みんなの婚活レポート

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「子供は欲しい、でも結婚はしない」という考え方をどう思いますか?


少数派の意見というのは、批判の的になったり、心ない言葉を吐かれることがあります。

「子供は欲しいけど、結婚はしない」という意見を持っている人の多くは、周りの声に傷ついた経験があるでしょう。もう二度とこの考えを口にしないと決意するくらい大きな傷を負った人もいるかもしれません。

世間の声と闘うのは本当に大変です。闘うだけではなく、時には素直に受け入れる強さと柔軟さも必要です。

単なる批判であれば無視もできるけど、現実的な問題を見せてくれているなら立ち止まって考えたほうが良いこともあります。

ここでは、子供は欲しいけど、結婚はしないという考え方について色んな視点から考えていきます。

「子供は欲しいけど、結婚はしたくない女性」は増えているといわれています

子供は欲しいけど、結婚はしないと決意した人の背景には、様々な事情や価値観が見えてきます。

・妊娠のタイムリミットを考えると、結婚相手を探すよりも子供が先だと思った
・パートナーはいるが、結婚向きの人ではない
・結婚と子供をセットにしなくてもいいと思った
・結婚というシステムが自分には合わないと感じている
・若い内に子供を産んでおきたいと思った
・男性を信じることができない

「やむを得ず離婚するケースもあるにしろ、子供のことを考えると両親がいたほうがいい」と考える人は圧倒的に多いです。

それが自然な形だと信じているからです。

中には、自身の経験から子育ては父親と母親が協力してやっていくものだと考える人もいます。

自身の経験とは、子供時代に両親の離婚で寂しい思いをした人などが当てはまります。子供の立場になって考えるからこそ、非婚のシングルマザーを選択する人の気持ちが理解できないのです。

ですが、多くの人が共感できるというか、想像しやすいこともあります。

子育てをしていくための信頼関係が築けない

男性を信じることができないという価値観。

浮気は珍しくありませんが、一度されただけでも二度と信じることができなくなるくらいの破壊力がありますよね。

そして、浮気でなくともパートナー関係に亀裂が生じる要因はいくらでもあります。

家庭での役割分担が上手くいかない・価値観の違いを埋められない・自分の時間がない・生活習慣があまりにも違う・お金の問題を抱えている・顔を合わせればケンカをしてしまう・セックスレスになった などなど・・・

これらは、よくある離婚原因です。そして恋人たちが別れる原因でもあります。

恋人という段階で行き詰っているのに、結婚して一緒に子育てをするなんて到底考えられないという気持ち・・・共感できる人は少なくないと思います。

妊娠のタイムリミットが怖い

妊娠・出産のタイムリミット。これは女性にとって非常に大きな悩みであり、恐怖を感じる現実でもあります。独身女性は、特にこの気持ちは強くなるでしょう。

婚活を頑張っているものの、上手くいかない。焦れば返ってご縁が遠くなってしまうこともよく分かっているけど、空回りして結局お断りされてしまう・・・。その内、子供を持ちたい気持ちはどんどん膨れ上がり、最終的に未婚の母になることを選択するしかないという結論に至った人もいるでしょう。

または、結婚というシステムがどうしても自分には合っていないと感じている人も。周りと同じように結婚相手を探すことに、どうしても強い違和感があって、未婚の母を選択します。

結婚という制度は、子供が欲しいと思った人が自然に行きつく通過点ではありますが、全員に当てはまるとは限らないのです。

非婚シングルマザーへの反対意見は多い。だけど・・・

非婚で母になりたい人に対する批判の声は多いです。

・子供は親の願いを叶えるために生まれてくるのではない
・未婚のシングルマザーは職場に迷惑がかかる
・考え方が甘い、自分勝手
・父親がいないと子供がどう思うのかを考えていない
・離婚してシンママになってしまうのは仕方ないけど、自分から望んでなるのは違うと思う
・子育ては、父親にしかできないこともある

と、どれも心に刺さるものばかり。そして、どれも無視はできないものです。

だけど、いろんな意見がある中で、ひとつ確実なことがあります。

それは妊娠にはタイムリミットがあるということ。個人差はあれど、全員に必ずやってきます。

そのタイムリミットを目の前にした時に「結婚相手が見つからないから未婚のシングルマザーとして子育てしていきたい」「結婚をしたいとは到底思えないから、未婚のシングルマザーになりたい」という考えを持つことは、許されないことなのでしょうか。

さらに、妊娠のタイムリミットに対する考え方は人それぞれです。

人生設計を考えた時に、体力がある内に、若い内に子供を産みたいと考える人もいれば、子どもは2人欲しい・3人欲しいと考える人もいます。

そうなると、一人目の子供に年齢の照準を合わせては間に合いません。二十代、三十代前半で産みたい!となるわけですから。

結婚すること、子供を持つことはどこまでいったら結論が出るのだろう・・・と、考えれば考えるほど、ゴールの見えない迷路にいるような気持ちになります。

非婚の母を目指す前に考えて欲しいこと5個

もしもあなたが、非婚のシングルマザーになることを真剣に考えているのなら、一度自分の気持ちを整理してみませんか。

どんな準備が必要なのか、どんな環境を作っていったらいいのか、そして何よりあなたの本心はどこにあるのか、じっくり考えてみましょう。

①本当はパートナーが欲しいですか?

非婚のシングルマザーを目指す人の全員が、パートナーがいない中で子供を産み、育てたいと思ったわけではありません。

・婚活をしてみたものの、上手くいかない
・彼氏はいるけど、その彼が結婚を望んでいない
・男に裏切られた経験が多くて人間不信に陥っている など

本当なら夫婦で子どもを育てたいという気持ちがあるなら、もう一度、結婚相手を探すために頑張ってみるという選択肢があります。

1.婚活サービスを利用する&変えてみる

婚活サービスの利用経験がない人は、一度利用してみてください。きっと世界が広がると思います。普通に生活していたら出会えないようなタイプの男性と出会えますし、結婚するために頑張っている人たちからいい刺激を受けることもあると思います。

そして、婚活サービスは既に経験済みで、その上でパートナーを見つけるのは難しいと思った人。そんなあなたにも、再び婚活サービスの利用をおすすめします。

なぜなら、過去に利用した婚活サービスが、あなたに合っていないだけかもしれないからです。

婚活サイトや婚活パーティーは低料金で参加できますから、複数登録して活動することができます。

結婚相談所は費用面での負担は大きいものの、スタッフさんのサポートが手厚いですから、客観的かつ専門的なアドバイスが随時もらえるのは、魅力的です。お見合いのセッティングやお相手との連絡も全てスタッフがやってくれます。

婚活サービスは活動場所を変えてみるだけで、景色が違って見えてくると思います。ぜひ試してみてください。

婚活の種類がいくつあるか知ってる?あなたと相性の良い婚活の場を探す方法

2-1.結婚願望のない彼氏を説得する

結婚したいと思えるくらいの彼氏はいるものの、肝心の彼に結婚願望がない場合は、説得を試みてください。恐らく既に説得は何度もやってみたとは思いますが、やり方を変えると、彼の反応も変わってくるかもしれません。

たとえば、あなたの思い通りに話を進めようとするからこじれてしまう場合があります。あなたが中心になるのではなく、彼の呼吸に合わせて話を進めていくように心がけると、思いがけない本音が聞けるかもしれません。

あとは、やはり付き合っている=結婚とは思わないことです。そう思うと、彼を責めるような発言や態度が多くなってしまいますから。

説得するのは簡単なことではありません。ですが、既に生涯のパートナーだと思える相手がいるのなら、困難な道も挑戦してみる価値はあると思います。

【結婚したくない彼氏】VS【別れたくない私】結婚に向けた説得の心得6個

2-2.諦めて別れる

結婚願望のない彼氏を説得する道もありますが、もうひとつ、その彼氏とは別れて再出発する道も残されています。

別れる選択肢を選ぶのは勇気のいることですが、未婚のシングルマザーになることも相当な覚悟が必要です。

結婚して子供を持ちたいのが本心なら、結婚願望のない彼氏とは別れて、新たな出会いを探すことも考えてみてください。

3.人間不信は自分の中に問題がある

過去に裏切られた経験がある人は、また同じことが起こるのではないか・・・と、臆病になっています。

裏切られたと知った時の衝撃と悲しみ、悔しさを、いつまでも抱えているのでいつまで経っても色褪せません。何度も思い出すから、忘れることができないのです。

ですが、人間不信に陥るのは、相手の裏切りではなく、自分自身に原因があると考えたほうが道は開けます。

人間不信に陥りやすい人の特徴を見てみましょう。

・周りの目が常に気になる
・ネガティブな考え方をするほうだと思う
・ストレスが多い
・心配症だと思う
・人間関係を築いていくのが苦手
・自分に自信が持てない
・自分の気持ちを言葉にできない

こうした考え方の持ち主は、人間不信になりやすいです。

人間不信はパートナーを見つけられないだけではなく、人間関係全般・・・つまり子育てにも影響します。パートナー探しをするよりも、子供を産むよりも先に人間不信を和らげる練習をしていく必要があるでしょう。

和らげる練習というのは、たとえば次のようなものです。

・信用できる人を一人でも見つける
・たくさんの友達よりも気が合う少人数の仲間を作る
・相手に求めない、期待しない
・自信を持つために大切だと思うことに全力投球する
・相手の言葉の裏を見る癖をやめる
・自分の考え方・価値観を相手に押し付けない
・自分が心地よいと感じる距離感で人と関わる

自分ではどうにも出来ないと感じているのなら、心療内科で診察を受けてみたり、専門家のカウンセリングを受けることも検討してください。

人間不信になる要因の多くは、考え方の習慣からくるものです。自分を変えようとするよりも、習慣を変えていこうと思うほうが、気持ちは楽になるでしょう。

②身近に協力者はいますか?

たとえ父親がいたとしても、子育てをしていくのは大変ですから、非婚のシングルマザーならもっともっと大変です。

お金を稼ぐことも、子育てをすることも、家事をこなしていくことも、全てひとりでやらなくてはいけません。

だからこそ、あなたの考えに賛同する人、賛同はできないけど子育てに協力してくれる人を探す必要があります。家族・・・特に親との関係性は良好であるに越したことはありませんし、男手もあったほうがいいです。

そして、子育ての協力者以外にも、生物学上の父親・・・つまり、妊娠するための協力者を探す必要もあります。

ある人は、自分の考えに理解を示してくれそうな友人に説明して回り、父親になってもらったそうです。

妊娠するための協力者、子育てをするための協力者は、非婚シングルマザーになるための大きなハードルであり、ここでくじけてしまう人は多いでしょう。

精子バンクの利用や里親になる道も

子育てできる協力者がいて、環境も問題ない。だけど、生物学上の父親という協力者が見つからない。

そんな時は、他にも方法があります。

ひとつは精子バンクの利用です。日本産婦人科学会認定の施設だと、法律上の婚姻関係でなくてはいけませんが、ネット検索してみると、精子提供ボランティアを行っている団体もあります。そこでは、非婚シングルマザーや、レズビアンカップルといった法律上の婚姻関係を持つことができない人たちも精子の提供を受けることが可能です(もちろん違法ではありません)。

信頼できる団体を見つけなくてはいけませんし、勉強することも多いですが、ひとつの選択肢として頭に入れておいてください。

そしてもうひとつは里親になること。血の繋がりにこだわりがないのなら、生みの親と暮らせない子供について考えてみてください。単身者が里親になれるの?と思う人も多いでしょうが、一定の条件をクリアしたらなれる場合もあるのです。自治体によって条件が異なるので、興味があるなら一度相談してみてください。

③「お金と時間がない・・・」シングルマザーの苦労を知っていますか?

実際に親になってみて初めて分かることも多いですが、親にならずともシングルマザーならではの苦労を知ることはできます。経験者の苦労や葛藤を見ていきましょう。

・父親も参加するイベント(運動会や入学式、父兄参観など)で子供に寂しい思いをさせてしまう
・子供が小さい内はフルタイムで働くことも難しく、経済的に厳しい
・子供が熱を出してしまった時に頼れる人がいない
・仕事や家事に追われて子供とゆっくり過ごす時間が取れない
・偏見や批判の目と戦わなくてはいけない
・不安になった時、相談できる相手がいない
・食事をはじめとする生活環境を整えてあげることができない
・自分の時間は全く取れない
・子供が望んでいることを叶えてあげる(買ってあげる)ことができない
・仕事が休めないので、保育園や学校のイベントに参加できない

何度となく直面する問題は「時間」と「お金」です。

子供にとって母親と過ごす時間はかけがえのないものですから、たとえ協力者がいたとしても、親子の時間はたっぷり取ってあげたい。だけどそれが叶わないというのは、母親として非常に苦しいことだと思います。特に幼少期は、常に母親を追いかけてくる年齢ですから、はがゆい思いをするでしょう。

そしてお金の問題も深刻です。

たくさん働いてお金を稼ぎたいけど、子育てとの両立をしなくてはいけません。子供がある程度自分のことをできる年齢になるまでは、仕事はセーブする必要があります。可能であれば、親から資金援助もお願いしたいところです。

国からの手当もありますが、やはり十分ではありません。経済的な問題は、いくらあればいいのかという明確な基準がないので、判断が難しいところです。

とりあえず必須なのは、子育てをしやすい待遇や環境が整っている職場を見つけることです。子供の成長に合わせて勤務時間が選べるとか、子供の急病にも対応しやすいといった職場は理想的といえます。

④自分自身の将来を大切にしていますか?

子供の将来と、あなたの将来は繋がっていません。

子供は親の元を離れ、いつかは自立に向かって歩き出します。それは恐らくあなたが思うよりもずっと早く訪れるでしょう。

それに、あなた自身も子供との生活の中で、結婚や恋愛といった新しい選択肢を前に葛藤する可能性も大いにあります。

親というのは、子供の幸せこそが自分の幸せだと考えますし、自分を犠牲にしてでも子供を守りたいと考えます。確かにそういう側面はありますが、あなた自身の幸せについても考える習慣を持ってください。

子供も幸せにしたい、そして自分も幸せになりたい。そういう考え方でないと、いつの日か自分で自分の首を絞めることになってしまいます。

子育ては、自己犠牲に酔ってはいけません。子供だって、母親が不幸になってまで守ってもらいたいとは思わないはずです。

子供が産まれてからではなく、今からそういうマインドを養っておかないと、知らず知らずの内に自己犠牲の精神が生まれてしまうのでくれぐれも気を付けてください。

⑤子供にとっての幸せを考えていますか?

幸せの形は星の数ほどあります。非婚だから、シングルマザーだから子供が不幸になるとは限りません。父親がいない寂しさを感じたとしても、それを上回る幸せなことがあれば、不幸ではないですよね。

ですが、幸せの形を押し付けてくる人たちは身近にいます。両親がいたほうが幸せに決まっている、結婚しないと決めて子供を産むなんて、子供が可哀想だと言ってくるかもしれません。

そんな時、幸せの軸を持っていないと、いちいち心をかき乱されます。年配の人は特に絶対的な正論のように言ってきますので、自分がとんでもない間違いを犯したような錯覚に陥ってしまいます。そして母親であるあなたの心が乱れてしまうと、それは子供にも伝わります。そんな流れは作りたくないですよね。

今、非婚シングルマザーになる前に、改めて子供にとって幸せな環境とは何だろう?とあなたなりに考えてみてください。

ある程度のお金と、子供と過ごす時間は絶対だとして、その他にはどんなものがあるでしょうか。

考えていく中で、非婚シングルマザーになりたい理由やその生き方を、改めて模索していきましょう。

まとめ

両親がいる中で育った子供が幸せとは限らないし、片親の子供が不幸になるかもわからない。そして子供がいないからといって不幸になるとも限らない・・・。

どの選択肢にも絶対はありませんが、世間は自然な形を求めます。それが一番幸せだと思っているからです。ここでいうなら、ある程度の年齢を重ねたら、結婚し、子供を持つことが、自然な形といえます。

ただ、そうはいっても、子供を持たない選択肢、結婚しない選択肢も受け入れられるようになってきました。まだ時間はかかりそうですが、いつかは”自然な形”に仲間入りするのでしょう。

ということは「子供が欲しいけど結婚はしない」という選択肢が珍しくない時代も、いつかはやってくるのではないでしょうか。もちろん、その”いつか”がいつなのかは分かりません。あなたが生きている内に叶うかも分かりません。

ですが、あなたの身近にいる人の価値観なら、数ヶ月~数年の内に変わっていく可能性は十分にあります。

あなたは結婚や子供と、そして社会とどう向き合っていきたいですか?


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