【結婚を妨害する母親】毒親と闘うための心得7個
両親が子供の結婚に反対するとしたら、その結婚に何かしらの問題がある時です。相手方の年齢や職業、収入であったり、国籍であったり、お互いに若すぎたり・・・。親の価値観によってなぜ反対するのかは異なりますが、どれも子供を想ってのこと。正しいかそうでないかは別として、そこには愛情があります。
ですが、世の中には【毒親】というものが存在しています。子供の幸せを願ってはいる部分は一般的な親と同じですが、子供を困らせたり、嫌がらせのようなことをしたり、邪魔をしたりと結果的に悪影響を及ぼします。
この記事は、これまでに結婚や恋愛を両親に妨害されてこの先が不安になっている人、自分の親は毒親ではないかと思っている人、特に母親とうまくいっていない人に向けた内容になっています。
目次
【毒親とは】具体的な特徴7個
こういう言葉が世の中に広まると、毒親の特徴には当てはまらないのに毒親扱いされてしまう人たちが出てきてしまいます。たとえば親の理解がなかなか得られない時やケンカが続いた時などに、毒親ではないかと思う人はいるでしょう。
家族って、言いにくいこともズバッと言い合える仲ですし、愛情と執着の線引きも難しいところがあります。決定的に合わない部分が出てきてしまうと、話が全く進まなくなってしまうこともあります。ですが、それは毒親でなくてもよくあることですよね。多くの場合、話し合いやケンカを繰り返している内に、分かり合える日はやってくるでしょう。
ですが、毒親の場合は違います。彼らと関わると解決のない迷路に放り込まれ、いつまで経ってもそこから抜け出せず、自分の人生を生きることができません。
毒親には具体的にどんな特徴があるのでしょうか。
押し付けて支配しようとする
毒親の押し付けがましさは、とにかく聞いていてしんどい・・・そのひと言につきます。「あなたのためを思って言ってるのに!」「あなたのために人生をささげてきた」が口癖ですから。
彼らは”自分を犠牲にしてあなたに尽くしてきたのだから感謝をしなさい””あなたも同じように私を一番に考えなさい”ということを訴えているのです。
子供の選択・決断は否定しかしない
あなたがこれまで選択してきた、決断してきた全てのことを否定的にネチネチ言ってくるようであれば、毒親の可能性大です。文句を言える部分を無理やり見つけては、次第に過去の失敗まで持ち出してお説教が延々と続きます。
その様子はストレス発散のために、子供をターゲットにしているようにしか見えません。ですが、当の本人(毒親)は、子供には口うるさく構ってあげるのが愛情だと思いこんでいます。
子供の存在自体を呪う・否定する
上では子供のやること全てを否定する毒親についてお話しましたが、子供が存在していること自体を否定する毒親もいます。
・いっそのこと死んでしまえばみんな楽なのに
そういったひと言を放ってしまう母親の背景には、言葉にできないくらいの辛い事情があったのかもしれません。ですが、言われる側の子供にしてみたら、どんな事情があったとしても深い傷を負ってしまいます。
自分の不安・問題を子供にぶつけてくる
『この子のためにどんな母親でいたいか』という視点を持つのは一般的な母親だと思います。ですが毒親は『私の振る舞いは世間からいい母親に見えているか』が原動力になります。もちろん世間の目は誰もが気になるものですが、毒親はそれが強く現れることが多いです。
周囲の目を過剰に意識し、自分はどうしたいのか、何をすべきなのかを見失い、その結果、毒親が背負っている負の荷物を子供に背負わせようとするのです。
・自分の問題点に触れたくないから、子供を責めたてる
・母親という立場をずっと守りたいから、子供に過干渉する
こうしたことを、子供が何歳になっても続けてしまいます。
子供の訴えに耳を貸そうとしない
子供の訴えが、自分にとって都合が悪いことであれば、冷酷とも思えるくらい徹底してその訴えを無視します。無視というのは、聞こえなかったフリをしたり、ヒステリーになって泣いて暴れて話ができない状態に持ち込んだり、卑屈になったりと、その手段はいくつか考えられます。
自分の判断こそが正しい、子供はそれに従うべきだという支配的な様子が見られます。こうした環境の中で育った子どもは自己主張をしても否定されるのではと怖くなってしまい、縮こまって生きていくことになります。
外面はとてもいい
感じよく挨拶ができ、地域の行事があれば積極的に手伝い・・・というように、毒親といっても外に出ればとても感じの良いタイプの人もいます。彼らはパッと見は世の中に溶け込んで見えるのが厄介です。
家に帰れば、外で我慢していた鬱憤を子どもで晴らそうとしますし、子どもにも世間体を重視した振る舞いを強く求めます。
一貫性のない言動で子供を振り回す
昨日は「Aっていいよね」と同調していたのに、翌日になると「Bに決まってるでしょ!何考えてるの!?」と突然全く違うことを言ってくるのも、毒親の特徴的な部分です。周りの言葉や情報に振り回されているために起こる矛盾で、本人は一貫性のない言動に気付いていないことも多いです。
大人であればその矛盾にすぐに気付きますし、その発言が影響されない所まで逃げることもできます。ですが、幼少期など親の保護がなくては生きていけない年齢で、こうした矛盾をぶつけられてしまうのは本当に辛いことです。
【毒親に育てられた子供の特徴】あなたは何個当てはまる?
上の特徴では、あなたの親はいくつ当てはまったでしょうか。当然当てはまる項目が多いほどに毒親である可能性は高いですし、ひとつしか当てはまっていなくてもそれが非常に色濃く現れているのであれば毒親といえるかもしれません。
そこで、次はあなた自身を振り返ってもらいたいと思います。毒親の元で育った子供にはこのような傾向があります。
・人間関係を築いていくことに苦手意識が強い
・人を信用することができない
・自分を大切にできない・自信が持てない
・自分の考えや感情をさらけ出すことができない
・0か100というように、あまりにも極端な思考になることが多い
・いいか悪いか、正しいか間違っているか、やるかやらないかと、全てに白黒つけないと気が済まない
・感情の波が激しい
・親の存在が自分の全てだと思っている
・人間関係や家庭を築いていくことが怖い
・期待されたらそれ以上に結果を出さなくてはと無理をしてしまう
・自分の選択・決断に罪悪感を持つことが多い
・どんなにやりたいことでも親の反対があればそれに従ってしまう
・世間体が気になり、周りの人の意見や機嫌にビクビク怯えてしまう
恐らく毒親の元で育っていない人でも、当てはまる項目はいくつもあると思います。問題はこれらひとつひとつがどれだけ強く出ているか?ということです。
たとえば人を簡単に信用できないというのは誰にでも少なからずあるものですが、生活していくのが困難なくらい誰でも疑ってかかってしまうというのは、問題ですよね。
結婚を妨害・・・毒親はどんなことをしてくるの?
今はもう親元を離れて暮らしている人でも、毒親の支配からは完全に抜け出すことは難しいです。別々に暮らしているなら、親の干渉が届かないところまで逃げて、あなた自身で選択・決断していけることもたくさんあるでしょう。ですが、結婚となるとどうしても親に話す必要が出てきます。
絶縁しているのならその限りではありませんが、親に話さないわけにもいかないと考える人は多いです。ですが、結婚の報告をしたら、上のような毒親要素が一気に表に出てくるリスクは高いと思ったほうがいいです。
毒親の妨害で結婚が何度もダメになったという人の声も少なくありませんから、慎重に行動していきましょう。
毒親に対して結婚の報告をすると、このようなやり方で妨害・反対してくる可能性があります。
・同居でないと結婚は認めないと言ってくる
・強行突破しようものならストーカーのように追いかけてくる
・ヒステリーになり罵ってくる
・親を捨てる気か!と責めたてる
・会社や友達に連絡を取り「娘(息子)返せ!」などと言ってくる
こんな風に暴れられてしまっては、結婚どころではなくなってしまいます・・・。お相手の方もショックを受けてしまうでしょう。
【毒親との付き合い方】結婚するために親の支配から抜け出そう
さて、ここまで毒親とその元で育った子供の特徴についてお話してきましたが、ここからが本題です。あなたの親が毒親である可能性が高い、そしてあなた自身が今も毒親の影響を強く受けている場合、絶対に放置してはいけません。
ある日ふと人生を振り返った時に『親のせいで・・・』と恨んでもあなたの時間を戻ってはきません。失ったものの中には、もう決して取り戻せないものもあるでしょう。
今この瞬間から、毒親とどう向き合うか真剣に考えてください。
はじめは罪悪感や喪失感に悩まされるかもしれません。ですが、時間をかけ、回数を重ねていく内にきっと状況は良い方向へ進んでいくはず。そう信じて次のことを心がけてみてください。
毒親にどんなにひどいことをされても、離れられない人は少なくありません。これは、男性はマザコンに育つことが多く、女性は親に判断してもらわないと生きていけないと考えてしまう傾向があるためです。こうして毒親は、無意識ながらも幼少期から離れられないように教育してしまうのです。
1.物理的な距離を置く
毒親の支配から逃れるために最も有効なのは、距離を置くことです。実家で一緒に暮らしている、もしくは近所に住んでいるのなら、可能な限り遠くへ引越してください。そして、この引越し計画は親に知られないように進めていく必要があります。バレてしまったらきっと妨害してくるでしょうから。
緊急性を感じるなら、ひとまず友達の家へ非難するのもありです。とにかく離れる。それが第一歩です。
2.親を責めない
毒親であることを確信したとしても、親を責めてはいけません。これは親のために・・・というよりもあなた自身のために心がけて欲しいことです。
これまで親の行動や言動で苦しめられてきたかもしれませんが、それらに従う必要はないんだ、毒親だからこんな苦しいのかということに気付くことができれば、道は開きます。
毒親の影響を受けたために、あなたの思考の偏りや歪みがあるのだということを知れたのですから、少しずつ改善していけばいいのです。”小さなことからコツコツと”を胸に、毒を抜いていきましょう。
3.同情してはいけない、期待してはいけない
あなたが距離をおき、自分の人生を切り開こうとすると、毒親はそれをなじってくるかもしれません。もし妨害という形であなたの前に立ちはだかるなら、ある意味楽にかわしていけるでしょう。『こんな親に支配される意味なんてない!』と突き離せますから。
ですが、優しい言葉で近づいてきたり、贈り物やお小遣いを渡そうとしたりといった素振りが見られたらどうでしょうか。きっと反省しているのかな?もしかしたら仲良く暮らしていける道もあるのかな?と期待してしまうのが子供の心理です。
もしくは、毎日泣いて暮らしているという情報が耳に入ったらどうですか。同情してしまいそうになりますよね。
どんな親だって、子供にとっては絶対に代わりがいない大切な存在。ですが、それが原因で毒親と関係が切れなくて苦しめられる人はたくさんいるのです。
子供をコントロールするために、一時的に優しくなるというのが毒親によくある行動であり、恐らくそういったことを何度となく繰り返してきたはずですから、同情や期待は一切してはいけません。
少なくとも、あなたが親に何か言われても堂々と立ち向かえるようになるまでは、不要な気持ちだと割り切って一日一日を過ごしてみましょう。
4.自分で決める
毒親の元で育った子供は、自分で決断することを極端に苦手とします。その傾向が強い人だと、今日食べるものまで自己判断ができないというケースもあるくらいです。もしあなたも思い当たる部分があるなら、誰にも相談せずに、一人で選択・決断する習慣を身に付けましょう。
その積み重ねが毒親と向き合っていくための大切な修行になりますから、自分で決めた道を歩く面白さを噛み締めてください。
5.育ててもらった恩は胸に秘める
あなたが距離を置こうとした、もしくは親の意向に沿わない行動をした場合、毒親は育ててやった恩を返せ!的なことを言ってくるかもしれません。確かに、あなたが大人になるまで面倒を見てくれたのは親ですし、それが毒親だろうと育ててくれたことに対する感謝の気持ちを持つのは大切です。
ですが、毒親は育ててきたことを掲げてあなたに罪悪感を持たせようしてきます。だからなかなか抜け出せないのです。
あなたは度々この罪悪感と戦うことになると思いますが、罪悪感は親が背負わせようとしているのですから、あなたは本来それを拒否できるのです。
育ててもらったことへの感謝は心の中でつぶやき、親に直接的な行動を起こすのは一切やめてください。それだけでも罪悪感はいくらか軽減されると思います。
6.結婚は事後報告でもいい
毒親要素が強いと、結婚を快く受け入れてはもらえないと思ったほうがいいです。毒親にとってあなたは支配下においておきたい、または所有物という感覚ですから、彼らにとって我が子の結婚とは、他人に取られてしまうことになるのです。
結婚の報告をしても絶対に妨害されると確信しているなら、いっそのこと、入籍を先に済ませて、落ち着いてから報告するという方法でもいいと思います。もちろん、ものすごく激怒するでしょうが、時間をかけて分かってもらえばいいと割り切って考えるしかありません。
特に年齢的に結婚を焦っている、早く子供をつくりたいと思っていて以上時間をかけなくたないという人は、事後報告の結婚は検討する価値があると思います。
まとめ:毒親は変わらない。あなたは変われる
毒親が改心してあなたを心から応援するようになる・・・。もちろんそれは理想ですし、いつまでも期待したい変化ではありますが、残念ながら相当難しいと言わざるを得ません。
たとえ毒親に支配されていなかったとしても、私たちの人生は反応してばかりです。誰かが言ったことに対して反応する、ある出来事に対して反応する、体調に反応する、外食で出されたご飯の味に反応するなどなど。
ですが、これからはあなたが反応される側になると決めて、親御さんと接していきましょう。「私はこんな風に変わったよ。お父さんとお母さんはどうする?」というところを見せて欲しいのです。
あなたの決断、計画に親が反応するようになれば、毒親の毒はもうあなたに効きません。そして自分の人生を自分で決めて生きていることを実感できるようになるでしょう。
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