恋愛の辛い時期をラクに乗り越えたい!【5つのケースを紹介】
恋愛が辛い時期にぶち当たってしまうと、いつも別れを選択してしまう人がいます。別れるまではいかなくても、感情的に相手を責める人や、お酒に逃げる人もいる。仕事が手につかないほど苦しんでしまう人もいます。
私たちは愛し愛される関係を一度でも経験すると、その幸せを絶対に忘れません。たとえ、嫌な感情をぶつけられても、裏切られたとしても。
どんなに大好きな人でも・・・大好きだからこそ、いずれ辛い時期というのは訪れます。人と関わる以上、ましてや恋愛のような深い付き合いをするなら絶対に避けては通れないのです。仮に避けて通ろうとしたら、埋められない溝が出来てしまうでしょう。
恋人と深い関係を築く中で訪れる辛い時期。むやみに怖がる必要はなくて、思いのほかラクに、希望を持って乗り越えられる方法はあります。ここでは、恋愛が辛い時期をどう乗り越えるのか、ケース別に紹介。あなたにとって解決に繋がる対処法を見つけていきましょう。
目次
ケース1)好きな人に振り向いてもらえなくて辛い・・・
片思いの楽しい部分ってどんなところでしょうか。いつもよりたくさんおしゃべり出来た時、目が合った時、LINEの返信があった時・・・心から『人を好きになるって幸せだなー』と思います。
ですが、そんな風に些細なことで喜べるのは、相手に見返りを求めないからこそ。仲良くなっていくにつれて、もっと一緒にいたい、相手にとっての一番になりたいという欲が出てきます。
このあたりから、片思いが辛いと感じるようになるでしょう。この辛い時期を乗り越えるには、3つの選択肢があります。
選択肢①辛い気持ちを和らげる
一番におすすめしたいのは、思いの丈を友達に聞いてもらう方法。辛い状況は変わらなくても、ただ話を聞いてもらうだけで不思議と心は落ち着きを取り戻します。
この選択肢のゴールは「こんなに好きだと思える人に出会えて良かった」という、既に手にしている幸せを思い出すことです。
片思い中に辛くなると、自分は何も手にしていないと思ってしまいますが、そんなことはありません。素晴らしい人を見つけたこと、ここまで仲良くなってきたこと、夜眠る直前・朝起きてすぐに思い浮かぶほど大切な人にめぐり合えたこと。既に手にしている幸せもあるのです。
そのことに気付くためには、辛い気持ちを吐き出して心の平和を取り戻す必要があり、そのためには吐き出した気持ちを受け止めてくれる友達が必要だということです。
ただし、友達は選んでくださいね。聞き上手な友達を選ばなければ、不要なアドバイスをされたり、今のあなたには刺激が強すぎる喝を入れてきたりするので、返って辛い気持ちが膨らんでしまいます。
友達に相談する以外であれば、相手好みの自分になれるよう内面や外面を磨くこともおすすめですし、スポーツをして思い切り汗を流すのもいいですね。汗と一緒に嫌なものが流れ出ていく感覚をイメージして辛い気持ちを自分の中から追い払ってください。
選択肢②相手の気持ちを確かめる
人は言葉だけではなく、表情や仕草などで無意識に本心を訴えてくるものです。
たとえば・・・
・あなたのことをガン見してくる→男性は好意のある女性をじっと見つめる傾向がある
・休日や仕事終わりの予定を聞いてくる→プライベートを知りたい=あなたに関心を持っているかも
・LINEの返信が早い→あなたと繋がっていたいと思っているかも
・話している時、顔だけではなく体全体をあなたのほうに向けてくる→あなたに好意があるかも
・会話の中に「君だけ」を強調してくる→特別感を出して好意があることをアピールしているかも
・些細なことにも気付いて褒めてくれる→あなたのことを観察するのが趣味になっているのかも
・あなたの趣味に興味を持つ→あなたが好きなものを自分も好きになりたいと思っているのかも など
元々の性格もありますし、たまたまなのかもしれません。ですが、こうした好意があるサインが2つ3つと出てきたら、告白する勇気や自信に繋がるので知っておいて損はありません。
今回の例は、男性の好意のサインを挙げましたが、男女間で違いがあるので、興味があるなら恋愛心理学について勉強してみてはいかがでしょうか。
選択肢③告白して相手の答えを聞く
とはいえ、大人になっていくにつれ告白の勇気は持てなくなってしまうものです。勇気が湧いてくるのを待つではなく、自分で引き出していく必要があります。
そのためのコツや告白のベストタイミングなどは次の記事がおすすめです。
ケース2)遠距離恋愛・会えない期間が辛い・・・
遠距離恋愛の辛さは、その経験がない人でも容易に想像できると思います。もしくは、遠距離ではないものの、仕事の多忙さに会えない期間が長くなっていくというのも辛いです。会おうと思えば会えるからこその辛さ・・・というがありますよね。
しかも、辛いのは会えないだけではありません。会えないことで相手の気持ちが冷めてしまうのでは・・・、ひょっとしたら既に気持ちが離れているのではないだろうか・・・という不安が膨れ上がってしまい、相手を信頼できなくなってしまいます。
そんな時はどう気持ちを落ち着けて、どう対処していったらいいのでしょうか。
対処法①考えても分からないことは考えない
遠距離恋愛や会えない期間が長くなってくると、考えても仕方のないことで苦しんでしまうことがあります。
一番苦しいのは、やはり相手を疑ってしまった時。愛情が冷めたのでは・・・、浮気しているのではないか・・・と想像すると、居てもたってもいられなくなります。
しかも、相手に尋ねてみてきっぱりと否定されたところで、疑う気持ちはなかなか小さくなりません。自分自身の弱さが幻を作り上げてしまいますから・・・。
このようにパートナーを疑う時期というのは、一度だけではないでしょう。不運な偶然が重なってしまうことで、不信感を持ってしまうのは、この先何度もあるはず。
だからこそ、幻に飲み込まれないよう練習していく必要があります。
大切なのは、事実と想像を分けることです。そして考えても仕方のないことは考えないと言い聞かせること。口に出しておまじないのように唱えてみてもいいと思います。
はじめの内は気休めにもなりませんが、続けていればきっとよい変化は起こります。自分にかける言葉で未来は変わっていくものですから。
自分にかける言葉がポジティブなものであれば、辛い・苦しいのトンネルから早く抜け出すことができます。
対処法②恋人以外の時間を充実させる
今まで、恋人優先で予定を立ててきた人は、この機会に恋人以外の予定を詰めてみてはどうでしょうか。予定に空きだらけだとろくなことを考えません。一人で時間をもてあますよりも、趣味や仕事、友達のことに時間を使ったほうが、健全な考え方ができるようになります。
対処法③相手の環境や立場を想像する
あなたが辛い、寂しいという気持ちを抱えているのなら、程度の差こそあれ、お相手も同じことを思っているはず。ということは、この辛さは2人で共有できるはずです。
共有するためには、自分だけが寂しいかのように訴えてしまってはいけません。寂しいけど乗り越えたいね、頑張りたいねという気持ちを込めて話をしてみてください。
相手の都合がつかずに会えないときでも、そのことを責めるのではなく、会えない辛さを共有できるといいですね。
対処法④楽しみを見つける
遠距離恋愛の醍醐味といえば、久しぶりに会えたときの幸福感です。まるで付き合い始めのようなドキドキ感がありますし、何をやっても・・・むしろ何もしなくても幸せな気持ちで満たされるものです。
この瞬間を楽しみに、自分磨きをしたり、貯金を始めたり、デートスポットを調べてみたりするのはどうでしょうか。ポジティブな暇つぶしができます。
会いたくてたまらないときも、ドラマの主人公になったような気分で切なさを謳歌できるようになれば、怖いものなしです。
ケース3)大切にされている実感がなくて辛い・・・
これは女性に多いケースです。
彼氏に大切にされていないと感じたとき、まず考えて欲しいのは、「それって本当?」ということ。誤解があることも非常に多いのです。
女子のみなさんは、こんな時に『私って大切にされていないな』と感じるようです。
・夜遅くても送ってもらえなくなった
・一緒にしてもゲームばかりで話しかけても反応が薄い
・メイクや髪型、服の系統を変えても気付いてもらえない
・男友達と遊んでも全くやきもちを妬かない
・記念日や誕生日を忘れていた
・付き合う前と後では、まるで別人 など
中でも最も多いのは「昔は大切にしてくれたのに、今は雑に扱われていている気がする」というものですが、男性側からすると、そんなことはありません。
確かに、雑になった部分については認めざるを得ないでしょうが、愛情が薄れたというわけではないのです。そもそも付き合い始めの頑張っていた彼は、本来の姿ではありません。
ですから、あなたへの愛情に変化があったのではなく、彼からすると頑張る期間は終了したというだけ。いつまでも無理し続けることはできませんから、仕方のないことです。
中には騙された!と思うくらい、ガラッと変わる男性もいますが、恐らく、騙そうとしたのではないと思います。あなたを自分のものにしたくて積極的に行動したというだけのこと。
本来の雑な彼を愛せるかは別の話になりますが、大切にされていないということではないのです。
このように、誤解してしまうことも多い大切されていないという悩み。本当にそうだったら、別れて新しい恋愛を探したほうが幸せになれますが、その判断基準が難しいですよね。
男女間の脳の仕組みや考え方・価値観が違う以上、本当かどうかは慎重に考えなくてはいけません。恋愛感情・愛情表現の温度差を感じたときは、こんなことを思い出してみてください。
チェック①あなたは彼を大切にしてきましたか?
大切にされていないと感じた時に、振り返って欲しいのは「あなた自身はどうだったか?」ということです。恋人という関係はお互いを大切に想い合えてこそ、一緒にいられるわけですから。
大切にされていないことが辛いと訴える前に、あなた自身はどうだったか振り返るほうが問題解決に繋がることも多いです。
チェック②彼がどんなことを大切にしているか知っていますか?
せっかく会えたのに、どこにも出かけずに家にこもるなんて手抜きされてる!というのは女性に多い考え方です。ですが、一緒にいるだけで楽しいじゃん!というのが男性の意見だったりします。つまり、大切にしている部分というのが違っている可能性があるのです。
彼には彼の基準があって、あなたを大切にしているのに、それに気付かないというのはもったいない話です。
チェック③自分で自分のことを大切にしていますか?
自分のことを大切にできない人は、一人の男性と長く付き合っていくことが難しいです。なぜなら、自分で自分のことを大切にできない分、彼にその役割を押し付けようとするからです。
仮にものすごく大切にしてもらったとしても、上手く受け止めることができません。穴の空いたコップに水を注ぐようなものですから、いつまで経っても満たされないのです。
大切にしてもらいたいと思ったと同時に、「私は自分のこと大切にできているかな?」という問いかけをセットにして客観的に状況を見ていきましょう。
本当に大切にされていないなら、一刻も早く離れて
誤解ではなく、事実としてあなたを大切な存在として見ていない可能性もゼロではありません。次の項目に多く当てはまる場合は、距離を置く、もしくは別れる選択をしなくてはいけないでしょう。
・デートをドタキャンされることが多い
・こちらから誘っても断られることが多い
・前以て約束をするのではなく、当日いきなり呼び出される形でしか会えない
・暴言を吐かれたり、暴力を振るわれることがある
・何度も浮気されている
・デートはどこにも出かけずに体だけ求められて終わり
上の項目にいくつも当てはまっている中で、長く一緒にいると、あなたの自尊心を奪われかねません。別れる決断は慎重になったとしても、すぐにでも距離は置いたほうがいいです。
ケース4)ケンカばかりで辛い・・・
ケンカが増える時期というのは、自分の気持ちを強く訴えがちです。
自分の気持ちを伝えることは大切ですが、相手の態度や表情、都合などに配慮してあげないと、押し付けているようになります。となると、相手側も言い分があるので、それを強く主張します。
これを繰り返している内に、語気が強くなっていき、感情的になり、失言してしまい・・・という悪循環に陥ってしまうのがケンカです。
ケンカが多くなってしまう原因を探り、根本的に解決するまでは、何度となく同じテーマでぶつかることになるでしょう。ですが、分かり合うために必要な過程でもある以上、避けては通れません。
ただし、カップルのケンカというのは、そのやり方によっては長続きできない関係性を築いてしまうので注意してください。
ケンカになったとしても、感情的になる時間は短めに、あとは問題解決のために建設的な会話を心がけていきましょう。そのためのポイントをまとめました。
ポイント①ケンカを避けようとはしない
ケンカのない関係でいたいのは分かりますが、育ちも考え方も生活スタイルも違う2人が深い関係を築いていくのです。ケンカを避けようと我慢や無理を重ねてしまうのは逆効果です。言いたいことが言えなくて苦しい思いをすることになります。
その内、お互いのストレスが増大して、とんでもない規模のケンカに発展してしまうでしょう。
気持ちを伝え合っている過程で、つい感情的になってケンカになってしまうのはよくあること。想定内だと考えてください。大切なのは、ケンカをしないことではなく、感情的になる時間を短くすることです。
ポイント②翌日に持ち越さない
一度ケンカをしたら何日も何週間も引きずってしまうカップルもいますが、それだと心の消耗が激しくなってしまいます。ケンカは翌日まで持ち越さない!を心がけてください。
ポイント③ケンカ中でも日課はこなす
ケンカが長引いてしまうカップルは謝るのが苦手で、仲直りのきっかけを掴むのがお互い上手ではないと思います。
そこでおすすめしたいのが、ケンカ中であっても普段やっていることはこなしていくというもの。たとえば、モーニングコールが日課ならケンカ中でも同じようにします。同棲しているなら、洗濯や料理など、普段から相手の分もやってあげているという部分はいつも通りにこなしていくのです。
そうすることで、話のきっかけを掴みやすくなるので、早めの仲直りができます。
ケース5)倦怠期が辛い・・・
倦怠期に一番やってはいけないのが、別れることです。長く一緒にいれば、倦怠期は定期的に訪れるもの。その度に別れてしまっては、結婚は当然無理ですし、せっかくご縁に恵まれても自分から手放すことになってしまいます。
倦怠期は梅雨のようなものです。しばらくジメジメと続きますが、いつかカラッと気持ちが晴れる日がやってくるはず。それまでの間は相手に期待せず、理想を追いかけ過ぎず、とにかくストレスフリーでいられるよう心がけてください。倦怠期という辛い時期をサッと終えるには、過去の思い出が役立ちます。
あなただけではなく、2人でやってみてくださいね。
ポイント①ラブラブ期の思い出を辿る
これはかなり効果があると思います。倦怠期になると、ラブラブだった頃が嘘みたいに感じるものですが、当時のデートスポットへ出かけてみたり、その当時の日課をやってみたりすることで、恋人の大切さをリアルに思い出すことができます。
ポイント②してもらって嬉しかったことを書き出してみる
サプライズでプレゼントをもらった日、風邪を引いた時に夜通し看病してくれた日・・・と、恋人の優しさに触れて、幸せな気持ちでいっぱいになった経験は何度となくあったと思います。やってもらって嬉しかったことを思い出すのも、倦怠期には効果があります。もしくは、相手のいいところを挙げてみるのもいいですね。
ポイント③新しい挑戦をしてみる
何でも構わないので、2人で新しいことを始めてみるのもいいでしょう。おすすめなのは、体を動かすことです。スポーツでもいいですし、DIYも楽しめると思います。心地よい汗を流して運動や作業に没頭していると、自然と笑顔で会話する機会も増えていくでしょう。
まとめ
相手が家族にしろ、友達にしろ、人間関係を築いていくのは大変です。辛い時期も幾度となくやってきます。それは恋人関係を築いていく上でも同じです。同じ・・・ではなく、もっと大変かもしれません。
ですが、辛い時期は必ずやってくるものだと分かっていたら、対処法が見えてきますし、心の準備もできます。
感情に任せて別れを切り出したり、傷つけてしまうことがないよう、客観性を持って辛い時期を乗り越えていきましょう。
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