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結婚は義務感でやってはいけない!と断言できる4個の理由


子供が欲しい、家庭を築きたい、一生寄り添いたい人がいる、経済的に安定したい・・・。

結婚の目的は人それぞれ。厳密にいえば必ずしも結婚という道を選ばなくてもこれらの目的を果たすことは可能ですが、それでも多くの人は結婚したいという気持ちを持っています。

ただ、色々ある結婚の目的の中でもとりわけおすすめできないものがあります。それは義務感からの結婚です。

義務を果たしてさえいれば、家族をはじめとする周囲のプレッシャーから開放されますし、社会も認めてくれます。ですが、義務感による行動にはあなたの気持ちが後回しになってしまうのが致命的なデメリットです。

この記事は義務感で結婚しなくてはと思うものの、内心は焦りや苛立ちでいっぱいになっている人に向けての内容です。

義務感での結婚を絶対にやってはいけない理由

1.あなたの意思がどこにあるか分からないから

義務感は、周りの環境に影響されて自分の中で作り上げられていくものです。

「30歳までに結婚するのが当たり前」だと口癖のように言ってくる両親、「やっぱり女性なら子供は産まないとね」と力説する子持ちの友達、「結婚して一人前だからな」と飲み会の度にお説教する上司。

こうした周囲の声は、ただの押し付けでしかないと客観的にみれば分かるのですが、一人ではなく何人もいれば仲間ハズレのような孤独を感じるようになります。

周囲の一方的な言葉は、あなた自身も気付かないうちにあなたの意思を封じ込めてしまうくらい強力な力を持っているのです。

2.長続きしないから

どれだけ恋愛感情を持っていてもそれを見失ってしまうことがあるくらい、結婚生活は試練の連続です。血の繋がりもなければ、生きてきた環境も考え方も何もかも違う他人同士が、一緒に生活していくのですから感情のぶつけあいやすれ違いが幾度となく起こります。

問題の大小にかかわらず、相手の考えに理解を示し、あなたの考えを理解してもらい、妥協できる部分を探し・・・と、方向性を合わせていく作業は一緒にいる限り、延々と続いていきます。

それを義務感だけでやってのけるのは、相当な精神力の持ち主か、分かり合うことを諦めた人か・・・どちらかでしょう。

義務感だけで結婚したものの、一緒に生活していく中で愛情が芽生えてよい関係を築ける夫婦ももちろんいるはずです。ですが、離婚するエネルギーも分かり合う努力をするエネルギーもなくて、義務感以上の目的を見出せないまま何十年も暮らしている夫婦もまた存在しているでしょう。

人生の大きな転機である結婚を義務感で決めてしまうのは、とても怖いことなのです。

3.誰かの期待に応える人生になってしまうから

人の期待に応えられた瞬間というのは、達成感や充実感、安心感・・・と色々とプラスの感情をもたらしてくれます。そして期待に応えるための努力が、自分自身の人生によい影響を与えてくれることも多いです。

ですが、期待に応えて周りに喜んでもらうことだけが目的になってしまうと、自分の人生が分からなくなってしまいます。

自分の意思よりも期待に応えないといけないという気持ちでいっぱいになり、もしそれができなければ大きな罪悪感や劣等感を感じるようになるでしょう。つまり、自分の生きる目的や価値を自分じゃない誰かに委ねることになってしまうのです。

これってとても怖いことです。

他人は価値観やその時の気分であなたに何かを求め、何かをアドバイスします。今日はAと言っていたのに、明日にはBにすべきだとあっさり意見を変えることだって珍しくありません。そして物事の捉え方・考え方は無数にあるのですから、周りの全ての人間の期待に応えるのはどう考えても無理な話で・・・。

「自分の心はどこにあるの?」「結婚というシステムを本当はどう思ってるの?」自問自答の末に出した結論は、もしかすると周囲の期待を裏切ることになってしまうのかもしれません。ですが、勇気を持って行動した先には、あなた自身の人生があります。

誰のせいでもなく、自分の責任で行動できる幸せを感じてください。

4.世界が色あせてしまうから

結婚は義務感でしかないと思っているうちは、生涯のパートナーを得た幸せも家族を持つ幸せも感じることは難しいです。

ですがどんな形で結婚したとしても人と人が一緒に暮らしていると、幸福感やありがたさを味わえる瞬間はあります。たとえば風邪で寝込んだときにおかゆを作ってもらえた時とか、テレビを観ていて同じシーンで笑った時など。こうした日常における小さな幸せは、幸せの感度が高くないと感じることはできません。

義務感に支配されていると、幸せの感度はどんどん鈍っていきます。義務感というベースがある限り結婚は重荷になる一方・・・。幸せの感度は低下はしても上昇していくことはないのです。

結婚生活だけではなく所詮人生なんてこんなものなのだと、あなたの世界は色あせてしまいます。

結婚すると生じる義務もあるよね?義務感も大切では?

民法第752条は法律に詳しくない人でもよく耳にすると思います。「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と聞けば、もっと多くの人があれのことね・・・となるはず。

婚姻関係を結ぶと、夫婦は同居義務と協力義務、扶助義務が生じます。そして民法の中にははっきりと記されてはいませんが貞操義務もあります。分かりやすくいえばこのような感じ。

・夫婦は別居して生活してはいけない(ただし、強制力はない)
・生活にかかる費用や家事などを協力し合って暮らさなくてはいけない
・どちらかが病気や事故で生活がままならなくなった場合は、助けてあげなくてはいけない
・配偶者以外と性的な関係(不貞行為)を持ってはいけない

結婚すると、確かに自分の気持ちのままに行動することはできません。夫婦仲を壊さないようにお互いが努力して共同生活を送る必要があります。

このように法律では「義務」とありますから、確かに義務を果たすことは大切です。ですが、上でお話したようにそれだけでは結婚生活を継続していくことは難しいでしょう。

そこで思い出して欲しいのが「使命感」という言葉です。

義務感は「結婚したからにはこうでなくてはいけない」という考えが基盤になっています。ですが、使命感で結婚生活を送るとどうなるでしょうか。

使命感とは

自分に課せられた任務を果たそうとする気概(goo辞書より)

使命感は、誰かの期待や世の中の常識に沿って生きていく義務感とは違って、自分の意思があります。結婚したからには夫(男)として妻(女)としてその役目を果たしたい、頑張りたいと自分自身が固く決意しているのが使命感です。

別の例えも用いてみましょう。

「困っている人を見かけたら助けなくてはいけない」と思うのは義務感からです。そして「困っている人を助けることが自分の役目だ」と思うことは使命感といえます。

結果的に、どちらも人を助けることには変わりありませんが、その後の気持ちが大きく違います。義務感のほうは助けられた人の感謝の気持ちを素直に受け取ることができず、面倒なことに巻き込まれたなとか今日はツイてないなと内心思ってしまうかもしれません。

ですが、使命感から動く人は助けられてよかったと感じますし、感謝されると喜びややりがいにも繋がります。つまり、使命感を持っている人は幸福感を得られやすく、助けたいという確固たる意思があるから強いのです。

結婚生活だけではなく、友達関係や仕事上での関係を築くうえでもこの使命感は、幸福感や勇気、精神力など様々な力をあなたに与えてくれるでしょう。

まとめ

義務感でいっぱいになってしまう人は、真面目で完璧主義の人が多いです。そして人のために行動できる人でもあります。それに社会の中で生きていくには「~しなくてはいけない」という気持ちも大切ですから、常識的な考えを持っているともいえます。

覚えていて欲しいのは、義務感を心の中心にすると自分の人生を生きられないということです。自分の意思や使命感、喜び、幸せ、未来への可能性・・・そういったものを中心にひとつひとつの物事と向き合ってみてください。

義務感を一旦横に置いて考えてみたとき、本当の意味であなたの人生プランに結婚があるのかが見えてきます。もし改めて結婚は必要だと思えるのなら、人との出会いを大切に育んでいけるはず。結婚生活は簡単な道のりではありませんが、きっと前向きにあなたらしい人生が送れるでしょう。


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