきました。

例えば、バブル期によく言われていたのは【3高】

高学歴・高収入・高身長の男性がモテるとされ、上昇志向の強い人たちがたくさんいました。

上昇志向と言えば良いことのように感じますが、その裏側では、身近な人たちをライバルに見立て、よりよい暮らしをしているところを見せなければ…と見栄を張り合っていたのだとか。

それなら確かに3高の男性でないと、格好がつかなかったでしょうね。
そして女性もルックスを中心に、色々なことを求められていたと思います。

では、今の時代はどうでしょうか。

ここでは、時代の流れと共に、理想とする”結婚したい男性像”がどう変化していったのか調べてみました。

理想の男性像はこんな風に変化してきました

3高(1986年12月頃~1991年2月頃)

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高学歴…大卒もしくは院卒・一流大学卒
高収入…年収1,000万円以上
高身長…180㎝以上

婚活している男女の年齢層は20~30代が多いですから、バブル時代にどんな恩恵が受けられたか知らないかもしれません。ですが、バブル期があったという話は聞いたことがあるでしょう。

→こんな時代でした
・サラリーマンのお小遣いは平均7万円
・給料袋は自立して立つくらいに分厚かった
・毛皮や宝石など、ファッションが派手派手だった
・未成年でもウン百万のローン審査にあっさり通った
・女性は財布を持たなくても遊べた
・社員旅行は海外
・就活で説明会へ行くと、交通費に…と3万円もらえた

バブル時代を経験したことがない人からすると、まるで別世界です。
就活の説明会で3万…って、何十社も回ればあっという間にお金持ちです。

そんな贅沢な!と思いつつ、お金に困らない生活はやっぱり羨ましいのひと言ですよね。

ですが、その分、女性が求める結婚の条件もものすごく高かったことが伺えるのが”3高”です。

この時代は、みんなが上を目指していましたから、周囲と競い合うように贅沢な暮らしをしていました。

高身長…はどうだったか分かりませんが、高学歴・高年収の男性はゴロゴロいたでしょう。

3平(2012年頃)

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均的な収入・均的な見た目・穏な性格の3つを兼ね備えた男性のこと

バブル崩壊後は、【3平】の男性が理想だとされるようになった時代もありました。…が、その”平均的”の概念にはびっくりです。

3平の男性こそが理想の結婚相手だ!と言っている女性の話を聞くと、平均的な年収は何と約680万円…。

一体どこが平均的なのでしょうか。

3平男子という言葉が出始めたのは2012年頃なのですが、その当時のサラリーマン平均年収は約470万円。全く680万円に届いていません。

その代わり…ということなのか分かりませんが、結婚適齢期とされる30歳過ぎの男性ではなく、経済的にゆとりがある40代のオジサマ世代(離婚歴があっても問題なし)がモテたようです。

今では歳の差婚も珍しくありませんが、平均的な年収の男性と結婚したくない!という女性の思いが反映されたためでしょうか。

平均的なルックスや平穏な性格…については、捉え方に個人差があるので、どうだったのかは分かりません。

ただ、平穏な性格については、年上男性を選べば女性の扱いも上手に出来そうですし、精神面も落ち着いていそうですよね。

4低(2012年頃)

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低姿勢…威張らない・偉そうな態度を取らない
低依存…家のことを妻に丸投げしない
低リスク…リストラの心配がない、安定した仕事に就いている
低燃費…浪費家ではない、趣味にお金をかけない

今回調べた中で最も「これって男性が結婚するメリットあるのかしら…」と感じたのが、この【4低】です。

偉そうにしたり威張ってはダメ、家事は男性も積極的に参加するべき、リストラの心配がない公務員がベスト…と、注文が細かくなってきた感があります。

そして極め付けは、お金がかかる趣味はダメ・浪費をしない倹約家であることを求める”低燃費”。

まず低燃費って言葉が微妙です。浪費をしないのは大切ですが、趣味にも大々的に文句を言われるなんて…。

平均年収の現状を把握せずに、600万円以上の年収を求められても困りますが、だからと言って、性格や趣味について細かく言われてしまうのはキツいですよね。

ただ、見方を変えれば、これまで当たり前とされてきた、男性像・女性像に変化が訪れたとも言えるでしょう。

男性はリードして当たり前…から、同じ目線になってコミュニケーションを取ることを求められるようになりました。

また、女性は家のことをやる・男性は外で働く…という概念も絶対ではなくなってきていますよね。

3強(2015年頃)

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生活・不景気・身体の3つが強い男性のこと

【3強】は、草食男子が流行った後に言われるようになった言葉です。

草食男子の定義はいくつかあります。

その①
協調性があって家庭的で、優しい性格ではあるが、恋愛には奥手でありセックスにも興味が薄い。40歳くらいまでの男性のこと
その②
異性を積極的に求めない。人を傷つけることも傷つけられることも極力避けようとする男性のこと

草食男子を簡単に説明するなら、優しい・争いは苦手・性欲がないという感じでしょうか。

優しさは、結婚後の生活には欠かせない要素ではありますが、男らしくない・恋愛に消極的という点については、女性たちはうんざりしていた模様。

だから3強男性が求められるようになったのでしょう。

結婚生活を送る上での強さがある

これは家事や子育てに対して、女性と同じ目線になって参加してくれるという意味です。

共働きが珍しくない今の時代、家事を全くやらないのは論外として、手伝いという軽いレベルものでもない。積極的に家のことをこなしていく男性が求めらるようになりました。

不景気な時代を生き抜く強さがある

日本が完全に不景気を抜け出したと言える日は、もう少し先の話になりそうですから、結婚生活を送る上でも不景気は影を落としてしまうこともあります。

例えばリストラや、減給は不景気を象徴していますよね。

こうした予想外の壁にぶちあたった時、すぐに気持ちを切り替えて別の方法で稼ぐ手段を見つけてくる強さがあるということです。

体格が良くて力持ち+ハードな生活でも健康を維持できる

最後は身体の強さについて。

妻や子供を守れるくらいの力があって、忙しい日々を送っていてもどこからそんなエネルギーが?と思えるくらい健康的な男性を指します。

風邪ひとつひかない健康体は、安定した結婚生活には欠かせません。

3温(2015年頃)

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優しさがある・愛してくれる・安心感がある…の3つが揃った男性のこと

高校生~大学生の女性に対して行った調査(GIRL’STREND研究所)なので、結婚適齢期の人が対象ではありませんが、彼女たちは優しさ・愛情・安心感といった心の繋がりを結婚の条件として挙げました。

結婚をリアルに考えていない世代は、お金よりも大切なことがあるという気持ちが強いですよね。男性も女性も心の繋がりを一番に求めています。

ですが、それだけでは結婚生活は成り立たないということを社会経験した人たちは学んでいます。

つまり、3温は現実的な考えではない…?とも捉えられますが、この調査には続きがあります。

同じく女子高生&女子大生に理想の働き方について質問したところ「仕事をバリバリこなしたい」「フルタイムで働いていたい」といった回答が半数以上だったというのです。

専業主婦が主流だった時代から、専業主婦になりたくてもなれない時代、そして今は共働きが普通でしょ!という時代になったということではないでしょうか。

様々なメディアで、不景気な時代を象徴するようなニュースばかりを見て育ったからこそ、女性も働く時代であると若い内から考えているようです。

3生(2016年~)←今はココらしい

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生存力…家庭内でトラブルが起こった時に対処できる力がある
生活力…妻に頼らなくても家事をこなすことができる力、親に依存しなくても経済的に自立できる力がある
生産力…何もないところから、新しいものを生み出す力がある。人脈があり人望が厚い

最後になりましたが、今求められている結婚相手の条件は【3生】なんだそうです。

バブル期にモテたとされる3高男子は、今の時代からするとこんな風に言われてしまいます。

高学歴→一流大学を出たって将来が約束されたわけではないよ
高収入→年収が高い男なんて、どれだけ高い競争率なんだよ(ちなみに年収1,000万円以上の人は人口の4%未満だとか)
高身長→身長は高くてもいいけど、高身長である必要は特にない

今の時代は、生き抜く力が強い男性がモテます。経済力がメインではないようです。
ひと言でまとめるならば、サバイバル力です。

極端ですが、ある日突然無人島で暮らすことになっても、そこから人生を切り開いていけるように生命力に溢れた男性が求められています。

DASH村を作り上げてきたTOKIOの5人は、正に3生男子だ!と話題になっていますが、確かに彼らのような男性が側にいてくれると不安なんて一切なく、リードしてもらえそうです。

少し前にブームとなった草食男子と呼ばれる人たちとっては、生き辛い時代になってきましたね。

ところで、安定した結婚生活にお金は欠かせませんが、3生男子にはそれをメインで求められていません。

それもそのはずで、サバイバル力のある男性であれば、どんな時代であってもお金を稼いでくれるであろうという安心感があります。

3生男子に、わざわざ年収はいくら…なんて希望する必要なんてないのです。


 

時代に合わせて、理想とする結婚の条件は変わっていくというお話でした(中には全く時代が反映されていない項目もありましたが…)。

こうして女性から一方的に求められると、好き勝手言ってるな…とウンザリしてしまう部分もあるかもしれませんが、あくまで理想ですから、参考程度に覚えていてください。


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