「結婚を認めてください!」親に反対された時の説得は○○に学べ
親御さんに結婚を反対された時、焦りや不安、恐怖など、色々な気持ちが重なって冷静ではいられません。
そんな中で、どう説得しようかと頭を悩ませたり、ごちゃごちゃした感情を整理しなくてはいけないのですから、結婚までの道のりが遠くなったように感じてしまうでしょう。
自分の親ならの反対ならまだ耐えられるものの、相手の親御さんからダメだと言われてしまったら…。心が折れそうになりますよね。
結婚は2人の気持ちが何より大事ですが、今後を考えると親の気持ちも無視はできません。
ここでは、親を説得するためのちょっとしたテクニックをいくつか紹介します。
また、反対された事で生じる悩みについても触れていきたいと思います。
目次
親を説得するにはどうしたらいいの?
親に反対されてしまったけど結婚したい。かと言って反対されたままでは前へ進めない…。
そんな時は説得するしかありませんよね。
世の中にはたくさんの説得術がありますが、その中でも比較的簡単で、それでいて効果が高そうなものを挙げていきます。
目指すは、どんな気難しい相手でも心を開く事ができるトップ営業マン!です。
①説得力のある人間になりきる
ダメだろうな、怒られてしまうだろうな、顔が怖いんだよな…と、ビクビク怯えている中で説得をしても、結果は簡単に想像できますよね。
そこで、あなたには”説得力のある人間”を演じてもらいたいのです。
トップの営業マンの中には、プライベートは無口でシャイだったりという人はいます。性格上、無理だから…なんて思わずに、ぜひチャレンジしてみてください。
説得力があるように見える話し方・仕草
また、自分を客観的に観察する事も大切です。
話があっちこっちに飛んでしまったり、自信なさげな弱々しい話し方だったりすると、不信感しか持たれません。
自分の話し方や態度、姿勢を振り返ってみて、説得力に欠ける部分があれば、改善していきましょう。
②この機会に”親心”を学ぶ
親の気持ちを本当の意味で理解するのは、あなた自身が親になった時ですが、学ぼうとする気持ちはいつでも持てます。
親の言い分というのは、時に感情的になってしまうものです。だけど、後になってから『やっぱり親の言ってた事は間違っていなかったんだなぁ』と思った経験は誰にでも一度くらいはあるでしょう。
親が反対するのは、子供の幸せを願っているから…ですよね
たとえば、収入面で反対された場合、何とかなるし!ではなくて、本当に生活していけるのかを2人でシミュレーションしていく事は大切です。
2人の問題に口を出さないで欲しい…というのが本音かもしれませんが、祝福される結婚・円滑な家族付き合いをしたいなら、真摯に受け止めなくてはいけません。
反対する理由を確認したら、一旦持ち帰り、2人で冷静に話し合う時間を持ってください。そして話し合って出した結論を元に、改めてお話する機会を作ってもらいましょう。
説得が難しい性格もある
親が子供の幸せを願わないはずはありませんが、親である前に、一人の人間です。性格も少なからず影響します。
一度反対したら、なかなか説得には応じてくれないタイプの性格がいくつかあります。その場合は、時間をかけたり伝え方に工夫が必要になります。
特徴:本心では納得していても、最初の意見を覆せない
説得のカギ:自分から結論は言わない。話すべき事を話したら、結論は相手に出してもらうように誘導する
特徴:安心できる要素がないと、納得できない・落ち着けない
説得のカギ:相手の不安や心配事を解消してあげる、または改善策を提案する
特徴:人の意見に耳を貸さない/人の粗探しをする/間違いを人のせいにする
説得のカギ:こちらの話はつっぱねられる可能性が高いので、相手からの発言を促すようにして様子を見る
特徴:自分の考えではなく、一般的な意見を受け入れる/地位が高い人に従う
説得のカギ:社会的な評価が高い人の協力を仰ぐ
子離れできていない可能性も
結婚を反対する親の中には、子離れできていないというケースも少なからずあります。
子供を奪われたくない気持ちが強いために、しばらくは何を言っても反対しているかもしれませんが、時間の経過と共に気持ちの整理をしてくれるでしょう。
③何度も足を運ぶ
人の心を動かすには時間がかかる場合もあります。
1回で説得しようとせず、長期戦だと思って挑む事も大切です。
時間をかけて説得するというのは二通りの方法があります。
ひとつは、言葉のままで親の気持ちが落ち着くまでは、会おうとせず時間を置くという事です。
冷静な話し合いが難しいなら、効果は期待できるでしょう。
そしてふたつ目は、何度も顔を合わせる機会を増やして時間をかけていくというものです。
ある程度、落ち着いて話し合える状況であれば、こちらの方法を試してみてはどうでしょうか。
認知心理学から見ても効果が期待できる
認知心理学とうのは、知覚や記憶、思考、学習能力といった人間の機能を研究している分野になります。
この中で紹介したいのは”単純接触効果”についてです。
➡ 単純接触効果とは
何度も顔を合わせるうちに、警戒心が薄れていき、反対に好感を持てるようになっていくという心理の事。
一度だけ長時間の話し合いをするよりも、短い時間であっても何度も会う機会を持つほうが、相手の印象に残る。
ただ、頻繁に足を運んでは、結婚に向けた話し合いばかりをするのもお互い疲れてしまいますから、挨拶程度で済ませる日も挟んでいきましょう。
お土産を持っていくとか、別の用事で顔を出すなど、顔を合わせる理由は何でも良いのです。
ちなみに、この人間の心理は、恋愛においても役立つんですよ。
④自分に不利な事をあえて話題にする
結婚に賛成してもらうためには、こちらにとって都合の良い根拠を出来るだけ並べたいものですが、それだと逆に不信感を持たれてしまう可能性があります。
少し話しは逸れますが、人に商品やサービスを売る時のテクニックとして”一面提示”と”両面提示”というものがあります。
両面提示:メリットだけではなくデメリットも説明する
あなたが買い物をする時、一面提示をしてくる販売員と、両面提示する販売員がいたら、恐らく後者のほうを信用しますよね。この心理を親への説得に活かしてみましょう。
”ブーメラン効果”に気をつけて
相手が不信感を抱いた時に、良い面ばかりを並べて説得しようとすると、返って不信感を募らせてしまう心理があります。これを”ブーメラン効果”と言います。
ブーメランみたいに、出発点(不信感)に戻ってきてしまうという事です。
この状況にはまってしまうと、説得しようとすればするほどに、親は反発心を持ってしまうので、どんどん関係がこじれてしまいます。
親が反対しそうな要素を持っているなら、あなたから先にそれを伝えて、解決策なり改善策なりを説明しておくと、説得力が増しますし、ちゃんと考えているんだなと安心してもらえるでしょう。
【恐怖心、将来への不安…】反対される事で抱える悩み
親御さんに結婚を反対される事で抱える悩みというのは、説得の方法だけではありません。
様々なケースがありますが、その中でも特に多い悩みについてお話していきます。
反対されるかと思うと怖い
まだ反対されていなくても、反対されるだろうと予想できるのなら、親に会う事が怖くてたまらないでしょう。
怒られるかもしれない、傷つくかもしれないのに、話をしようというのですから、当然ですよね。
この場合は、いきなり2人で挨拶へ行くよりも、少しずつ距離を縮めていくほうが、心の準備はしやすいと思います。
たとえば、彼女側の親が反対しそうであれば、まずは彼女だけで親と話してもらってください。
その時のポイントは「結婚します!」と宣言するのではなく、相談したい、お父さんとお母さんが頼りだ、人生の先輩として教えてもらいたいといった姿勢を持つ事が大切です。
更に、お父さんとお母さんに心から祝ってもらえる結婚がしたいという気持ちを伝えると、良い流れができます。
こうして、予め親の心をほぐしておくと、恐怖心も和らいで落ち着いて本番を迎えられるでしょう。
親に反対されると結婚生活は上手くいかないもの?
離婚原因の中には、義理の親と上手くいかなかったというものがあります。
結婚した当時は、2人の気持ちが何より大事だと思っていたものの、実際に生活をスタートさせてみると、親の影響力は絶大だと実感したのです。
親と上手くいかずに離婚した夫婦の中には、結婚前に反対を受けたわけではなく、親の祝福の中で結婚したケースもたくさんあったと思います。
賛成してもらってもどうなるか分からないのに、反対されている中で結婚生活を維持していくのは、難しい…。だから、親に反対されると結婚は上手くいかないと言われるのでしょう。
このケースでの理想は、よく話し合い、納得してもらった上で結婚する事です。
法律上は、親の賛成がなくても結婚はできますが、将来を考えるとやはり祝福された中での新生活が望ましいですよね。
もし、反対されている中でも結婚すると決めたなら、それ相応の覚悟が必要です。
何があっても親を頼れない事、お正月やお盆などの顔を合わせる行事ではどう接していくのか…という事、そして仲良くなるためにどう努力していくか…など、2人で力を合わせて逆風を乗り越えなくてはいけません。
仲良くなるための努力は特に大切です。
勘当されると言われてしまった…
親に反対されている中で結婚を進めていきたいとなった時、場合によっては勘当されてしまう可能性もあります。
親としては、どうにかして結婚をやめさせたい気持ちが強くて、勘当という言葉を口にしたのでしょうが、それを本当に望んでいる親は誰もいません。
そこまで言われたのなら、押し切って結婚するよりも親の気持ちに寄り添ったほうが解決の糸口が見えてきます。
感情的になっているなら、しばらく時間を置いてから、改めて話し合う機会を持つ事をおすすめします。1回で結果を出そうとするのではなく、何度も時間をかけて…という気持ちも大切です。
親に反対された時、諦めるのか・説得するのか…の最終的な結論を出すのは、あなたとパートナーの2人です。
ですが、人生に関わる非常に大きな決断になりますから、感情的になったりせず、じっくり話し合ってベストな道を探ってみましょう。
おすすめしたいのは、やはり時間をかけてでも少しずつ距離を縮めていく事です。
いつの日か、反対騒動が笑い話になればいいですよね。
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