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「キスしたいのにできない!」潔癖症の恋人との付き合い方


手を洗う回数が多い、自宅以外の様式トイレは座れない、ドアノブを直に触れないなど、潔癖症であることで日常生活に支障をきたしている人たちがいます。もしもあなたの恋人が潔癖症の特徴に当てはまるのであれば、スキンシップに大きな悩みを抱えているでしょう。

潔癖症はキレイ好きとは異なります。どこまでがキレイ好きで、どこからが潔癖症か・・・という線引きは難しいですが、ちょっと触れるだけでも気持ち悪がるような素振りを見せる、キスができないのであれば、あなたの恋人は潔癖症かもしれません。

この記事では、潔癖症の恋人に対する理解を深め、恋愛を今より楽しむためのコツを紹介していきます。

【潔癖症の特徴】拒否反応に傷つかないでください

恋人に触れただけなのに激しく嫌がれると、嫌われているのではないか、汚いと思われているのではないか・・・とショックを受けると思います。恋人の意思で拒否しているとしか見えないのですから当然のことです。

ですが、潔癖症の人は、実際に汚れているかどうかは関係なく、汚染されるのではないかという恐怖心が拭えないために汚れを取り除こうと必死になります。

中には病気になることに強い恐怖を感じ、お酒を飲む人やタバコを吸う人、太っている人に対して普通では考えられないくらいの嫌悪感を持つという症状が表れることもあるんです。

これらの症状が本人を苦しめ、日常生活の大きな妨げになっているのであれば、「強迫神経障害」の診断を受けることもあります。この場合は、精神療法・薬物療法といった治療が必要になります。(参考:Wikipedia)。

つまり、あなたが嫌だから、汚いから拒否するのではなく、汚染されることに対して異常ともいえる恐怖心を抱えているが故の反応なのです。

ですから、どうか傷つかないでください。恋人の潔癖症を理解し、付き合い方を探していくことを大切にしていきましょう。

潔癖症の恋人を理解するために必要な知識3個

『汚いと思われているのか・・・』そう解釈してしまうと、恋人の態度や言動に深く傷ついてしまいます。でもそれは事実であって事実ではないというか、不潔は確かに怖いのですが、根本的な原因はそこではありません。

例えば、幼少期にとても甘えられる状況ではない厳しい家庭で育ったとか、ストレスを感じやすい性格といったことが、潔癖症の引き金になります。心の問題ですから、表面上の態度や言動を鵜呑みにせず、少しずつ潔癖症に対する理解を深めていくことが大切です。

①あなたを傷つけていることは、きっと自覚しています

恐怖心が抑えられないために、スキンシップを拒否してしまいますが、そんな中でも恋人はあなたを傷つけてしまっている自覚があると思います。

申し訳ない、かわいそうなことをしていると分かっていても、抑えることができないのが潔癖症の特徴です。これは愛情の度合いで解決するものではなく心の問題ですから、恋人が抱えている罪悪感をあなたも少し背負ってあげようとする感覚が大切です。

恐らく、恋愛だけではなく、友達やその他の人間関係も潔癖症が影響しているでしょうから、あなたは絶対的な味方になってあげてください。

②専門的な治療を受けるかどうか、話し合ってください

潔癖症の原因は、これだ!というものは特定されていませんが、影響が大きいのではないかと考えられていることはあります。

例えば、過去に大きなストレスを抱えるような出来事があった(進学、就職、家族との死別など)、将来への不安を大きく感じた経験が、潔癖症に繋がることがあるようです。

または、脳の損傷である可能性も指摘されていますし、潔癖症を含む強迫性障害の人は親族にも同じような症状を抱えているケースが多いという報告もあります。

ですが、原因が特定できなくても、症状は改善しますし、効果的な治療法もあります。治療を受けるかどうかについては、本人の気持ちが一番大切ではありますが、あなたが客観的に見て専門医に診てもらったほうが良いのではと思うのなら、まずは話し合う機会を作りましょう。

実際、昔は重度の潔癖症だったけど、治療を受けたことで恋人との関わりが大きく前進した人は多くいます。

たとえば、以前は絶対に受け付けなかったのに、歯磨きの後ならキスができるようになった、前後にお風呂に入れば性行為ができるようになったなど、ちょっとした条件が整えばクリアできるようになるケースもあります。

今の恋人の様子を見ていると、そこまで劇的に変わるなんて想像できないと思うかもしれませんが、潔癖症はキレイ好きの延長ではなく一種の強迫神経症ですから、本人の治したいという意思と医師のサポートがあれば、良い変化を見せる可能性は高いのです。

③関わり方で症状が改善することがあります。

一番の理解者になる

潔癖症の人は、治そうと努力するもののそれがプレッシャーとなってしまうことが多いです。ですが、一人でも理解者が側にいてくれるなら、きっと安心できるはず。あなたが肩の力を抜いて潔癖症と向き合っていくことは、症状の緩和にも繋がりますので、一番の理解者を目指してみましょう。

潔癖症であることを本人はもちろん、あなたも一緒に受け止めてあげることが大切なのです。

少しずつチャレンジする

これは触っても大丈夫なんだ、怖くないんだという経験を少しずつ積み重ねていくことも良い方法です。

例えば手を繋ぐことができないのなら、手に一瞬チョンと触るくらいのところから始めてみてください。

こうして恋人の許容範囲で触れる経験を繰り返すと、徐々に潔癖症の影響力が小さくなっていきますし、恋人は怖いことはされないという安心感に満たされ、より良い方向へ向かっていくでしょう。

汚れても大丈夫なんだという感覚を持つ

私たちの日常にはたくさんの汚れがありますし、無数の菌がいますので、潔癖症の人が汚いと思うのは間違ってはいません。

ただ、汚くても私たちは生きていくことができます。もちろん、空気中のウイルスに感染して病気になってしまうリスクはありますが、確率としては非常に低いですよね。

「汚れていたとしても大丈夫」「汚いままでも生活はできるんだ」ということを2人の合い言葉にしてみてはどうでしょうか。

潔癖症は汚れが問題ではなくて、心の問題ですから、一緒に大丈夫と唱えていると、少しずつ前向きな気持ちになってくれるかもしれません。

潔癖症の人にとってキスとは

少し前に、潔癖症ではないのにキスが苦手な女性が増えてきたらしいと話題になったことがあります。特にディープキスは、気持ち良さを感じるどころか気持ち悪いとしか思えないそうです。

恋人が潔癖症だとキスもできないなんて・・・と深刻に受け止めて落ち込んでしまうかもしれませんが、潔癖であるかどうか関係なく、キスという行為自体が苦手な人は一定数いるものです。

潔癖症の人にとっては、いくら好きでもスキンシップは大変な冒険であり、その中でも、キスはやはり非常にハードルが高い行為になります。付き合って長いけどキスまで辿り着かないというカップルは少なくありません。

あなたの唾液がついてしまうこと、口内には菌がたくさんいること、食後は特に抵抗感があること、潔癖症の人にとってはキスに到達するまでには乗り越えなくてはいけないハードルはいくつもあるのです。

恐らく本人も悩んでいるでしょうから、あまりにも落ち込んでしまったり、責めたりするのはプレッシャーを強く感じてしまっては上手くいきません。何が怖いのか・苦手なのかを確認して、2人で少しずつハードルを乗り越えていきましょう。

例えば、こんな心掛けは恋人を安心させてあげられると思います。

・キスの前に歯を磨く
・口臭対策をしておく
・リップなどで唇ケアをする
・虫歯治療をする
・相手の抵抗感が少ない部位にキスしてみる
・ソフトなキスから試してみる
・リラックスできる環境を作る など

まとめ

色々と悩みは多いかもしれませんが、潔癖症である本人も同じようにのスキンシップができずにきっと悩んでいます。

何も考えず、気持ちの赴くまま恋人と繋がれたらどんなにいいかと思っているでしょうから、ストレスやプレッシャーを与えないような関わり方を探していきましょう。

もちろん、それにはあなた自身の心の負担を軽くする必要があります。

潔癖症は改善するケースが非常に多いです。ネット上でも体験談はたくさん見つかりますから、それらもぜひ励みにしてください。あとは、何事もポジティブ変換が大切ですね。

キスでいうなら、キスまでの道のりが遠いと考えるのではなく、キスに辿りつくまでの目標を細分化して、ひとつひとつクリアしていこうと考えてみてください。

ポジティブ変換はあなた自身を救ってくれるだけではなく、きっと恋人にも安心を与えることができますから、よりよい関係を築くことができます。

自分たちでは解決が難しいと感じたら、専門家に頼る方法もあるのですから、気持ちを楽にして2人で少しずつ冒険していきましょう。


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