なぜ脱毛する時に制汗剤を使ってはいけないの?+制汗剤を使わない汗・ニオイ対策
ミュゼプラチナムの公式サイトによると、施術できない条件として”当日お手入れ箇所への制汗剤を利用した”とあります。
ミュゼに限らず、脱毛サロンのカウンセリングでは、施術前~施術後は制汗剤を使わないようにと説明を受けることになるでしょう。
普段から制汗剤を使っている人にとっては、使わないで過ごすとなると、ニオイや汗が心配になってしまいますよね。
制汗剤くらいなら使ってもいいでしょーと思うかもしれませんが、禁止にするのはそれなりの理由があるわけですから、ちゃんと守らなくてはいけません。
ここでは、制汗剤を使用することで脱毛の施術にどんな影響があるのかお話します。
また、制汗剤以外の汗対策についても紹介しますので、チェックしておきましょう。
目次
脱毛前後に制汗剤を使ってはいけない理由
脱毛効果が弱くなるから
制汗剤にはデオトラント成分が配合されており、その成分が毛穴に入り込んでしまって脱毛効果が弱くなる可能性があります。
脱毛施術をする前や当日に使ってしまうと、例え施術直前に拭き取ったとしても、毛穴に入り込んだデオトラント効果が残っているかもしれません。
施術1週間前くらいには、制汗剤の使用を控えたほうが良いでしょう。
肌トラブルを起こすリスクが高まるから
脱毛サロンの施術では、黒色にしか反応しない光を照射する、施術前後には冷やしたり保湿をする事でケアするというように、肌への負担を最小限に抑えています。
ですが、肌への負担をゼロにする事はやはり難しく、施術後の肌は乾燥・火照り・赤みといった症状が一時的に現れることも珍しくありません。
制汗剤には、収れん剤や香料、防腐剤、抗菌剤等、デリケートな状態の肌には刺激が強すぎる成分が含まれています。
そのため、施術後の制汗剤を使用すると、肌トラブルのリスクを高めてしまいます。
施術前だけではなく、施術後も症状が落ち着くまでは使用を控えてください。こちらも大体1週間程度が目安でしょうか。
制汗剤を使わない汗&ニオイ対策
制汗剤を使用しなくても、汗やニオイの悩みを軽くする方法は色々あります。
脱毛に通っている期間は、ちょっとした工夫で汗とニオイを乗り切りましょう!
①汗ジミ対策には、服の色や素材にこだわる
汗の量が気になる人は、服の色や素材が重要。
白や黒、柄物(花柄やボーダー等)の色であれば、汗をかいても目立ちません。
素材は、ポリエステルやレーヨン等がおすすめ。
また、インナーを着るのも◎。より確実に汗ジミを予防できますよ。
グレー系の服やコットンを素材として作られた服は極力避けましょう。
②脇汗には脇汗パッドが一番
脇汗が気になるなら、脇汗パッドがおすすめ。
様々な商品がありますが、大きく分けると直接肌に貼り付けるタイプと服に貼り付けるタイプがあります。
より確実に汗ジミ対策をしたいのであれば、肌に貼り付けるタイプが良いのですが、肌に刺激となる成分が含まれているという点は心配です。
脱毛前後1週間は控えたほうが安心です。服に貼り付けるタイプでも十分な効果を実感できますよ。
③夏は着替えを持ち歩いて
汗をかきやすい夏場は、着替えを持ち歩くというのも有効です。
汗が生乾きになったり、汗が乾く事によって、衣類から強いニオイを発することも多いです。
持ち歩くのは面倒ですが、着替える事で汗の量・汗のニオイ対策の両方が出来るという意味ではとてもおすすめ。
薄手のかさばらない、シワになりにくい着替えなら、邪魔になりません。
④香水を使う
香水は即効性もあり、嫌なニオイを隠すだけではなく、いい香りを持続させてくれるアイテムですよね。
ただし、使い方によっては周りの人に不快な気持にさせてしまう可能性がありますので注意しなければなりません。
ポイントは、皮脂が出やすい部位につけないこと。香水は皮脂と混ざると悪臭を放つ場合があります。
頭や背中、ワキ、顔には付けないでください。
また、ニオイが強くなり過ぎないよう、ほんの少しだけつけるようにしてください。
長期的な取り組みにはなりますが、体臭は生活習慣や食生活の改善でも抑える事が出来ます。
一時的な対策だけでなく、体の内側から改善していけるように心掛けましょう。
参考:脱毛すると体臭が変わるという噂は本当?
それから、汗の量が多いという人も対処法さえ知っていれば、快適に過ごすことができますので、心配しないでくださいね。
参考:脇脱毛をすると脇汗が増える・・・と言われる理由と3つの対策
脱毛サロンはもちろん、クリニックや家庭用脱毛器(レーザー方式とフラッシュ方式)で脱毛する場合も、同様に制汗剤の使用はNGです。
施術の予定が入っている1週間前~施術後1週間後は、特に注意してください。
最後に、脱毛サロンでは制汗剤だけでなく、日焼け、飲酒、激しい運動、薬の服用等、禁止されている事も多いので覚えておきましょう。
参考:脱毛エステで断られる理由って?安全&キレイになるために大切なこと
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