「結婚を前提に付き合う」ってどういうこと?
「結婚前提で付き合ってください」という台詞。
付き合う時に”結婚”というキーワードを入れるのは、色々な意味があると思います。
・早く結婚したいと思っている
・本気で向き合いたいと思っている
・絶対に浮気はしないと宣言している
・絶対に浮気をしないで欲しいと思っている 等
本気であることを強く伝えたい時には、とても心に響く台詞であることは間違いありません。
結婚を前提に…というひと言は、色んな意味が含まれています。
何よりお互いにとって、それは大きな影響力を持つということを忘れてはいけません。
相手はこの台詞をどう受け止めるか、お付き合いの期間、男性と女性の立場の違い、普通の恋愛との違い、具体的にいつ結婚したいと思っているのか、結婚の準備は何をすべきか…など、考えることは本当にたくさんあります。
結婚の準備などは、付き合うことになってから考えていっても遅くはありませんが、この台詞に込められた意味は最低限理解しておく必要があります。
ここでは、「結婚を前提に付き合ってください!」を言う予定がある人に向けてお話しています。
目次
この台詞に込められた意味を知ろう
お付き合いを始めてから結婚するまでの期間って、どれくらいが平均か知っていますか?
結婚と出産に関する全国調査(2010年)によると、次のようになっています。
・出会った時の年齢→男性が24.9歳、女性は23.6歳
・1987年の平均交際期間→2.54年
約20年前の調査だと2年半くらいですから、倍近く長くなったことになりますね。
そして次に見て欲しいのが、結婚相談所や婚活サイトといった婚活サービスを利用している人のデータです。
・1年以内に成婚する会員は約3人に1人(パートナーエージェント)
・約8カ月の交際で結婚を決めている(楽天オーネット)
恋愛結婚と婚活サービスを利用している人の違いは、結婚を強く意識しているところにあります。
特に高額な利用料がかかる結婚相談所は、それだけ本気じゃないと入会できません。
ですが、婚活サービスを利用していなくても結婚願望が強い人はたくさんいます。
結婚できると思って付き合ったのに、実際は3年4年経っても進展せずに辛い想いをしているという悩みはよく聞きますよね。
「結婚したい」だけではダメ
結婚を前提にしたお付き合いを考えた時に、まず考えて欲しいのが「いつ結婚したいのか」です。
あなたなら、この台詞を言われた時に結婚までの距離をどう解釈しますか?
恐らく1~2年の間で考える人が大半ではないかと思います。
もちろん、付き合っていく中で色々なことがありますから、絶対的なことは言えませんが、いつ?をイメージしていないと、結婚までの速度はやはり遅くなってしまいます。
10年後に結婚しても”結婚前提のお付き合い”と言えますが、それなら結婚は口にしないほうが相手のためであり、あなたのためでもあります。
恋愛結婚の平均交際期間は4年を超えているとありますが、予想通りだったというカップルはどれくらいいるでしょうか。
中にはもっと早く結婚したかった、こんなはずじゃなかったのに…という人も含まれていると思います。
この台詞を口にするなら、真剣さだけではなく、早く結婚したいという気持ちもある時だけにしてください。
「結婚を前提に~」は重い台詞?
結婚願望が強かったとしてもまずは友達から…と考える人もいれば、次に付き合う人と絶対に結婚する!という目標を立てている人もいます。
そこでまず想像して欲しいのが、あなたが結婚を前提としたお付き合いを申し込んだ時に、相手はどう反応するか…です。
覚悟や本気が伺える台詞であるという一方で、こんな風に受け取る人もいます。
・付き合ってみないと結婚したいかどうかなんて分からないし…
たとえ順調に仲良くなっていたとしても、このひと言がきっかけで関係に溝ができてしまうこともあり得ますので、普段の会話の中から相手の考え方を探ってみましょう。
あんまり聞きたくないかもしれませんが、過去の恋愛話の中にヒントが隠されているかもしれませんし、或いは友達の話の中から見えてくるかもしれません。
➡ 結婚前提のお付き合いはアリ!という人の声
結婚を意識している人や既婚者からは、この台詞は好意的に受け止められることが多いです。
・年齢を考えた時に、結婚前提での交際を考えるのは普通
・結婚が前提じゃなければ、時間のムダ
・真剣に付き合うなら、結婚を視野に入れるのは当然
もしもあなたが、結婚前提の付き合いを申し込まれたなら、どう受け止めますか?
告白するタイミングはいつ?
結婚を前提としたお付き合いって、まるでプロポーズみたいです。
言うほうも言われるほうも、真剣にならざるを得ない状況になることは間違いありません。
一生に一度のつもりで臨むのですから、当然絶対に成功させたいですよね。きっと、告白のタイミングにはものすごく慎重になっているでしょう。
タイミングについては、恋愛経験が豊富な人であれば見極められることなのかもしれませんが、実際にはとても難しいことです。
そもそも、ベストタイミングなんて自分で決めるものですし。
とにかく大切なのは、早く伝えておくことです。
あなたが大切に想っている人は、他の誰かにとっても大切な人かもしれません。
参考:本命からOKもらいたい!婚活で告白したい時に役立つQ&A
➡ もしも断られた時は…
言うまでもなく、結婚相手は一人だけ。
その一人だけ…に選ばれるのは、努力だけではなく目に見えない”何か”の後押しも必要不可欠です。
結婚前提のお付き合いを申し込んで、断られたとしても、あなたのことが嫌いなわけでもなければ、結婚する価値のない人だと判断されたわけでもありません。
ただ、たった一人の枠からは漏れただけという話。
少し落ち込んだら、また前を見て進んでいきましょう!
結婚に向けてのお付き合いって何だろう?Q&A
晴れて恋人同士になれたら、ここからいよいよ結婚に向けてどんなことをしていくのか、そしてお互いを知るためのお付き合いを両立していくことになります。
ここでは、2人ペースで結婚に向かって進んでいくために役立つQ&Aをまとめています。
Q 結婚前提のお付き合いって何をするの?
一緒にいる時間を出来るだけ作る
お互いの絆を知るために必要なのは、とにかく一緒にいる時間を作ることです。
素の自分を出そうとか、長所や短所を知ろう、一緒にいて楽しいか、幸せか…など、お互いを知るためにやるべきことは色々ありますが、どれも簡単にできるものではありません。
だから、長い時間を2人で過ごすことが大切なんです。
一緒にいる時間が長くなるほど、自然に素が出てきますし、お互いの色んな面が見えてきます。
上手くいかないことだらけ…が普通
長年付き合ってきたカップルでさえ、結婚へ向かうとなると色んな衝突があるものです。
結婚までの道のりは、ウキウキしたり、幸せな気持ちを満喫していたいものですが、理想と現実は違います。
きっと、思っていたのと違うことだらけですから、想定外の出来事を楽しむくらいのゆとりを持って挑んでください。
結婚の準備を通して、お互いの仲を深めることにも繋がるでしょう。
Q お付き合いの期間はどれくらいに設定しておくべき?
結婚前提の場合、お付き合い期間は短くなるものだという認識があると思います。
実際、結婚前提で付き合うケースが多い婚活サービスの利用者は、入会から成婚までの期間が1年未満であることも珍しくありません。
交際を申し込んだ側の心構えとしては1~2年のつもりでいたほうが良いですが、2人で相談して決めることが何より大事ですよね。
➡ ポイント
・いつまでに結婚したいかの目標を決め、そこから逆算して計画を立てていく
・曜日や週、月毎に、やりたいこと・やらなくてはいけないことをこなしていく
・1~2カ月毎に、計画は順調か見直しをする
お互いの関係を深めることは、なかなか計画的にいくものではありませんから、そこは時間を重ねるしかありません。
ですが、結婚の準備は何をすべきかある程度分かっていますから、こちらは計画性を持って進めていけます。
たとえば、結婚が決まったカップルは、こんなことをやっています。
お互いの両親へ挨拶/式場・日取りを決める/衣装選び・披露宴の段取り(料理・BGM・引き出物等)を決める/お互いの職場・友人への報告/住まい探し 等
本当はひとつひとつに心を込めて進めていきたいところですが、半年~1年以内での結婚となった場合は、やっぱり”こなしていく”という感覚になってしまいます。
そうなると、結婚するんだぁ…という幸せな余韻に浸れないのは残念ですが、新婚生活が始まってからの楽しみに取っておくのも良いと思います。
➡ もしも別れたいと思ったら…?
どんなカップルでも、別れたいと思う瞬間はあるものです。
価値観の違いにストレスを感じた時、大げんかした時、他に気になる人ができた時…。理由も色々ですよね。
ですが、結婚が絡むからこそ、溝が出来てもそれを埋めよう・理解しようと強く思うので、言い争いになることがあっても伝え合うことを諦めるのはなかなかできません。
結婚は、人間としての成長が最も期待できる場ですが、この諦めたくないという気持ちが大きく影響しているのでしょう。
Q 同棲は必要?
結婚前の同棲に関しては、
・結婚生活の疑似体験が出来る
・結婚の意味が分からなくなる
・プロポーズのタイミングが分からなくなる
等、メリットとデメリットがかけ離れているので、賛否両論あります。
メリットだけを見れば、結婚生活をシミュレーションできるとても良いチャンスですが、絶対にすべきことでもありませんので、2人でよく話し合う必要があります。
もし同棲することになったら、次の3つを意識してください。
・同棲の理由を改めてハッキリさせる
・同棲の期限を決める
・2人だけのルールを作っていく
気を付けて欲しいのは、同棲をゴールにしてはいけないということ。
特に男性は、同棲を始めると結婚する意味が見いだせなくなってしまい、なぁなぁな関係を続けようとするケースは多いです。
ちなみに、同棲のハードルは高いけど、長く一緒にいるのはいいなということであれば、少し長めの旅行へ行ったり、週末だけお泊りするといったこともおすすめです。
Q 親への挨拶はいつ?
Girls Style LABOの調査によると、1年以内に挨拶をしたという人は55.9%と、半数以上にもなっていることが分かりました。
結婚が前提であれば、早めに挨拶を済ませておくと、後々スムーズです。
スケジュールの大まかな流れとしては…
・時間帯は相手方から特に指定がなければ、お昼過ぎにする
・まずは女性側の親へ挨拶(男性の籍に入ることが多いため)
・男性側の親へ挨拶(男性の場合、結婚の許しは事前にもらっておく)
2人の間で結婚を前提のお付き合いを始めたとして、互いの親から許しをもらうまでは、結婚の準備を進めてはいけません。
また、挨拶へ行く時の手土産ですが、基本的にお菓子などの消耗品をおすすめします。
高価である必要はありませんので、予算は3,000円くらいで十分です。
結婚するために貯金はいくら必要?
絶対になくてはいけないものではありませんが、あって損はないのが貯金ですよね。
目標金額は人それぞれですが、2人で合わせて400万円くらいあると、結婚費用としては十分だというデータがあります。
参考:プロポーズするなら貯金400万は欲しい!?結婚費用のリアル
大切なのは何にいくらくらいかかるのか…を把握しておくこと。
特に式を挙げる場合、高額になりますから、まずはどんなプランがあるのか調べてみましょう。
式を挙げないとしても、新生活で必要な物を買いそろえる・新しい住まいを借りる等で50~100万円くらいはあったほうが安心です。
Q 別れを切りだすと慰謝料が発生する?
男女の関係はどうなるか分かりません。
今はアツアツなカップルでも1年後には別々の人生を歩んでいるなんてことは普通にありますよね。
ましてや出会って間もない内は、いくら結婚前提であっても、こんなはずではなかったという想定外の出来事に見舞われることが多いですから、別れを選ぶ可能性はあります。
慰謝料について心配になるのは最もだと思います。
では実際に、結婚を前提に付き合っていた場合は慰謝料の請求が可能なのでしょうか。
慰謝料請求については同じような状況でも、ちょっとした違いで請求できるケースと、できないケースとがあります。
基本的には、口約束は証拠が残っていないために慰謝料の請求はできないと判断されますが、以下の場合だと成立する場合があります。
・第三者に報告済
・プロポーズにOKした
・「○○日までに結婚しよう」にOKした
ただし、以下のような場合は慰謝料は発生しないと思って良いでしょう。
・「結婚を前提としてお付き合いさせてください」にOKした
→結婚にOKした訳ではないから
・「いつか結婚しよう」にOKした
→具体的に決まったわけではないし、よくある恋人同士の会話と解釈されるから
これから関係を深めていくという時に、あまり考えたくないことではありますが、一応頭の片隅には入れておいてください。
一番は話し合いで解決することですが、冷静に話し合えない状況であれば、家族や場合によっては弁護士などの第三者を間に入れて、お互いが納得できる答えを見つけていくことが大切です。
本気であることを伝えたいと思った時、結婚前提のお付き合いを申し込むのはとても有効な方法ではありますが、本気さアピールをしたい…だけが理由なら、この台詞を口にしてはいけません。
後でトラブルが続出してしまうのは目に見えていますから。
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