恋愛がめんどくさいと感じている人が読むべき記事

最近、恋愛がめんどくさいと感じて、恋人を作ろうとしない人や結婚しようとしない人が増えている、とよく聞くようになりました。

実際にそのような人たちが増えている、という事ですが、恋愛がめんどくさいと感じる人達に共通の理由はあるのでしょうか？また、その人達は、今後も決して恋愛や結婚をしないつもりなのでしょうか？

本当は、恋愛がめんどくさいと感じる気持ちを克服して、気の合う異性と知り合って、新たに親密な関係を築いていく事を望んでいる人も居るかも知れません。

めんどくささを超えるほど大切に思える恋愛が出来れば、とても素敵な事ですよね！

そこで今回は「恋愛がめんどくさいと感じている人が読むべき記事」と題して、恋愛がめんどくさいと感じる理由と克服方法について解説します。

1 今、「恋愛がめんどくさい！」と感じる男女が増えている
2 恋愛嫌いを克服するためのアプローチ
3 恋に発展するまではめんどくさいなら出会い系サイトを利用してみる
4 まとめ

今、「恋愛がめんどくさい！」と感じる男女が増えている

どうして今、恋愛がめんどくさいと感じる男女が増えているのでしょうか？

様々な調査を見ると、その理由としては、とても多くの事柄が挙げられています。

例えば・・・

連絡を毎日小まめに取らなければならないのでめんどくさい。
相手の嫌がる事を注意深く避けなければならないのでめんどくさい。
独りで居る方が気が楽。
恋愛すると独りで居る時間が無くなったり相手からの干渉や束縛が激しかったりして息が詰まる。
恋愛すると出費が嵩む。
恋愛すると恋愛していなかった頃よりも不安や嫉妬心が高じてきて、気持ちが浮き沈みし、揺れ動き、めんどくさい気分になる。

といった具合です。

どれにも共通するのは、相手に過度に気を遣って、言いたい事も言えなくなっていたり、相手の顔色を窺うのが義務のようになっていたりしている、という点です。

気を遣い過ぎているからこそ、毎日小まめに連絡したり、相手の嫌がる事を何としても避けようとしたり、独りの時間が無くなってしまうほど相手に付き合ったり、相手の為にお金を遣って出費が嵩んだりするのではないでしょうか？

また、気を遣い過ぎて言いたい事も言えなくなっているからこそ、独りで居る時の方が気持ちが休まったり、相手からの干渉や束縛が激しくて息が詰まる事を相手に話す事が出来なかったり、出費を抑えた付き合い方を提案出来なかったり、不安や嫉妬心が高じてきてもその気持ちを打ち明けて二人で乗り越えていく事が出来なかったりするのではないでしょうか？

更には、相手の顔色を窺う事が義務化しているからこそ、毎日小まめに連絡する事や、相手の嫌がる事を注意深く避ける事を、率直な愛情から自発的に行うのではなく、「～しなければならない」と思い込み、まるで自分の気持ちとは関係無い事のように行う事になっているのではないでしょうか？

こうして考えてみると、「独りで居る方が気が楽。」というのは、気遣いに必死で気持ちが休まらず苦しい恋愛の現実からの現実逃避とも思えてきます。

こんな恋愛なら、確かに、めんどくさく、煩わしく、重苦しく、どうしてこんな関係を続けているのか、と思いたくもなるような恋愛じゃないか、と思います。

恋愛嫌いを克服するためのアプローチ

恋愛嫌いを克服するためのアプローチとしてまずすべきことは、「めんどくさくない恋愛を考える　」ということですね。

では、どうすれば「恋愛がめんどくさい」と感じる気持ち、つまり、恋愛嫌いを克服出来るでしょうか？

それを考える前に、一つ注意を向けておきたいのは、「恋愛がめんどくさい」と感じる気持ち、恋愛嫌いは、必ずしも全ての恋愛に当てはまるとは限らない、という点です。

もし全ての恋愛が「めんどくさい」嫌な物ならば、「恋愛がめんどくさい」と感じる気持ち、恋愛嫌いを克服する必要は無いでしょう。ですから、「恋愛がめんどくさい」と感じる気持ち、恋愛嫌いを克服しようと思うのであれば、幾らかの希望や期待を恋愛に対して持っているだろう、と思います。

そこで、「自分はどう云う恋愛ならば『めんどくさい』と思わずに居られるのだろうか？」と自問自答する事が出来ます。自分が恋愛をめんどくさいと思う理由を紙等に書き出して、自分の心の中を可視化する事が役に立つ、と勧める専門家もいます。

確かにこの方法は、自分の気持ちを自分で把握するのに有用な方法だろう、と思います。

気を遣い過ぎなくて済む恋愛とは？

また、前の章で考えたように、気を遣い過ぎているから恋愛がめんどくさく感じられるようになる、という点を踏まえて考えるならば、気を遣い過ぎなくて済む恋愛である事は非常に重要です。

では、なぜ気を遣い過ぎてしまうのでしょうか？

適度に気を遣う事は、相手の事を思う愛情や好意、思いやりの結果だと思います。しかし、過度に気を遣う事は、相手の事を思ってと言うよりは、自分自身が抱いている不安のせいではないでしょうか？

では、どうしてそれほどの不安を持つようになり、しかも、長々と解消されずに持ち続けているのでしょうか？

それは、自分がする事に対して相手がどう思うかが分からず、一方、自分の気持ちを相手が十分に受け入れてくれている事も信じる事が出来ないからではないでしょうか？

ですから、そう云うお互いに一方通行になっている関係を、お互いに通じ合っている関係に変えていく必要が有ります。

その為にまずはお互いが素直な気持ちで話し合える関係を作っていく事が必要です。

既に現在進行形でパートナーが居る人は、パートナーと協力しながら、少しずつでもそう云う関係を目指していく事が出来るでしょう。

そして、現在パートナーが居ない人、「恋愛がめんどくさい」と感じながらも、過度に気を遣わずに済み、お互いに通じ合い分かり合える恋愛ならば良い、と思う人は、次の相手とはそう云う関係を築いていくと良い、と思います。

新しい恋愛観

それにしても、そういう関係を求めるならば、相手が最初から「恋人」と云う特別な関係で結ばれた人でなくても良い事になります。と言うのは、先ず最初に目指す「お互いが素直な気持ちで話し合える関係」は、恋人同士、恋愛関係でなければならない訳ではないからです。

この事に関して、ちょっと興味深い話が有ります。

日本では、「付き合う」と云う関係やその関係のスタートになる「告白」がとても重視されていますが、外国では必ずしもそうではないようなのです。

「付き合う」とか「告白」とかが重視されていない国や地域では、多くの場合、「よく知り合う」事が重視されています。お互いによく知り合い、知られ合って、その上で尚、お互いにその相手が良いと思えば、最早「付き合う」と云う段階は必要無いかも知れません。

気を遣い過ぎる恋愛がめんどくさいと感じている人はこの見方を取り入れて、まずは好意を感じた相手を、恋人としてではなく、普通の友人、知り合いの立場でよく知るという段階から始めると、恋愛嫌いを克服するのに役立つかも知れません。

別の言い方をすれば、恋愛関係を作る事を急ぐのではなく、先ずは良い人間関係を作る事に集中するのが良いかも知れない、という事です。

もしかすると、この事は、恋愛観の変化、新しい恋愛観、と言えるかも知れませんね。

長く続く人間関係は「Win-Winの関係」

また、長く続く人間関係は、常にWin-Winの関係になっている、という報告もあります。

そして、恋人同士や夫婦であっても、望んでいる事、Winだと思っている事柄は、一人一人違っているでしょう。

ですから、お互いに相手にとってのWinを知り、自分にとってのWinを伝え、二人でそれらをどうやって両方達成していくか、共通認識を持つ必要があります。

そうすれば、Win-Winの関係が出来て、長く続く関係にしていく事が出来るかも知れません。
そんな事が出来るにはお互いに素直に心を打ち明け合う関係を作る必要があるでしょう。

もちろん、そんな関係が直ぐに出来る訳ではありません。

そんな関係が出来るまでの間にも、それぞれのWinがありますから、お互いに素直に心を打ち明け合う事が自分達にとってのWinになる、という認識を醸成していく期間が必要でしょう。

しかし、二人の関係をゆっくりと暖めていく事には、それ相応の幸せな結果が待っています。

名言を読んで様々な人の恋愛観に触れる

この文章では、「新しい恋愛観」をオススメさせていただきましたが、恋愛は人類の歴史と同じだけの歴史を持ち、人の数だけ多くの恋愛観を残してきました。

そんな様々な人々の恋愛観に触れる事は、自分の恋愛観を見直し、恋愛に前向きになれるヒントを与えてくれるかも知れません。

長い恋愛論を読むには、時間を取って腰を据えて取り組まなければなりませんが、多くの人が自分の恋愛観を反映した名言を残してくれていますから、そんな名言を通して、他の人々の恋愛観に触れてみましょう。

愛することによって失うものは何もない。
しかし、愛することを怖がっていたら、何も得られない。
―　バーバラ・デ・アンジェリス（アメリカの女性作家・心理学者 / 1951～）

恋愛は、チャンスではないと思う。
私はそれを意志だと思う。
―　太宰治（日本の男性作家 / 1909～1948）

大恋愛も、耐え忍ぶ事が大切です。
―　ココ・シャネル（フランスの女性ファッションデザイナー / 1883～1971）

私はこれまでの人生でずっと「私は愛されない人間なんだ」と思ってきたの。
でも私の人生にはそれよりもっと悪いことがあったと、はじめて気がついたの。
私自身、心から人を愛そうとしなかったのよ。
―　マリリン・モンロー（アメリカの女優 / 1926～1962）

愛は、お互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。
―　サン＝テグジュペリ（フランスの男性作家・飛行機操縦士　※代表作『星の王子様』 / 1900～1944）

私達は完璧な愛を作る代わりに、完璧な恋人を探そうとして、時を無駄にしている。
―　トム・ロビンズ（アメリカの男性作家 / 1936～）

女はなぜとか、何の為にとか云った理由無しに愛される事を望むものだ。
つまり、美しいからとか、善良であるとか、聡明であるとか云った理由によってではなく、彼女が彼女自身であると云う理由によって愛される事を望むものだ。
―　アミエル（スイスの哲学者、詩人、批評家 / 1821～1881）