「ケンカしたらどっちから謝る?」仲直りしたいけど素直になれない時の対処法
恋人とケンカした時、先に謝るのはあなたのほうですか?それとも相手から?ケンカの内容にもよりますが、基本的に先に謝るほうって決まってきますよね。
時には、「自分は悪くないのに!」と納得できないまま頭を下げたことがあったでしょう。またある時は、自分が明らかに悪いと分かっていてもなかなか素直になれなかったり…。
いつかは仲直りができるのではあれば、ケンカもお互いを分かり合える大事なプロセスになりますが、あまりにもヒートアップすると、そのままお別れ…なんてことにもなりかねません。
ここでは、恋人とケンカした時の考え方・心構えについてお話します。特に、男女差がある部分には注目です。
ケンカ中の意味不明な行為・態度【男女別に解説】
男 「泣くのは反則だろ…」
カップルのケンカでよくある言い合いですよね。
こうしたセリフが飛び交うようになると、ケンカは長引いてしまいますが、そこに男女間の違いに気付くと、それだけで少し冷静になれると思います。
男の必殺技は「沈黙」「無視」
ケンカ中にだんまりを決め込む男性はとても多いですが、それって女性からするとふてくされているように見えて、余計に腹が立ってしまいます。
ですが、ふてくされているとは限りません。むしろ別の理由であることが多いでしょう。「いつも都合が悪いと黙ってばかり!」と怒っても意味がありませんので、なぜ沈黙するのかを知ってください。
男性の沈黙は3つの理由がある
1. 思考がフリーズしているから
2. 次に何を話そうか考えることに集中しているから
3. 失言しないように…と慎重になっているから
この状態に時に問い詰めてしまったら、次は沈黙どころか話すら聞こうとしない”無視”の段階へと進んでしまいます。
ケンカを早く終わらせるには、とにかくその日の内に、その場で仲直りすること。男性が沈黙しているなら、気持ちを整理しているんだと思って、待ってあげてください。
無視は女性への暴力を抑える手段?
沈黙と似ていますが、無視はより積極的に(?)女性の話を聞かないぞ!という姿勢を見せている状態です。顔を背けたり、別の部屋へ逃げたり、あからさまな態度が目立つでしょう。
ところで、男性が女性に暴力をふるうなんてことは、絶対にあってはいけません。当然、男性もそれはよく分かっていますし、相手が彼女なら尚更我慢します。
ですが、ケンカになって女性から様々な口撃を受けた男性は、我を忘れてしまうくらいの怒りで支配されてしまうことがあります。(言葉で上手く表現できない性格であれば、よりこの傾向が強くなるでしょう)
男性は耐える、無視することで冷静になろうと努めています。
男性は、ケンカがヒートアップすると心拍数がどんどん上昇していき、無視する直前には100を超えている
ジョン・ゴッドマン博士(ワシントン州立大学)による調査
男性ホルモンの影響もあり、男性はキレやすいところがありますから、それを必死に抑えようとして無視する行為を選んでいるのです。
沈黙ならまだしも、あからさまな態度で無視されると、女性としてはすごく腹立たしい気持ちになってしまいますが、一旦コミュニケーションを遮断することで、落ち着こうとしているのだと理解してあげてください。
この場合も、沈黙と同じく男性が落ち着くのを待ってあげてください。
女の必殺技は「泣く」「過去の失態」「味方を作る」
男性は女性の涙にグサッときます。
たとえ明らかに女性側に非があっても、泣かれてしまうと途端に立場が弱くなってしまうのが男性です。ですが、もし女性に泣かれても…その時は特に対処する必要はありません。話を続けてください。
涙は女の武器?
”涙は女の武器”とはよく言われますが、女性はそのつもりは全くありません(一部涙を利用する人もいるでしょうが)ので、卑怯!反則だ!なんて思わないであげてください。
女性がケンカ中に泣く理由は、単純に気持ちが混乱したからです。男性こそ、涙をどう対処したらいいんだ…と混乱してしまうでしょうが、何もしなくて大丈夫です。
涙は、混乱した心を静める効果があります。ひとしきり泣いた後は、きっと落ち着いて話ができるようになるでしょう。
こんなタイミングで過去を持ち出されても…
女性の涙は見守るだけで良いのですが、本当に困ってしまうのはここからで…。
女性は、ケンカ中に男性の過去の失態を持ち出すことが非常に多いです。
困るというか、ものすごく腹が立ちます。多くの場合、今のケンカとは全くの無関係ですから…。
女性がケンカ中に過去の失態を持ち出すのは、ケンカで優位に立ちたいからという気持ちもあるかもしれません。
ですが、消化しきれていないモヤモヤが残っている可能性もあるので、頭ごなしに「今は関係ない!」と怒るのも可哀そうな気がします。
過去を持ちだされた時の大人の対処法は、共感する・事実を認める・謝るなどして、上手く交わすことです。
「あの時は子供みたいないこと言ってごめん。反省しているよ」と素直に謝ると、過去の罪も軽くなるでしょうし、今繰り広げられているケンカも一気に仲直りへ向かうでしょう。
味方を作って攻められても…
最後に味方を作ることについて。
女性は自分の友達にケンカの内容をぶちまけて(自分の悪い部分は棚に上げますが…)、味方を増やそうするところがあります。
共通の友達にそれをやられてしまうと、よりきついですよね。
ケンカが長引く上に、他人を巻き込むことになってしまうので、本当にやめてもらいたい行為なのですが…。
女性は、彼氏とのケンカだけではなく、友達同士のケンカでも味方を作って、自分は悪くないんだ!とアピールします。
対処法は、ケンカしたその日の内に仲直りすることです。
自分に非がある時は謝る・言葉が足りなかったと思うなら説明する・今後はどうしたいか伝えるなどして、お互いの気持ちをほぐしていくことが大切です。
ケンカ前よりも絆が深まる仲直りのコツ7個
1. もう一度落ち着いて話そうと呼びかける
ケンカがヒートアップしていると、お互い関係ないことで言い合いしてしまうものですが、それではいつまで経っても終わりが見えてきません。
そんな時は「もう一度話を整理してみよう」と、そもそもケンカの原因になった出来事をお互い思い出してみてください。
上手くいくコツは、相手の言い分から聞くこと。
納得できないことを言われても、ムカッときても、うんうんと頷いて最後まで話を聞いてください。
たったそれだけで、相手の怒りは小さくなっていき、ケンカから建設的な話し合いに持っていくことができます。
それに、相手はちゃんと話を聞いてくれたという安心感で満たされるので、あなたの話にも自然と耳を傾けてくれるようになります。
2. ケンカを”相手のことをより深く理解できる場”と捉える
どんなに激しい言い合いをしていても、相手は恋人であり、何よりも大切な存在ですよね。
そのことを念頭に置いていると、ケンカも大切なことなんだと思えてくるから、恋人の存在って不思議です。
気まずい空気が流れた時に、どちらかが「○○にそんなところがあるなんて、初めて知ったよ」なんて笑って言うことができれば、きっと和やかな空気になるでしょう。
3. 相手の言い分を一部でも受け入れる
相手の主張の中には、自分勝手な言い分が含まれていたり、誤解されてしまったり…と、受け入れがたいものもあると思います。
そんな時は、一部でも納得できる主張を探してみましょう。
全てをはねつけてしまうと、相手はより攻撃しようという気持ちになってしまいますから、「確かに、この部分は自分にも非があったよ。ごめん」と伝えてみてください。
4. ケンカ中でも毎日の日課は継続する
ケンカしていると、普段やっている2人の日課を放棄したくなるものです。
腹が立っているのですから仕方ないことではありますが、そこをあえて普段通りにすることで、ギスギスした空気を変えることができます。
例えば、寝る前のおやすみコールが日課なら、ケンカには一切触れずに電話してみてください。
同棲しているなら、たくさんの日課があるので仲直りしやすいです。
「おはよう」や「いってきます」の挨拶、いつもと変わらずご飯やお弁当を作ってみたり、掃除をいつもより少し念入りにしてみたり…。
日課をこなしている内に、お互いにケンカしていることが馬鹿らしく思えてくるでしょう。
5. 怒って席を立ったと思いきや、相手の好きな物を買って帰る
ケンカがヒートアップしていくと、もう話したくない!という気持ちから、思わず外に飛び出してしまうこと…ありますよね。
そんな時に忘れてはいけないのが、お財布を持って行くことです。
その時は本当に頭に来て席を立ったとしても、外に出て相手の怒った顔が見えなくなれば、一気に冷静になります。
気持ちが落ち着いた時に、お財布があれば仲直りの良いきっかけを掴めるでしょう。
思わず外に飛び出した…と見せかけて、実はあなたの好きな物を買ってきたよというサプライズに変えてしまうのです。
きっと相手は思わず笑顔になりますし、あなたも恋人に何を買ってあげようかなーと考えている内に、怒りが静まっていくのを感じるでしょう。
6. 自分に非がある場合は、謝罪+感謝の気持ちを伝える
ケンカのゴールは、謝ることではありません。
もちろん謝罪は大切ですが、理想のゴールは『たまにはケンカもいいな』とお互いが感じることです。
悪いことをしたのなら謝る、そしてそれに気付かせてくれたことへの感謝も伝えてみてください。
怒っていたはずなのに、謝罪どころか感謝までされると、相手も温かい気持ちになって、あなたの言い分も理解しようと努めてくれるでしょう。
7. 大切な思い出を話してみる
男性は、彼女との楽しい思い出をよく覚えています。
女性のようにどんな話をしたか、どんなお店に行ったか…等、細かいことは曖昧かもしれませんが、その時の幸せな気持ちは割と鮮明に記憶しているものなのです。
ケンカが悪い意味で盛り上がってしまった時は「あの頃はこんなに激しいケンカをするなんて、思ってもみなかったよね」と楽しかった過去を2人で振り返ってみてください。
愛情を思い出させてくれますから、ケンカから相手のことを理解したいという気持ちに切り替えることができます。
「こんな時はどうすれば?」ケンカにまつわるQ&A
ケンカの真っ最中は、あり得ない・大嫌い!と思っていても、やっぱり一旦落ち着くといつ仲直りできるんだろう…と思いますよね。
自分から素直に謝ることが出来れば良いのですが、性格や状況が邪魔をして、なかなか上手くいかないという人もたくさんいます。
Q1 意地っ張りなので相手から謝って欲しい!
A 普段通りに過ごす…でも会話はしない
本当なら自分から謝ったほうが話は早いのですが、どうしても相手から謝って欲しい!と思う時もたまにはあるでしょう。
そんな時は、謝りやすい環境作りをしてみましょう。
おすすめなのは、いつもような会話はないものの、それ以外は普段に振る舞って様子を見る…です。
おはよう・おやすみのLINEは送る、相手から話しかけてきたら無視はしない、約束していたことは守る等、とにかく怒ってないよという空気を出すことがポイントです。
Q2 ケンカになるととにかく悪化する&長期化する
A いつもとと違う流れを作る
ケンカの時間が長くなるほど、激しい言い合いになり、仲直りが遠のいてしまうものですから、ケンカは短時間で終わらせることができればそれが一番です。
もし、ケンカする度に関係が悪化したり、仲直りまで時間がかかるようなら、お互いに問題があるでしょう。
わざと煽るような言い方をしていたり、相手が謝っていても許さない!なんて言っていませんか?
悪い流れを絶つには、いつもと違うことをやってみてください。
・ヒステリーにわめいてしまうなら、深呼吸して冷静に話す
・物に当たってしまうなら、ぐっと我慢してみる
等、何でも良いので変えてみることです。
すると、相手の反応も変わってくるので、冷静に話し合うための糸口を探しやすくなります。
Q3 謝っても許してもらえない時は?
A 何に怒っているのか考える・謝り方を変える
謝っているのに許してくれないというのは、たとえば次のようなパターンが考えられます。
・過去に何度もやっている失敗で怒らせてしまった
・とても傷つくことを言ってしまった
ただ謝るのではだめ。相手の心に響いて初めて謝罪は成り立ちます。
まずは何に怒っているのかを考えてみてください。
それがわかったら、「○○してごめん」とか「これからは○○を直すように努力する」というように、具体的な内容を添えて謝ってみてください。
それでもダメな場合は、時間を置くという手もあります。時間を空ける事でお互い冷静に話し合えると思います。
男性に対しては時間を置く事は効果的ですが、女性は放っておかれるのは嫌だという人も多いので、その辺は相手の性格をよく見て判断しましょう。
ちなみに、時間を置いている間も、相手が無視しようが普段やっている2人の習慣はぜひ続けてください。
ケンカのせいで、時間を置いているのではなく、仲直りするための時間を過ごしているんだという認識が大切です。
Q4 ケンカが原因で別れようと言われてしまった!
A ケンカの内容よりも、どれだけ好きかを伝える
別れを切り出すという事は、それほど相手が怒っている、もしくは傷ついているからです。
下手な言葉は余計に相手の怒りを買いますので、ここは仲直りするというよりもどれだけ好きかを伝えるところに意味があるでしょう。
こんなことで終わりにしたくない、好きな気持ちに変わりはないという気持ちを伝えてみてください。
気を付けて欲しいのは、相手を非難するような言葉は一切使わないことです。
「自分だってこの言葉で傷ついた」「○○がイヤだった」と言ってしまうと、言うまでもなく火に油を注ぐ結果になってしまいます。
まとめ
ケンカの時はどうしても相手を敵だと思って、攻撃してしまいますが、恋人同士にとってのケンカはより深い関係を築くために重要なプロセスです。
決して敵なんかではありません。
感情的になってしまうと心にもないことを言ってしまうものですから、相手を思いやれる余裕がある内に、ケンカを終わらせられるよう心掛けましょう。
謝ることは負けを認めたようで悔しいという気持ちになる人もいますが、そもそも恋人とのケンカは勝ち負けの問題ではありません。
仮に言い負かしても、漂うのは気まずい空気です。
ケンカは自分の気持ちを分かってくれない不満が爆発して起こるものです。
どうすれば分かってもらえるんだろう?と思った時は、どうしたら相手の気持ちが分かるんだろう?を先に考えてみてください。
きっと深い話し合いができるようになりますよ。
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