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【恋愛の共依存】満たされない・傷つけ合う環境から脱出するには



この記事に辿り着いたあなたは、自分自身が共依存でないかと疑いを持っている、もしくは誰かにそう言われたのだと思います。

共依存にはいくつもの問題が潜んでいますが、一番は何かと言えば、恋人と共にどんどん辛い状況に追い込まれてしまうという事です。

例えば、男性がお金を求めたとしたら、もっとよこせ!という欲求は留まることを知らず、やがては暴力的になってしまうでしょう。女性は女性でお金をいくらでも与えようとして、心身ともに参ってしまいます。

この関係は、命を絶ってしまう事すら有り得るので、決して甘く見てはいけません。

ここでは、共依存の関係から抜け出すための考え方についてお話していきます。

共依存に陥りやすいのはこんな人


共依存の関係は、2人にとっては普通の事なので自覚するのは難しいです。

ですが、どこかで違和感があったり、このままではダメだという気持ちもあるからか、第三者には隠そうとする人も少なくありません。

辞めたいけど辞めたくない・・・そんな心理があるから、他人には知られたくないのでしょう。

ですが、恋人と離れて過ごしている時間に、ふと自分たちの関係はおかしいのでは・・・という疑問が湧いてくる事があります。

その時にどんな情報をインプットするかで、あなたの未来は大きく左右されます。

未来を切り開くための第一歩は、共依存を自覚する・・・です。

まずは、共依存になりやすい人の特徴を挙げていきます。当てはまる数が多いとそれだけ共依存の危険が高まります。

 ➡ 共依存になりやすい人の特徴
・自分の事が受け入れられない・嫌い
・誰かに必要とされていないと生きる価値はないと思っている
・自分を犠牲にして相手を優先するのが日常
・相手を自分の思い通りに管理したい
・相手の悪い部分を指摘できない
・相手の感情が自分の事のように感じる
・相手の問題は自分の責任であると感じる
・言葉で考えを伝えるのが苦手
・相手からの暴力や暴言を何度でも許してしまう
・一人では生きていけないと思っている
・人の意見を受け入れられないところがある
・人を救う事に生きがいを見出している
・この人は私がいないとダメなんだと思った事がある
・自分の事を話すのが苦手・他人の事ばかり話題にする
・強く言われると嫌とは言えない
・恋人ができると、他の事が何も手に付かなくなる
・将来を考えると不安しかない

もっと具体的に・・・共依存のリスクを理解しよう

上のチェック項目にいくつも当てはまったとしたら、共依存なのかも・・・から、共依存なんだ!と思えてきた人もいるかもしれませんね。

頭の中では好ましい関係性ではないと分かっていながらも、心のどこかではこのままでいたいという気持ちもあるでしょう。

共依存から脱出するための第一歩は自覚してもらう事・・・でした。次に感じて欲しいのは共依存がどれだけ危険な関係であるか・・・・という事です。

リスク①お互いの心を削り合ってしまう


共依存の関係性については、こんな考え方もあるように思います。

「お互いを必要としている関係ではないか」

お互いが必要とするのは、恋人関係を築く上で必要不可欠であり、理想ともいえます。

ですが、それに関しては、共依存ではなく”相互依存”と言い、それぞれの意味は全く異なるものです。

相互依存は、お互いに自立していて、お互いの幸せや目標のために助け合う気持ちを持っている関係の事です。

共依存のように与える側と受け取る側に分かれるのではなく、与えると受け取るのキャッチボールが出来ます。

精神的に自立しているから、2人で過ごす時間はとても心地よくて、良好な関係が築けるのです。

自立していない場合、どうしても相手に執着してしまったり、思い通りにコントロールしようとします。「自分がいないとダメなんだ」「この人がいないと生きていけないんだ」と、お互いにしがみついている状態…これが共依存です。

お互いを高め合う相互依存に対して、心を削り合ってしまうのが共依存です。

悪循環から抜け出せない


共依存の恋愛は、男性は暴力や暴言がひどく、女性はそれに耐え続けるという関係がとても多いです。

女性は、いつ行われるか分からない暴言や暴力が怯えているにも拘らず、「いつもは優しいし、私が支えてあげなきゃ」というように、使命感に燃えています。

おかしいと感じている一方で、この関係を続けたいとも思っているので、周囲には相談できずに一人で抱え込んでしまうケースも多いです。

状況は違えど、共依存の関係になっているカップルの関係性はよく似ています。求める側と与える側に分かれて、一方通行で自分勝手な感情を押し付け合っているのです。

また、上の例で言えば、暴力や暴言を放つ男性側に問題があると思われがちですが、実際は違います。

女性の自尊心は低く、誰かに必要とされている時にだけ生きている価値を見出している状態…つまり、男性の暴力や暴言がないと生きていけないという思い込みが強いです。

そうなると、男性も立ち直るきっかけをつかむどころか、暴力や暴言はエスカレートしていきます。周囲にも2人で協力して隠そうとするため、どうしようもないところまで2人で堕ちてしまうのです。

表向きは支え合っているように見えても、実は無自覚に足を引っ張り合っています。

心が満たされる事はない


共依存は、心が満たされる事はありません。
厳密に言えば一時的に満たされたような気持になる事はあります。

例えば、相手が自分を必要だとしてくれると感じた時、大切にしていると告げられた時が当てはまるでしょう。

ですが、しばらくすると「もう自分は必要ではないのかもしれない」「今は大切にされていない」と思うようになります。

こうなってしまうのは、自分の価値を他人に委ねているためです。

ずっと心の中にある物足りない感覚を、恋人に埋めてもらおうと必死になり、コントロールしようとします。

こうした気持ちを強めてしまうと、毎日のように「自分のどこが好きなの?」「私の価値はある?」と聞いてきたり、中には自殺未遂をして相手の気を引こうとするケースもあるのです。

相手にとっては、底に穴が開いているコップにいつまでも水を注いでいるようになり、満たされるとは程遠い関係になってしまいます。

自覚をした時から回復し始めている?共依存から立ち直るには

他の誰よりも自分を大切にする


自分を大切にできないと、他人は大切にできないとはよく言われますが、本当にその通りです。

自己犠牲の精神で人と関わる人の根底には『人のためになる事をしないと、自分に価値はない』という考えています。つまり、相手を思っての行動ではありません。

好かれなくてはいけない、役に立たないといけないと思い、他人に自分の評価をしてもらおうとしているのです。

自分で自分の事が信じられない、受け入れられない、大嫌いといった気持ちがあるなら、他人に何かするよりも、自分自身を大切にする事から始めてみましょう。

相手に何かしてあげたくなった、与えたくなった時には、こう問いかけてみてください。

・相手を思っての行動か?
・本当に今必要な手助けなのか?
・自分を犠牲にしていないか?
・いい人を演じようとしていないか?
・本当に自分がすべき事なのか?

こうして立ち止まって考えてみるのは、回復のステップとしてとても重要です。

自己犠牲を払う事を当たり前にするのではなく、相手が本当に必要としている手助けとは何だろう?という視点を持ちましょう。

操作できるのは自分の感情だけと自覚する

共依存の求める側・支配する側に当てはまる人に多いのが、相手の感情を思い通りに操作しようとする事です。

優しくしたり不機嫌になったりして、相手の感情を操ろうとして、それがエスカレートして暴言や暴力へと悪化してしまいます。

自分の感情は自分のものであり、相手の感情は相手のもの。操作は不可能です。

感情を操ろうとするのではなく、自分の考えを伝え、相手の意見に耳を傾けるという話し合いの中で、2人の進むべき道を模索していきましょう。

安心できる人間関係を目指す

安心して暮らしていきたい気持ちは、誰もが持っているはずです。不安やストレス、緊張から開放された生活は理想ですよね。

ですが、共依存の関係を築いてしまうと、安心とは真逆の生活が待っています。これは、安心したいと思いながらも、不幸が良い刺激になっていると勘違いしているためです。

心が落ち着いている事を怖いと感じ、問題に悩まされているとどこかホッとしてしまいます。

この状態から抜け出すには、リラックスする機会を増やしていき、心の平穏に慣れる必要があります。安心した生活に慣れると、安らぎこそ幸せなんだと心の底から実感できるでしょう。

自分時間を増やす


恋人と常に一緒にいないと不安だという人は、捨てられたくないという気持ちが非常に強い傾向があります。

離れている間に、心変わりするのではないだろうか・・・と相手を信用できていないのです。

一人の時間がやってくると、まずは恋人に連絡したくなり、それが難しい場合は友達や家族等、誰かにメールや電話をして話をしたくなります。

これは、他人への依存心が強い事を表す特徴のひとつです。

改善策としては、少しずつで構わないので一人で過ごす時間を作るというのが重要になります。

30分からでも良いので、誰にも連絡を取らず一人でゆったり過ごしてみてください。テレビを見たり趣味に打ち込んだり、本を読んだり・・・と、一人で楽しめる娯楽を探してみましょう。

古い付き合いも大切にする

共依存に陥りやすい人の特徴として、視野の狭さがあります。例えば、新しい恋人ができて新たな関係を築いていく上で、古い友人との付き合いを完全に絶ってしまうところがあったりします。

新しい人間関係でゆとりが全くなくなり、孤立してしまうのです。

旧友と会って他愛のない話をしたり、会えない時もたまには連絡を取るといった事は、視野や考え方が広がるきっかけになります。

以前はとても仲良しだったのに疎遠になった友達がいるなら、早速連絡してみてください。

事実を受け入れる

例えば毎日のように暴力を振るわれているにも拘わらず「キレなければとってもいい人だから」と自分に言い訳してしまうのは、共依存の典型的な特徴と言えます。

暴言や暴力を振るわれると自分自身に責任があると思ったり、自分がいてあげなくてはダメなんだ、何か特別な意味があるんだと思ってしまいます。

ですが、暴力はただの暴力でしかありません。本当はいい人とか、どんな意味があろうとも、人を傷つけた事実は変わらないのです。

パートナーの問題行動を客観的に見る練習を積んでいく事が大切です。

誰しも付き合いが長いと情が湧いてくるものですが、傷つけられているのに情で一緒に居てあげようとするのは、あなたにとってはもちろん、相手にとっても辛い結果を招くという自覚を持ちましょう。

嫌な時ははっきり断る


時間がないのに、本当はやりたくないのに、人から頼まれるとノーとは言えない人がいます。

自分さえ我慢すればこの場は丸く収まるのではないだろうか、断ったら相手を怒らせるのではないだろうかという気持ちがあるためです。

小さな事からで良いので、無理だと思ったら断る勇気を育てていきましょう。

見守る愛情を持つ

例えば、恋人が仕事で上司にこっぴどく起こられたと聞いた時、本気でその上司に文句を言ってやりたい衝動に駆られたり、恋人が落ち込んでいるのを何としてでも元気にしたいと思う人がいます。

これは過剰になると、相手と自分との境界線がなくなってしまっている危険な状態です。お節介の度が過ぎてしまったり、相手の問題を自分の問題であるかのように扱ってしまうのです。

助けてあげようとするのも愛情のひとつではありますが、相手が立ち直ろうとするのも見守るのもまた愛です。

何もできない自分をふがいなく思ってしまうかもしれませんが、相手の問題は相手を信じて解決を待ってあげてください。

身体と心の不調を見逃さない

恋人といると、体調が悪くなったり、不安や恐怖の気持ちでいっぱいになる等、身体的・精神的な不調が表れている場合は、あなたが無理をしているというサインですから、放置してはいけません。

恋人と距離を置くなり、病院に係るなどとして回復に努めましょう。その上で今後を考えていきましょう。

怒りを表に出さないよう努める


支配的な感情になると、怒りを抑えるのが困難です。思い通りにしようとするあまり、相手の態度や行動がいちいち気に障ってしまうのです。

怒りを感じるまでは仕方ないにしても、それを表に出さないようにするだけでも、怒りのコントロールは上手くなっていきます。

恋人に当たりそうになったら、少し離れてみる、外の風に当たってみる、水を飲んで一息つく等、冷静さを取り戻せるよう努めていきましょう。

先回りして世話を焼かない

自分がやってあげれば早いから・・・と、本来なら相手がやるべき事に首を突っ込んでしまう人がいます。相手が失敗しないようにと余計な心配をし、押し付けるような行動を起こしてしまうのです。

たとえ「だから言ったでしょ!」という状況が目に見えているとしても、相手の問題は相手の問題として、忍耐強く待ってあげる事が大切です。

相手の問題はあくまで相手の問題だと認識する

良い出来事は特に自分のおかげだとは思わないのに、悪い事が起こると全て自分の責任であると思いこんでしまう人がいます。

相手の悪い部分は、自分が引き出してしまったのだと思い込んでいる状態です。

相手の問題はあなたの問題ではありませんし、責任を感じる必要もありません。当人以外が出来る事と言えば、信じること・側に寄り添ってあげる事くらいだと思ってください。

あなたが出来る事には限界がありますし、そもそも相手のためにならない事がほとんどです。

許す事が全てではない


パートナーが暴力を振るうと決まって必死に謝ってくる・・・それを無数に繰り返しているのなら、許してあげるのは正しい選択とは言えません。

過去の恋愛を振り返ってみて、同じ問題が起こっている場合は、簡単に許さず距離を置くなり、第三者を入れて話し合う等して、2人で問題を向き合っていく事が大切です。

暴力のレベルによっては、別れる選択肢も検討しなくてはいけないでしょう。

現実に起こっている事を優先させる

自分はこうすべき・相手はこうすべき、相手にこんな事してもらいたい・・・等、自分や相手に対する理想は誰でも持っていると思いますが、共依存の場合、それらに強くとらわれてしまう傾向があります。

理想と現実の差が開いている時に優先させるべきは、現実に起こっている事です。理想ばかりを追いかけてしまうと不安でいっぱいになってしまいます。

相手の感情に振り回されない

相手が怒らないように、笑ってもらえるように・・・と、常に先回りして寄り添おうとしていませんか?ある程度の気遣いは大切ですが、やりすぎてしまうと、今この瞬間を楽しむ事はできません。

先回りして相手の機嫌をうかがう自分を見つけたら、今を意識した会話を心がけてみてください。

参考:「他人に必要とされる必要」からの脱却

まとめ:自分について考えよう

共依存から抜け出すきっかけは人それぞれです。

自分ではどうにも出来ないと思えば心療内科で専門医の助言をもらうのも良いですし、2人とも共依存に対して問題意識があるならじっくり話し合うのも回復のステップになると思います。

いずれにしても大切なのは、自分はどう生きたいのか、恋人とどう付き合っていきたいのか・・・と、自分主体で考える事です。

自分という土台の上に、恋人との関係が成り立っています。それに気付ければあなたの未来は大きく動き出すでしょう!


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