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ムダ毛の自己処理はトラブルの連続!肌を傷つけないための予防と対策


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ムダ毛の自己処理による肌トラブルは、わざわざ説明しなくても皆さんよくご存じだと思います。

体調が悪かったり、生理が絡んでくると、肌が敏感になってしまうので、どんなに肌が強い人でも肌トラブルは起こりますし、元々肌が弱い人なら尚更苦労しています。

ムダ毛の自己処理は、どれも肌にとっては刺激が強い方法ばかりだという認識は持っていますか?

例えば、カミソリはムダ毛だけではなく、肌の表面も一緒に削ってしまうので炎症を引き起こすリスクがありますし、毛抜きは時に出血してしまうくらい毛細血管を傷つけてしまう事があります。

このページでは、肌トラブルが起こった時、それはどういう症状なのかを解説すると共に、対策や予防法についてまとめています。

自己処理法やスキンケア法については、安全&キレイに!ムダ毛の正しい自己処理の方法、教えますも参考にしてください。

自己処理をする事で起こる5つの肌トラブルと対策

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①毛嚢炎(もうのうえん)

【特徴】
毛嚢炎とは、毛穴の奥にある毛包が細菌に感染して起こった皮膚炎の事を指します。
毛抜きやカミソリで傷ついた毛穴から雑菌が入り込む事が主な原因。
痛みやかゆみはないので、目で見て確認するか触ってみないと気付かない場合も多いです。

【症状】
毛穴部分に赤いブツブツとしたものができるという症状が現れ、悪化すると膿が出てくる事も。
潰してしまうと、さらに悪化してしまう恐れがあります。

【対策】
毛嚢炎ができたら、消毒をする・清潔な状態にするという2点を意識してケアしていく必要があります。
消毒液をこまめに塗り直したり、清潔な状態を維持できるように着替えたりシャワーを浴びてください。

小さなものであれば特にケアをしなくても自然に治ります(肌への負担をかけないのが前提です)が、痛みを伴ったり、おできくらいの大きさになった場合は、化膿止めの薬(抗菌薬)を3、4日内服しましょう。

それでも治らない、もしくは悪化した場合は皮膚科で診てもらう事をおすすめします。

【予防】
湿っている場所で自己処理をすると、毛嚢炎ができやすくなる…つまり、お風呂に入りながらの自己処理はリスク大なので、絶対にNGです。

②埋没毛

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【特徴】
毛が皮膚の下に埋まっている状態。

自己処理で皮膚や毛穴を傷つけてしまう事により、毛が伸びてくる頃に毛穴がかさぶた等で塞がってしまい、毛が皮膚の外に出られなくなります。それでも毛は伸び続けますから皮膚の中に埋まってしまうのです。

カミソリを使った時は、刃で肌を傷つけてしまったり、毛穴よりも内側で毛がカットされる等が原因になります。

また、毛抜きを使った時は、毛を引き抜いた時に毛穴を傷つけてしまったり、途中で毛が切れてしまって皮膚の表面に出ないくらい短くなってしまう事で埋没毛になってしまいます。

【症状】
痛みを感じたりかゆみを感じるという事はありませんが、皮膚の中に毛が埋まっていますので、ムダ毛が生えているように見えてしまいます

また、毛が皮膚の内側から押し上げて、少し毛穴が盛り上がってしまい、鳥肌のように見える事もありますし、毛が長くなると皮膚の中で渦巻いてしまう場合もあります。

【対策】
埋没毛ができても、何もしなければいつかは皮膚の外に出てきますが、それまでに数ヶ月で済むのか、それとも年単位で時間を要するのか…は、ハッキリとは言えません。

肌や毛穴を傷つける事なく治したいのであれば、気長に待つのが自分でできる対策のひとつではありますが。一日でも早く改善する必要があれば、古い角質層を取り除く事をおすすめします。

月に1~2回のピーリングやスクラブケアをすると、古くなった角質を取り除けますし、肌も生まれ変わってツルツルの状態になれますよ。

ただし、角質ケアをやり過ぎると、肌に負担をかけてしまいますので、多くても週に1回に抑える事、それから丁寧な保湿を心がけてください。

※毛抜きや針を使って皮膚に穴を開け、無理やり引き抜く方法で治そうとする人がいますが、それは絶対にやってはいけません。

消毒していない毛抜きや針を使うと、傷ついた肌から雑菌が入り込んでしまいますし、何より肌を傷つける事高いですから危険です。

【予防】
埋没毛は乾燥しやすい部分にできやすいという特徴がありますので、保湿をする事によってある程度の予防はできます。

その他にも、毛抜きでの自己処理をなるべく控える、体調が悪い時や生理の前後等、肌の調子が悪い時は自己処理を控えるようにするといった工夫も必要です。

③色素沈着

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【特徴】
肌が刺激を受けると、その刺激から肌を守る為に、メラニンが集まって、そのメラニンが蓄積される事が原因で、色素沈着は起こります。

特にカミソリは、肌への刺激が強いので色素沈着を起こすリスクが高くなりますので注意が必要。

ワキや脚は黒ずみを引き起こしやすいですし、それでなくても日本人は元々色素沈着を起こしやすいという性質があります。

【症状】
肌の色が黒ずむというのが色素沈着の主な症状です。
シミのように一定の範囲が黒ずむ事が多いのですが、毛穴やその周辺が茶褐色に黒ずむ事もあります。

痛みやかゆみなどの症状はないものの、黒ずみがあると悪目立ちしてしまいますし、改善に時間がかかってしまいます。

【対策】
色素沈着の原因となるメラニン色素を薄くする事が最善策です。
その為にできる事は、体の内側から改善する方法と、外側から改善する方法の2つの方法があります。

→内側から改善する方法
メラニン色素を薄くする効果があるビタミンCが効果的です。
他にも、炎症を抑えたり、高い美白効果もあると言われており、摂取する事によってメラニン色素の生成を抑えて、肌の黒ずみを改善していきます。

ただ、ビタミンCは壊れやすく、熱で壊れてしまったり酸化してしまうと、せっかく摂取しても効果が弱まってしまうのが難点。

また、タバコを吸うと1本につき25~100mgのビタミンCが消費されるので、生活習慣の改善も必要です。

なるべく生で食べるようにするだけでなく、皮を剥いたら新鮮なうちに食べるようにする等、食べ方を工夫してください。

→ビタミンCが豊富に含まれている食品
・赤ピーマン 170mg
・めキャベツ 160mg
・ゆず    150mg
・パセリ   120mg
・ケール    81mg
・ゴーヤ    76mg
※100gあたりのビタミンC含有量

ビタミンC含有量の多い赤ピーマンやめキャベツを積極的に摂取する事によって、より多くのビタミンCを摂れますよ。

普段の食事から摂取するのが難しいという場合は、野菜ジュースやサプリメント等を利用して摂るのも良いでしょう。
意外にビタミンCが少ないのはレモンで、1個あたり含有量が20mg程度です。

ちなみに、厚生労働省ではビタミンCの1日の摂取量は100mgを推奨しているのですが、美白効果を実感する為には1日300~500mg以上の摂取が理想だとされています。

→外側から改善する方法
高い美白効果があり、肌の漂白剤とも言われているハイドロキノンが配合されている化粧品を使ってケアすると、色素沈着を改善できる可能性があります。

ハイドロキノンは、シミやそばかすを改善する効果もありますので、美白を目指すならとても頼りになる存在です。

ハイドロキノンは今でこそ配合量が調整されているので、安全に使えるようになりましたが、元々は医者の処方なしでは取り扱いができないくらい強力なものですから、使用方法は必ず確認してください。

【予防】
色素沈着を予防する為には、カミソリでの自己処理を控える、皮膚を強く擦らないようにする等、摩擦を極力避ける必要があります。

ワキやVラインが黒ずみやすいのは、摩擦がよく起こる部位だからなんです。

また、肌の乾燥も色素沈着の原因となりますので、保湿をするのも忘れてはいけません。
カミソリでの自己処理は乾燥しやすいですから、美容液や保湿クリームでしっかりスキンケアを行いましょう。

また、肌への直接的な刺激だけでなく、紫外線による色素沈着にも注意して!
紫外線量は快晴の日だけではなく、くもりや雨の日にも一定量ありますから、毎日UVケアが重要です。

④内出血

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【特徴】
内出血というと、強くぶつけた時にできるイメージがあると思いますが、自己処理が原因でできてしまう事もあります。

主に毛抜きを使った自己処理が原因ででき、赤紫色の斑点になってできるのが特徴です。

毛抜きだけでなく、脱毛ワックスや脱毛テープ等のように、毛を引き抜く方法は内出血を起こすリスクがあります。

ムダ毛を引き抜く時に、毛穴の周りにある毛細血管が切れてしまい、皮膚の下で出血してしまうのです。

【症状】
ぶつけた時にできる内出血と違い、痛みはありませんが、赤紫色の斑点ができます。

【対策】
内出血が起こってどれくらい経っているのかで、対策が変わります。

直後であれば、すぐに冷やす事で症状を軽く抑えられます。

冷やすと言っても、氷を直接当てたり、長時間冷やし続けると凍傷の恐れがあります。

ビニール袋に氷水を入れて、タオルでくるんだ状態で冷やし、時々肌から離したりして、冷やしすぎないように注意してください。

また、内出血が起こって1~2日経っていたら、逆に温めるという方法が効果的。
蒸しタオルで温めたり、温かいシャワーを浴びると、内出血の症状が早く改善します。

【予防】
内出血を起こさないようにするためには、毛穴への負担を軽減するのが大切です。

毛抜きやワックス等の自己処理をする頻度を少なくするのはもちろん、毛抜きを使う場合は毛の流れに沿ってソッと優しく抜くのも予防になります。

⑤カミソリ負け

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【特徴】
カミソリの刃によって皮膚を傷つけてしまう事によって起こる肌トラブルを指します。
何度も繰り返しカミソリでの自己処理をしたり、アフターケアをせずにそのままにしていると、炎症や色素沈着にも繋がります。

【症状】
カミソリでムダ毛を剃った後、かゆくなったりヒリヒリする、赤いブツブツが出来るといった症状が現れると、カミソリ負けの状態になっていると考えて良いでしょう。
症状が悪化すると湿疹や肌荒れ、時には出血する事もあります。

【対策】
カミソリ負けになったら、自己処理を一時中断しなければならないのは言うまでもありません。

また、肌が敏感な状態になっていますので、衣服による摩擦も肌への大きな負担になります。
カミソリ負けを見つけたら、なるべく摩擦の起こりにくいシルク素材やコットン素材の服を着るようにしてください。

カミソリ負けにはオロナインを塗るのも効果的です。
オロナインは殺菌効果や止血効果等がありますので、悪化を抑えられて素早く肌をケアできます。

【予防】
カミソリ負けを予防する効果的な方法は、肌が元気な状態を維持する事がイチバン。
健康な肌であれば、カミソリ負け自体、起こりにくくなりますし、仮に症状が現れたとしても、治りが早いです。

タンパク質やコラーゲン、ビタミン類等、肌にとって良いとされる成分を多く摂れる食生活を意識したり、夜の10時までに眠りにつく、6時間以上は睡眠時間を取れるようにする等、肌に良い生活習慣を送る事が大切です。
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それからもうひとつ。カミソリの使い方マスターしておきましょう。

→カミソリの正しい使い方
・毛の生えている方向に向かって剃る
・剃った後には保湿をする
・カミソリの刃を清潔な状態にする
・定期的にカミソリの刃を替える

カミソリの切れ味が悪いとカミソリ負けだけでなく、その他の肌荒れや炎症等、様々な肌トラブルを引き起こしてしまうので、定期的な刃の交換も忘れずに。


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