逆剃りはダメ!?ヒゲ剃りで絶対にやってはいけない事6つ
ヒゲは毎日のように処理しなくてはいけないものですから、何気に面倒。出来るだけサッサと済ませたいですよね。
少しくらい生えていても何とかなるかな…と、怠けたくなる日もありますが、無精ヒゲで格好よく決めることができる日本人男性はそうはいません。不潔とか、汚いとか、似合わないとか……。女性ウケも良いとは言えません。
このページはヒゲ剃りが上手くできなくて困っている人、肌トラブルを起こしやすい人に向けて作りました。
カミソリの正しい使い方を改めて確認しておきましょう!
目次
【ヒゲ剃り前】カミソリの管理法と選び方に問題が多い
問題点① ヒゲを剃る前に、肌の準備をしてない
ヒゲ剃りをする時に準備すべき物は、カミソリやシェービングクリームだけではありません。お肌もヒゲ剃りに備えなくてはいけません。
男性はスキンケアの習慣がない人も多いですが、肌トラブルを防ぐには大事なことなので覚えておきましょう。
ヒゲ剃り前に洗顔と蒸しタオル、シェービングフォームの3つをするだけで、肌トラブルのリスクを抑えつつ、キレイに剃ることもできますので一石二鳥です。
①まずは洗顔
洗顔をすると、ヒゲが水分を吸って柔らかくなります。
②蒸しタオルで温める
蒸しタオルで温めればさらにヒゲが柔らかくなるので、肌の負担が少なくなりますし、毛穴も開くので、キレイに剃ることができます。
タオルを水で濡らしてきつく絞り、レンジで1分間加熱します。その後、少し熱めくらいの温度になったら、ヤケドしないか確認しながらそっと顔に乗せます。顔に乗せたら3~5分程度肌を温めるだけでOK
③シェービングフォームを塗る
シェービングフォームは、ヒゲを柔らかくする、そして摩擦を軽減させる事で肌への負担を抑えることができます。
問題点② カミソリの劣化に気づいていない
替刃の劣化は、あなたが思っている以上に早いです。
各メーカーの公式サイトでは、このように回答しています。
シック→2週間毎の交換が目安
貝印→鋼製は錆びたらすぐに交換。ステンレス製は錆びにくいが、切れ味が落ちた時に交換
(*スムーサー:肌の滑りをよくするための樹脂で、刃の上部分、または上下に付いている)
中には、1週間程度で切れ味が落ちて交換しているという人もいます。あなたは、刃の状態をこまめに確認していますか?
劣化した刃を使い続けてしまうと、赤み・痒み・ブツブツ・埋没毛・出血……といった肌トラブルを起こしやすくなってしまいます。
毛の濃さや使用頻度に関しては、個人差があるので何とも言えませんが、刃の管理方法がしっかりしていれば、長持ちする可能性は飛躍的に上がります。
①清潔にする
皮脂や皮膚等が付着していると、酸化し(サビ)やすくなりますので、使用後はすぐに清潔な状態にする必要があります。キレイな水で洗い流して、不純物を落としましょう。
②しつこいくらい水を切る
水分が残っているだけでも酸化は起こります。保管する前にはキレイに水を切る必要があります。この時、布等を使って拭き取らないのがポイントです。
布でふき取ってしまうと刃のコーティングが剥がれてしまい、刃こぼれする可能性があります。
水気は、ドライヤーの冷風or送風を使って水気を飛ばすという方法もあります。
(※ドライヤーの温風ではやらないこと。熱でプラスチック部分が変質してしまう危険があります)
③浴室では保管しない
浴室で保管している人は多いですが、湿気の多い場所で保管すると刃が劣化しやすくなります。保管場所は湿度に注意!です。
しっかり乾かした後なら、密閉できる容器にシリカゲルと一緒に入れておくと浴室でも安心です。
番外編→ジーパンでカミソリが復活するらしい!
ジーパンを使えば、劣化したカミソリを復活させる事ができるらしいという情報もあります。やり方は簡単です。
・履かなくなったジーパンや、デニム生地の切れ端を用意する
・生地にカミソリを当てて、下から上に10~20回滑らせる
・逆方向からも同じように滑らせる
たったこれだけでOK。この方法で、刃を替えずに半年以上使い続けている人もいるんだとか。
そろそろ替え時かな?という刃があれば、ぜひ試してみてください!
問題点③ シェービング剤ならなんでもいいと思っている
シェービング剤は大きく分けて5つあり、あなたの剃り方や肌質に合わせて選ぶ必要があります。肌への負担や快適度が大きく違ってきますよ。
①確認しやすい→ジェルタイプ
ジェルタイプは透明ですから、しっかり見ながら剃ることができますが、メンソールが入っているものが多いですから、冬に使う時は注意して。
ヒゲ剃りに慣れていない/形を整えながら剃りたい
②肌に優しい→フォームタイプ
フォームタイプは泡によってカミソリによる刺激を軽減できるのがメリット。固めの泡が出てきますので、剃っている最中に垂れてくるという事もなくて使いやすいです。
ただし、泡が邪魔をしてちゃんと剃れているのか見えにくいという点や、思ったような形に剃りにくいというデメリットがあります。
肌が弱い/ヒゲを残さず剃る人/見えなくても問題なく剃れる
③カミソリ負けを予防したい→オイルタイプ
オイルタイプは刃の滑りが良くなって肌への負担が軽減されるのが特徴。その結果、カミソリ負けしにくくなります。
使い勝手も良く、サロンや理容室等で活躍しているプロの間でもよく使われています。
デメリットは、刃の間にヒゲが入り込みやすいということ。使った後はカミソリの刃を丁寧に洗ってください。
カミソリ負けしやすい/マメに手入れができる
④テクスチャーを調整できる→クリーム・ワックスタイプ
クリーム・ワックスタイプは元々固めのテクスチャーですが、水を加えると泡立ちますので固さを調整できるのが特徴。
泡立ってもヒゲの状態が見えやすいですし、確認しながら剃れるといったメリットもあります。
オイルタイプと同じく、丁寧に洗うことを心掛けてください。
形を整えたい/テクスチャーにこだわりがある/マメに手入れができる
⑤さっぱりとした仕上がり→ローションタイプ
ローションタイプはべたつきがなく、肌になじみやすいです。さっぱり感が気に入っている人も多いです。
デメリットは乾きやすいという点。
乾いた状態でカミソリを使うと刺激が強くなり、肌トラブルを起こす可能性が高くなりますので、注意してください。
べたつきが苦手/肌トラブルは滅多にない
【ヒゲ剃り中】ちょっとした手抜きが肌トラブルを招く
問題点④ ただしい剃り方が出来ていない
いきなり逆剃りから始めていませんか?
キレイに剃れないですし、肌に大きな負荷をかけてしまい、ヒリヒリや出血の原因になってしまいます。
上でお話したように、まずは洗顔・蒸しタオル・シェービング剤でヒゲを柔らかくして準備します。
剃る時は、順剃りから逆剃りが基本。
最初に逆剃りをしてしまうと、ヒゲと一緒に皮膚まで引っ張られます。その際に、皮膚の一部を削ってしまう事が、ヒリヒリや出血の原因になってしまうんです。
最初に順剃りをした後、残っている部分だけを逆剃りすれば、肌への負担を抑えつつ、より深く剃ることができます。
また、肌を引っ張りながらカミソリの刃に当たる部分を平面にするのもポイントです。
多枚刃のメリットって何だろう?
多枚刃のほうが深剃りできるようなイメージがあります。
テレビCMでも、刃の枚数が多いほどの優れている・枚数が増えるたびに進化したかのようなナレーションがついてますよね。
一般的に深剃りしようとすると、肌に大きな負荷をかけてしまいますが、多枚刃だと1枚あたりの負荷が小さくなります。
例えば5枚刃であれば、1枚あたり20のパワーで剃っていきます。
つまり、20のパワーで5回同じ部分を剃っていくということ。
1枚刃だと100のパワーで剃っていくので、おのずと肌にかかる負担が大きくなってしまうという仕組みです。
肌が弱い人、ヒゲが濃い人は多枚刃のカミソリがおすすめです。
ただし、デメリットもあります。
まずひとつに、刃の枚数が増えると細かい部分は剃りにくくなりますので、電動トリマーを併用するなどして工夫する必要があります。
それから、一般的に刃の枚数が増えるほど値段が高くなります。
刃が多ければ多いほど良いのか?という点については、そうとも言えません。
3枚刃のほうが使いやすいという人もいれば、5枚刃のほうが……という人もいますので、自分に合った物を探してみましょう。
問題点⑤ いつ剃るか……なんて、どうでも良いと思っている
朝の忙しい時間帯にわざわざ剃るよりも、夜お風呂に入っている時についでに剃る方が楽ですよね。
ですが、夜に剃ると肌トラブルのリスクが上がる、翌日の仕事が終わる前にまた生えてくるといったデメリットがあります。
朝に剃った方が良いと言われるのは、2つの理由があります。
①朝は肌が元気だから
朝起きてから30分程経った時の肌は血行やハリが良く、カミソリによる刺激を受けても、傷みにくくなっています。
夜は、逆に血行やハリが悪く、その状態でカミソリによる刺激を与えてしまうと、肌トラブルを起こしてしまう可能性が高くなります。
起きた直後は避ける
起きて30分以内は顔が浮腫んでいる状態なので、深剃りするのが難しくなります。
その為、起きてから30分後にはヒゲ剃りを始めるのが理想なのですが、目が覚めていても体を横にしている状態では浮腫みが解消されにくいので、体を起こした状態で30分待ちましょう。
歯を磨いたり朝ごはんを食べるなどしている内に、ベストな状態になります。
②夜に剃っても朝にはまた生えてくるから
ヒゲが一番伸びる時間帯は朝の6~10時。つまり、夜の内に剃ってしまうと翌日の夕方くらいには無精ヒゲが生えてきてしまいます。
【カミソリ後】カミソリは肌を傷つけていることを自覚して
問題点⑥ アフターケアをやっていない
アフターケアの重要性が分かっていない男性は非常に多いです。やっているという人でも方法を間違えていたりして……。
シェービングフォームを使って肌への負担を軽減することはできますが、カミソリは肌の角質も一緒に削り取っています。
かゆみや赤み、ヒリヒリといった、いわゆるカミソリ負けを起こしてしまうのはこの為です。
どんなに肌に優しいカミソリであっても、カミソリの特性上、ヒゲだけではなく皮膚にも刃が当たってしまいますから、ダメージ0というわけにはいかないのです。
①化粧水をつける
化粧水には保湿成分が含まれており、使用する事で失われた水分を補えます。
もしつけた時に、ピリピリとした感じがあるなら、肌への刺激が強いということになるので、低刺激タイプを選ぶようにしましょう。
化粧水は洗顔直後、水気をよく拭き取ってからつけていきます。
アフターシェーブローションでもOK
アフターシェーブローションのヒゲ剃り後に使うように作られた化粧水で、肌のヒリヒリやかゆみを防ぐ効果があります。
女性用の化粧水と比べると、香りや爽快感といった要素が強く、グリセリンやプロピレングリコール等の保湿成分も配合されています。
ただし、アルコールやメンソールが含まれていることが多いため、敏感肌や乾燥肌の人には向いていません。
健康的な肌の人でも、ヒリヒリするようであれば低刺激タイプを選ぶようにしましょう。
アフターシェーブローションは、ヒゲ剃り用に作られているだけあって、ヒゲ剃り後の不快感や乾燥を防ぐ効果があるのは事実。肌トラブルのない人にはおすすめです。
②美容液や乳液も必要
美容液には、大きく分けると美白・エイジングケア・保湿の3種類となっていますので、ヒゲ剃り後なら保湿効果の高いものがおすすめ。
ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドあたりの成分に注目です。
ヒゲ剃りは毎日やることですから、上でお話したことに気を付けていても、肌がとても弱い人は肌トラブルを起こしてしまいます。
また、ヒゲが濃い人は深剃りしようとするあまり、何度も何度も刃を滑らせてしまい、肌へのダメージが大きくなってしまうこともあるでしょう。
キレイに剃れない、肌トラブルを頻繁に起こす……という人は、ヒゲ脱毛という選択肢もあります。
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