モテない男が中途半端にプライドが高い理由とモテるための行動
「モテない男ほど中途半端にプライドが高い」とはいろいろな所で囁かれています。
本当にプライドが高いのであれば良いでしょう。
ですが中途半端なのでかえって扱いづらいのです。
ですが、この「中途半端なプライド」こそ、モテない大きな理由でもあるのです。
ではその中途半端なプライドはどうすれば良いのでしょうか。
そもそもなぜプライドが中途半端に高いのか
鶏が先か卵が先か。
どちらが先なのかよく分からないという話ですが、モテないから中途半端にプライドが高いのか。
それとも中途半端にプライドが高いからモテないのか。
これはどちらも当てはまるので、いわば悪循環を生み出しているのです。
モテないからこそ中途半端なプライドを持つようになってしまい、かえってモテなくなる。だからさらに中途半端なプライドになる…。
このような悪循環となっているのですが、モテないことによって「どうせ自分なんか」という卑下。
そして、「モテない自分を肯定」するために「俺が悪いんじゃない、俺の魅力を分からない周りの女が悪い」に変換されてしまうのです。
人間の脳はとてもデリケートであるとともに、自分に起因するマイナスな感情を逃そうとします。
例えば相手に対して「嫌い」という感情を持つこともそうです。
先に嫌いという感情を向ければ、嫌われたとしても「おれが先に嫌いになったから」と考えられます。
そうです、プライドを保てるのです。
何かを言われたり、あるいは自分では対処出来ない存在と遭遇した時、「あいつのことは嫌いだから」と思うことで、能力や実力は劣っていても、「おれはあいつが嫌い」だと思うことで、まるで自分が上に立っているかのような気持ちになれるのです。
これは嫌いという感情だけに当てはまることであはありません。
思い通りにいかないことがあったら、すぐに「自分は悪くない」と考えてしまうのです。
「でもおれはそうじゃないから」といったように、自分を肯定しようとしてしまうのです。
本当にプライドが高い人であれば謝るなり、あるいは自分の能力不足を認めたうえで、では何が出来るのかを考えるのですが、中途半端なプライドを持つモテない男性は、とにかく自分の体面だけを考えてしまうのです。
これではモテないのも無理のない話なのではないでしょうか。
思考回路がモテなさを助長する
モテない男性の多くに見られるのが、やたらと自己評価が高い点にあります。
客観的に考えると、周囲としても「なぜそこまで自意識過剰になれるのか分からない」と思う程でしょう。
例えば自撮り。
このように言っては失礼ですが、どう考えてもイケメン側ではないのになぜか自分の外見はイケていると勘違いしているモテない男性は多いです。
そもそも、自撮りという行為そのものが芸能人やタレント・アイドルなど著名人にのみ許されていると言っても過言ではありません。
100歩譲ってSNSに投稿する若い男女であれば良いでしょう。
ですがそのような男女はワイワイしているところを撮ります。モテない男性はなぜか一人。
そして決めている顔。
「自分はイケメン」と思いこむのは自由ですが、客観的に考えてイケメンであれば周囲も放置していないでしょう。
あるいは周囲からもイケメンだと言われるでしょう。
言われていないのであれば勘違いということになるのですが、それでも「自分はイケメン」と考えてしまい、「自分のことをイケメンだと思えないのは相手の美的センスが悪い」と考えてしまうのです。
人間は気の持ちようも大切ですので、ポジティブな気持ちを持つことはとても大切なのですが、それが過ぎると「自分のことが分からないのは、分からない人間がおかしい」になってしまうのです。
そのため、相手を見下したような態度をとってしまい、コミュニケーションも正常なものではなくなっていくのです。
このことでも分かるように、モテない男性は勘違いから生まれる自己評価により、周囲を見下す傾向にあるのです。
そのような男性がモテないのはある意味では当たり前です。
どのような意見も自分の脳内で「分かっていない」に変換されてしまい、自分こそ正しい。
相手は間違っている。
このような考え方でモテる男性は漫画やアニメの中だけです。
現実の女性は、そのような男性にはよほどのステータスではない限り遠慮したいと考えるでしょう。
勘違いしないようにお伝えしますが、「よほどのステータス」とは、医者や弁護士、社会的な著名人などであって、なかなか該当する男性はいません。
では何から始めるべきなのか
ではそのような男性がモテるためにはどうすれば良いのか。
まずは「違う考えがある」という点を意識することにあります。
むしろ自分と同じような考え方を持つ人間の方が珍しいと考えておいた方が良いのですが、その
「珍しい」が「だから自分は特別」と考えるのではなくて、誰もが違う考えを持っているのです。
まさに十人十色、多種多様です。
違う考えこそ当たり前なのですから、自分の考えが周囲と違う点は、個性でもなんでもありません。
ただの相違点であって、凄いとか特別とかではないのです。
他人もまた、それぞれ個性を持っており、人それぞれの考え方を持っているのです。
逆に考えると、人それぞれでありながら、否定ばかりされるということは特別ではなく、明らかにおかしな考え方をしているのだと気付くべきでもあります。
多数派が必ずしも正しいと言うわけではありませんが、多種多様な考えを持つ多くの人から受け入れられないということは、手厳しいことを言えば性格面でお菓子な部分があると言わざるを得ません。
まずは相手の個性も尊重すべきです。
逆の立場で考えてみてください。
もしも自分が何か言ったとして、自分と同じように「まぁ分からないならそれでいいよ」と言われて仲よくしようと思うでしょうか?
普通に考えたら「変な人」「あまり関わらないようにしよう」といった考えになってしまうのではないでしょうか。
自分の考えを理解していない人間に対して「自分の考えを理解出来ないダメな人間」と思うかもしれませんが、もしかしたら相手からもそのように思われているかもしれないのです。
ましてやモテたいと考えるのであれば、まずは相手もまた、人それぞれの価値観を持っていて、違う価値観を持っているのは特別なことでも何でもないのだと自覚するところから始めなければならないのです。
むやみに否定しない
中途半端にモテない男性に多いのがこれです。
「自分が正しい」「自分は分かっている」と考えてしまいがちなので、相手の声に対して「それは違う」「何も分かっていない」といった気持ちに条件反射で思ってしまいがちなのですが、そのような考え方で接してくる相手に好意を抱くような女性は、先にもお伝えしたように漫画やアニメだけです。
男女云々ではなく、否定から入る人間は周囲としてもあまり好ましく思わないでしょう。
仕事であればまだしも、プライベートでは否定ばかりしている人間はコミュニケーション能力が低いのではないかと思われるだけです。
そして、むやみに否定するだけではなく、自分の考えを否定されても狼狽するのを辞めましょう。
中途半端にプライドが高い男性は、自分が正しい、自分は間違っていないと考えてしまいがちなのですが、残念ながら間違えていることもあるでしょう。
その手の話により詳しい人もいるでしょう。
そのような時、相手に対してけんか腰になったり挑発的になったり。
あるいは自分の非を認めることが出来ず、相手をけなすような言動や態度をとってしまったり。
論点をずらして、とにかく自分の優位をキープしようとする男性も多いのですが、そのような行為を取れば取るほど、結局の所、自分自身の気持ちとしては上に立つことが出来るかもしれませんが、相手からも同じように見下されていると共に、さらにはモテないというコンボになります。
それでも良いのであれば、これまでのように自分の価値観に沿わない意見に対しては敵意をむき出しにし、否定し、論破して自分の正当性を主張すれば良いでしょう。
間違いなく「自分のプライド」だけは保てるでしょう。
ですが、そのプライドを保ったところで何が残るのかという話ではあります。
これまで同様、モテないものの、それでもプライドを保ちたいのであれば今まで通り、先に話したようにとりあえず目先の自分とは違う考えの人間を受け入れず、論破して精神的に排除すれば良いでしょう。
ですがそんな自分から脱却したいのであれば、否定から始めるのではなく、「聞く」という所から始めましょう。
プライドとは何か
そもそもプライドとは何か。
おそらくこれを意識して日々生活を送っているような人は少数派かとは思いますが、いわば「懐」と考えても良いのではないでしょうか。
中途半端にプライドの高い男性は、自分が正しい、自分は間違っていないと考えてしまいがちです。
つまり、自分以外の存在に対して反発するということは、懐が狭いということも言えるのではないでしょうか。
本当にプライドの高い人は、自分が間違えていたら間違いを謝ることが出来ます。
自分を押し付けるだけではなく、相手の存在を受け入れることも出来るでしょう。
なまじ高学歴男子の場合、「自分は正しい」との思いが強まってしまうのですが、本当の意味で「プライドが高い」男性は相手のことを否定しません。
常に余裕を持ち、自分という存在はしっかりと持っていますので、違う意見と遭遇しても余裕を損なうようなことはありません。
なぜなら、違う意見で自分がブレることがないという本当の意味での自信も持っていますし、仮に自分が間違えていたら失敗を正し、よりよい考えの自分になればよいと考えているのです。
相手を認めず、今の自分は正しいのだとある種の思い込みをしている中途半端にプライドが高い男性と、常に余裕を持ち、人の意見に耳を傾けて、間違いがあれば素直に自分の間違いを認めて謝れる男性。
どちらの方がモテるのかなど、わざわざ説明するまでもないのではないでしょうか。
これは男女間の話だけではなく、どのような局面に於いても言えるのではないでしょうか。
中途半端なプライドの持ち主程、何を優先するのかといえば自分の体面を保つことなのです。
そのため、相手の言葉には耳を傾けなかったり、自分が正しいと譲らなったり。
ですが本当にプライドの高い男性は自分の体面ではなく、自分がどうなりたいのか。体面を保つのではなく、新しい事実を知ったり受け入れたり。
それが出来るのです。
女性だけではなく、そのような男性の方が友人も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、友人関係とて性格は出るものです。
一緒に居ていつも否定したり間違いを指摘してくるような友人より、伸び伸びと会話出来るような友人の方が一緒に居たいと思うのは当たり前の話です。
モテるかどうかも同じです。
モテる男性は、女性だけにモテるのではなく、男性からも人気があるケースが多いです。
つまり、「人としての魅力」に溢れているのです。
一方、中途半端にプライドが高いモテない男性の場合、友人さえもあまりいないのではないでしょうか。
それさえも「自分のことを分かってくれるような人間はいない」と、なぜか自分が上位の考えをしてしまうのです。
そもそも、女性にモテるということは、人間として認められるということです。
いきなり異性関係が始まるのではなく、まずは人間関係です。
モテたいと思うのであれば、まずは人間関係を充実させるべきですので、モテない男性はまずは自分自身の「中途半端な」プライドを何とかすることを考えるべきです。
それが分かれば、人間関係は変化の兆しを見せてくるはずです。
プライドが高いのは悪いとは言いませんが、「中途半端なプライド」は厄介なものです。
自分の間違いを認めることが出来ず、狭い視野で自分が正しいと認識してしまい、他人を排除しようとしてしまいがちです。
「自分は大丈夫」「自分は違う」と思った男性もいるかもしれませんが、何気ない言動で相手に対して否定的な言動をとっている可能性もあるのではないでしょうか。
自覚なく、このような性格となってしまっている男性も決して珍しくはないだけに、自分自身で当てはまっていないのか。
特にモテないだけではなく、人間関係さえ希薄だなと感じている人は、改めて自分の性格を客観的に見たり、他人にアドバイスを求めてみると良いでしょう。
そこで「そんなことはない」と相手のアドバイスを否定的に思った場合、もしかしたら「中途半端なプライドの持ち主」かもしれませんよ。
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